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B E E P ! (第5話(e)/第1部) >>>By Clotho<<< 第1部:第5話(e) ドタバタ学園生活(2) 目の前の惨状をどう表現すれば良いのだろう? 金髪で、眼鏡をかけて、角をはやした白衣の先生が、 全身全霊を注いで葛城ミサトの頭をぶん殴っている。・・だろうか? 1-Bが学年集会開始時間に遅れる事約20分で到着。 そして、その原因となる責任者、葛城ミサト女史は 本来制裁を加える立場にある校長さえもが止めたくなるような ものすごい○○○○(自主規制)を受けていた。 ーーーー事が起こる15分前ーーーー 1−Bの教室からシンジが出ようとしたところに 例の、金髪ー眼鏡ー角ー白衣ー先生とばったり出くわしたのだ。 彼女は一言低い声で呟いた。 「全校集会だって・・・聞いてないわよね・・・」 あまりにどすが利いたその声にシンジは自我を失いそうになりながらも そんな事態になっては自分の命に保証がないと懸命に返事をする。 「き、聞いてないです」 語尾に、『命だけは・・』とついていなかったのは偶然としか言いようがない。 「そう・・ミサトは? 葛城ミサト、このクラスの担任のはずの」 「今から職員室に行って探そうと思ってたんですけど・・」 なんなんだ、一体何が起こってるんだ。 なんで僕がこんな恐ろしい目にあわなちゃいけないんだ・・・。 シンジの心には止まる事の無い雨が降っていた。 「そう、それならもう良いわ。 とりあえず、体育館に集まるように学級委員に言って頂戴。」 「あの、僕です・・」 白衣の先生はちょっと驚きの表情を見せた。 (やっぱりね・・どう見たってそんな柄じゃない事ぐらいわかってるんだ。 でも僕だって、やりたくてやってる訳じゃないんだよな・・。) しかし、帰って来た言葉は違った。 「そう、良くミサトが男子を学級委員にしたわねぇ。 でもあなたなら分かる気もするわ。」 納得されてしまった。 でもその前の男子を・・っていうのはなんだったんだろう? 一方、シンジを送り出した面々はといえば 「あれ?シンジ君まだ教室でた所にいるわ」 「あ、本当だ、なにやってんのよ。 ちょっと見に行くわよ」 ぞろぞろとアスカにつられて見に行く。 シンジは誰かと話しているようだ。 「シンジ、誰とはなし・・・」 話している相手はドアの影になっていて見えなかったのが、 なんと金髪の人物だ! しかも、ひ・ど・く怒っている。 ((あちゃ〜・・)) 誰もが心の中で思った。面倒な事に首を突っ込んでしまったようだ。 ・・あ、こっちを見た。 その白衣の先生はアスカを目に留めたらしい、正確には彼女の髪だが。 「あなた、その髪は一体・・・ あら、目も青いわね。ごめんなさい、外人だったのね。 日本語喋れるのかしら?」 「ええ」 アスカの容姿に目を止めたらしい。 目立つもんな。一同、心に思った。 そして、同時に次に来るであろう反応・言葉も予想できた。 その先生はアスカの後から出て来たレイを見てやはり驚いたのだ。 「ちょ、ちょっとその髪の毛の色はなに? 担任がミサトだからって調子に乗ってると・・!」 さすがに水色などと言う色が許される筈が無い。 しかしレイは突然の罵声に驚くことなく冷静に捕らえていた。 (また・・言われるのね・・・。 やはり、私は忌むべき存在なの?いつでも、どこにいても・・・・。) レイは表情には出さなかったが瞳を、そして心を曇らせ、 声の主のほうを見た。 だが予想されたさらなる誹謗中傷はやってこなかった。 レイと目を会わせた相手から、かわりにやって来たのは・・・ 「ごめんなさい・・・あなたアルビノなのね。 