<プロローグ>

絶対音楽で成功してやる・・・・・

とりあえず行っとくか、アメリカ。やっぱ、ロスだよなぁ。 ニューヨークなんてさむいしなぁ。

イギリスってがらでもないし。 そーだな、やっぱロスだな。いつか絶対行ってやるからな・・・・

バイト先でいっつもこんなことばっか考えてた。

ロスに憧れたのは、ここの空と同じ色をしてる空があったからかも知れない。  

 

<PAGE 1> 

「・・・・ぐぅ・・」

「こらっ!トモヒサッ!!はよ、おきんね!学校遅れるが。」

「・・・・・・・・ダリィ・・」

「おか-さん、もういくがね。アンタちゃんと起きて学校いきないよ。」

「・・・あい・・・・いってらっしゃ・・・い・・」

悠々30分ほど経ってから這い出た。

あ〜、もう間に合わないなぁ・・・今からだと2時間目くらいかなぁ。

オレの高校は自転車で1時間40分かかる。1時間40分!!

考えただけで気が滅入る。

起きてからさらに10分は経過しようとしていた。  

「うぃ〜〜。おはよぉ。」

「川添また遅刻ね?もう3時間目じゃわ。」

話しかけてきたのはミキだ。彼女はオレと同じでベースをやってる。

「・・・・・おお。」

「今日も練習やっていくっちゃろ?オープンコンサートもうすぐやし。」

そうだ、オレたちのバンドSKY BOYSで出るんだ。

放課後になるのを待って練習場所へと急いだ。  

そこにはもう、トシが来ていた。ヒコさんはまだだった。

金をためにためて買った大事なサンダーバードをとりだしチューニング。

ビィィィン・・・ビィィィン・・・

 

「なぁ川添、ヒコさんの話、どう思うや?」

「ん?東京行きの話ね?きっかけにはなるっちゃねェ?」

 

東京行きの話は前から出ていたんだ。

ヒコさんは東京にツテがあってデビュー出来るって言う。

全部まるごと信じた訳じゃなかったけど とにかくチャンスが欲しかった。

自分自身の可能性を信じていた。  

STORY 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

B B S INTERVIEW STORY LIVEREPORT LINK MAIL

このサイトのいかなる映像・文章も転載を禁じます

BYSstudio(C)