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☆慢性的な便秘に悩まされている
●便意の我慢を繰り返していると慢性化しやすい
会社に遅刻しそうになって朝のトイレタイムを逃してしまったり、便意があるのに会議で抜け出せず我慢してしまった経験がある人は意外に多いかもしれません。こうしたことを繰り返していると、やがて便意を感じにくくなり慢性の便秘に悩まされることにもなりかねません。
便秘は、その原因によって大きく2つのタイプに分けられます。1つは腸に炎症や腫瘍(しゅよう)、狭窄(さく)、癒着などの障害があって、便の通り道が狭くなって起きる「器質性便秘」です。
もう1つが便を肛門へと送り出す腸管の働き(蠕(ぜん)動運動)などが低下して起こる「機能性便秘」です。私たちを悩ませている便秘の多くがこの機能性便秘だといわれています。機能性便秘には3つのタイプがありますが、なかでも慢性化しやすいのが便意を促す直腸の反射機能が低下する「直腸性便秘」です。
慢性の便秘はおなかが張って不快な気分になるだけではありません。便秘が長く続くと硬くなった便が腸管の粘膜を傷つけたり、腸内細菌の悪玉菌によって腐敗が進み発がん性物質がつくられるといわれており、最近日本人に増えている大腸がんの原因にもなります。
こうした慢性便秘を解消するには、冒頭で挙げたような生活習慣を改めていくことが大切です。また、朝起きたら水や牛乳を飲むようにして、きちんと朝食をとり、そのあとで便意がなくとも必ずトイレに行く習慣を身につけるようにしましょう。さらに、適度な運動や十分な睡眠も便秘を慢性化させないための大切な要素です。
●食物繊維やビフィズス菌、オリゴ糖で慢性便秘を解消する
食事の欧米化で日本人の食物繊維の摂取量が減少したことも、慢性便秘が増加している一因です。食物繊維は腸内にある食物のカスなどを集めて便の量を増やすと同時に、水分を吸収して膨張し便の体積を増やします。膨れた便が腸管壁を刺激することで蠕動運動が促進され便意をもよおしやすくなります。
ギムネマ酸も食物繊維と同じような働きをして、便の量を増やします。さらに、人工の食物繊維であるポリデキストロースは、天然の水溶性植物繊維の特性を備えていて、腸内の善玉菌を増やしたり、便の量を増やして便通を改善します。アメリカで開発され、1981年に低エネルギーの食品としてFDA(米食品医薬品局)から認可が下り、日本でも83年に認可を受けています。
乳酸菌の1種であるビフィズス菌は、悪玉菌の繁殖を抑え、腸の働きを活性化させる乳酸や酢酸をつくり出して腸内環境を整え、便秘を防いでくれます。このビフィズス菌の栄養となるのがオリゴ糖やラクトフェリンです。
☆有効な栄養素は・・・・
食物繊維 ギムネマ酸 ビフィズス菌
オリゴ糖 ラクトフェリン ポリデキストロース