知らなかったとはいえ本当に失礼な事をしたわ、許してもらえるかしら?」 丁寧な謝罪の言葉。 先ほどの怒気を含んだ様子は消えうせ、逆にレイを敬うような感じさえ受ける。 レイは、当然ながら生まれて始めて受けた、相手の反応に戸惑った。 周りの生徒達も突然の態度の変化にあっけに取られている。 頭を下げたあと、リツコはレイを見つめていたが、レイの口からは何も出てこない。 「あなた、強いのね。 人の目にも負けず、自分のありのままの姿を保っているなんて・・・」 レイの態度を、毅然、とでも取ったのだろうか 端からは意味不明な言葉をその先生は言った。 「アルビノ・・・たしか色素が足りないライオンとかの症状だったような 人間にもあったんだ。染めてるんだと思ってたわ。 目が赤いってのは凄いシュミしてると思っていたけど・・。」 アスカが続いてポツリと呟く。 レイはまだなにも言わない。 「ええ、色素が足りないために髪の色は脱色された色になり まあ金髪もそうだけど、・・ちなみに私のは染めたから全然感じが違うわよ。 はだも驚くほど白いわ。 そして、もっとも顕著に表れるのが瞳、アルビノ症候群の人は赤くなるのよ。」 白衣の先生はそこで言葉を切った。 「人間でも最近見られるようになったわ。少ないとはいえ増加傾向にあるのは確か。 環境の激変による生態ホルモンへの影響でしょうね。 でも、余りに奇異なその容姿がゆえに・・・人々はそれを隠したがるわ。」 奇異な容姿・・人は、未知のものを拒み、そしてそれを排除しにかかるもの。 ましてやセカンドインパクト時代には・・・・ だがいまは、そんな時代ではないのだ。少なくともそう願う。 「だから、アルビノの人が増えているにもかかわらず見かけない訳ね。」 アスカが納得と言った表情で言う。 「どうやって隠すんや?」 トウジが訳がわからず聞く。 「カラーコンタクトがあるし、髪なんてどうにでもなるでしょ。」 「なるほどのぅ・・・」 「・・・・」 間があいた後、 「所で先生、学年集会があるのでは?」 シンジのはなった一言で、白衣の先生は一瞬固まったあと、 人間とは思えない統率力で1−Bを体育館へ移動させたのだった。 さて説明が長くなったが、1−Bが遅れて来た事を除けば 学年集会は可もなく不可もなくと言った感じで進行した。 そして終了後、葛城ミサト先生が赤木リツコなる 大学時代からの親友に血祭りに上げられたのだ。 どうやら、この赤木リツコという先生は、 怒る時には相当な爆発の仕方をするらしい・・・ 生徒達は後に彼女が理科の先生だと知るが、 彼女の授業ではかなりお行儀の良い子供になることは間違いななかった。 シンジは青い空を見つめながら考え事をしていた。 教室ではすでに三時間目の英語の授業が始まっている。 まだ、ミサト先生の惨状が続いているかどうかは不明だが、 とにかく学校全体の流れは続いている。 シンジはもしかしたらあの二人はいつもあんななのではないかと勝手に推測していた。 でないとしたら周りの先生たちが何かしそうなものだ。 目の前の英語の先生(ショートカットの目のぱちくりしたかわいい先生)などは なんと笑顔さえ浮かべていたのだ! しかし、どうやら彼女も恋愛推奨委員会のメンバーらしいので謎だ。 謎、と言えば綾波レイの行動も不思議だった。 もともとフシギな所のある娘なのは周りも認めるところだが、 いつにも増して『ぼーっと』感が強かった。 シンジものんびりやなほうなので そう言う状態に関してはエキスパートと言っても良いかもしれないのだが。 そして彼が見るところによれば、あれは心地良いボーっとではなく、 こころに動揺が走った時や、考え事悩み事がある時のものだ。 多分集会まえの赤木先生とのことだと思うんだけど なんだか良く分からなかった。