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ン・・・あれ?こんちくしょう・・

トミクラさんのストラップが直んない。

問題はフックだよな・・・ん・・・しょっと・・・

 

「それ貸してみ。オレやってやるよ」

顔を上げると人がいた。

ストラップをサッと受け取るとカチャカチャやりだした。

・・・誰?

 

「はい。直ったよ」

「あ、すいません」

「トミクラさんとこの人?」

「あ、ハイそうです」

「ふ〜ん。あ、なんかわかんないとこあったら聞いてよ。じゃあね」

「あ、どうも」

・・だから・・誰??

 

ほどなくしてさっきの謎の人の正体が分かった。

マツシタさんていうギタリストのボーヤだった。

ボーヤ仲間って言うより先輩だ。

それからよく現場で会うようになって

いろいろ教えてもらうようになった。

アンプのつなぎ方から始まって、

ここのスタジオの近くにはウマいメシ屋がない、とか

あのスタジオのオッサンは恐いから、早く機材を片付けないといけないとか

駐車場の場所なんかも教えてもらったりした。

 

その人の名前は宮崎禎男といった。

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 この小説は一部事実を元にしたフィクションです。

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