アルビノと言うのは病気なのだろうか? シンジが見るかぎり、健康面にはほとんど影響無いように見えるのだが。 シンジが思案している最中でも、もちろん授業は進んでいる。 現在は英語の時間。先ほど言った通り恋愛推進委員会の一人伊吹マヤ先生の担当だ。 彼女は葛城ミサト、赤木リツコと同じ大学の後輩で2人とも仲が良いらしい。 (出典:相田ケンスケの教師間関係白書) ところで英語と言う教科は複雑だ。教科自体の話しではなく、その背景だが。 セカンドインパクト後、世界はかなり混乱した。 どの世界も例外ではなく混乱した。 もともと世界は英語圏の世界が支配的な立場にあったのだが、 これはセカンドインパクト後少しばかり様変わりしたのだ。 まず、復興はやはり先進国が早かった。 先進国は、彼らの近隣の国々を援助、同時に支配力をさらに強めるようになった。 つまり、アフリカや、南米、西アジアなどに。 しかし欧米諸国から離れた東アジア、東南アジアなどは違った。 この地は、人口大国のインドと中国を抱え混乱を極めたのだ。 人口がと言うのはパワーだ。人のいない国など滅び去る意外に道は無い。 そう、かつての先進国はこの状態にあった。 しかし、そのパワーが一度混乱に走った時、悲劇、いや、それ以上の事が起こる。 インド、中国をおそった混乱は元の社会体制の影響もあり半端ではなかった。 かれらはアジアで唯一回復に成功した日本を頼らざるを得なかった。 皮肉にも、人口減少により落ち目を見ていた日本に・・。 つまり、アジアでは唯一日本だけが早い時期に復活を成し遂げ その日本がアジア回復に尽力を注ぎ、再びアジア圏においてかっこたる地位を確立したのだ。 そしてその結果アジアでは英語より、むしろ日本語が普及すると言う結果になったのだ。 国際的な地位も向上し、国連などでも・・・・ 何やら難しい社会の教科書の冒頭部分をコピーしてしまったが、 結局、生徒にとっては普通ならば全くやる気の無い教科となってしまうということだ。 が、まだ続きが有る。 このクラスにはまずドイツがえりの惣流・アスカ・ラングレーがいる。 彼女は英語を喋れる。ペラペラDA!・・かっこいい。 もし、彼女と英語でおしゃべりできたら・・世界は自分のものだと確信できるかもしれない。 さらに英語の先生というのがキュートなのだ!この上なく! 彼女を悲しませるなどということが誰に出来ようか? 多少頭に難がある生徒でさえ彼女のためなら『脳にしわ』を作るのに必死になるだろう。 そんな理由で、この第3新東京市立第一中学校1−Bでは、 英語に異様な、しかし純粋な集中力が注がれるのだ。 (注:純粋ではない集中力 =命の危険のためによる集中力すなわち理科 =テスト前の、自分の指導能力を隠すためのミサトの色仕掛けなどによるもの) それにしても、これ何とかならないかな・・・ 「さぁ皆さん大きな声で〜」 『AーBーCーーーーーー』 大地を揺るがすこの大音量! 周りのクラスはたまったものではないだろう・・。 マヤ先生は、久しぶりの好感触に酔いしれているようだった。 ・・・結局ミサト先生と同じ人種なのだろうか?純粋な瞳からは窺い知れないが。 シンジの心に大きなクエスチョンマークがうかんでいた。 その後、隣のクラス・・ではなくその隣の隣から 理科のリツコ先生がやってきて叱られていた。 マヤ先生まだ新米。 リツコ先生、やっぱり鬼・・・? いや、これは普通の反応だったか! ふう、この学校にいると感覚が鈍ってくるよ。 帰り際に、一騒動起こった。 きっかけは、容易に推察出来るアスカのこの一言。 「シンジ―帰るわよ」 わざわざ自分から大衆に爆弾ぶち込むようなマネしなくても良いのに。 一日中新しい先生、そして小学校とは全く違う先生たちの気風に押されていた クラスメートたちだったが、この一言で突然目に生気を取り戻した。 そう、彼らは忘れていたのだ、自分たちの夢と目標を!! 「「 それは一体同言う事(だ)?! 」」 突然詰め寄られてズサと後ずさりするアスカ。 (しまった・・日本の風習を忘れていたわ・・・ ―――― 一緒に帰る=できてる ――――― こうなったら、レイにも播きこまれてもらいましょう) 理不尽な、そして意味不明な理由により、レイも巻き込まれた。 「れ、レイも一緒に帰ってるのよ」 「「 なに? 」」 レイにも、取り巻きが出来た。 ・・・が、無視。完全無視。 授業が終わったから、彼女は帰りの用意を淡々としている。 必然的にその視線は後ろに座るシンジに向かった。 とくに、こちらが思いっきり反応して顔を赤くしているのであれば。 「べ、別に一緒に帰るって言ったって道を教えてあげただけだよ」 「いや、それだけではない筈だ!!」 「それでは、今日も帰る理由がないではないじゃないか!!」 「碇君、帰りましょう」 火薬に、火を振りかけるとはこの事だよ・・・。 凄い、綾波凄いよ、ここまで完全に人を無視できるなんて! だが、やはり只ではすまなかった。 「おい、無視するきかよ」 ちょっと髪が茶色に染まりかけている男子がレイに絡んで来た。 中学になると、何故突然不良というのが生まれるのだろうか? 永遠の謎だ・・・。『突然』、ならなくてもいいのに。 「中学の空気は自由にする・・だったっけ?」 どこかの本で見かけたような見かけなかったような言葉をシンジは呟いていた しかし、絡まれたレイだったが、聞こえなかったとでも言った風に 声をかけた方には視線をちらりとも向けずにシンジの脇に立った。 余りの態度に相手は怒って来ている。 そして、 『ドン』 レイが、そいつに押された。 シンジの机とぶつかって、ガシャンと音を立てる。 「何するんだよ!」 「ちょっとアンタ!」 シンジとアスカが反応する。 シンジはレイを支えようとし、アスカは駆け寄って来た。 先ほどまでの、ちょっと浮いた雰囲気は完全に消えた。 そして、アスカと対峙している相手を中心に緊迫した空気が広がった。 周りの取り巻きも、今更場を離れる訳にも行かないぐらいに。 アスカが、シンジとレイと、相手との間に割りんで正面きってにらみつける。 アスカも背が高いので身長差はあまりないが、相手のほうが上なのは間違いない。 それに体格をみたら、余り賢い選択ではなかったかもしれないが。 が、しかし、アスカがひるむ様子はない。・・・・思いっきりガンを飛ばす。 「綾波大丈夫?」 「問題ないわ」 一度は倒れこんだもの相手もそんなに強く押した訳ではない。 すぐに起きあがれるようだ。怪我も無い。 アスカはちらりとレイの様子を確認したあと、また相手をにらむ。 「レディーに暴力を振るうなんて最低ね。」 「無視するからだろ。」 強い口調・・だが、 相手の目にはレイが怪我をしてないと見て安心しているのも見て取れた。 アスカは、相手が一度このような状況になってしまったため 引くに引け無くなってしまったという感じを受けた。 まだ出会ってからまもない。 相手もレイがほとんど話す事がないというのを知らなかったのだろう。 アスカも最初はカチンと来たものだ。 誰でもあそこまで極端に無視されると反感を持ってしまうものだ。 つまり、相手を良く知っていれば起こらなかった些細な出来事だったのだが・・・。 アスカは、自分の事となると話しは別だが、状況を見る力はある。 ・・つまり、こいつは特に悪気が合ったわけじゃないのよね。 この時期の男には好きな相手に逆につらく当たってしまうと言うジレンマもあるというし。 もしかしたら、そんなかわいい所だって持っているのかもしれない。 アスカは、ちょっとだけ相手を微笑ましく思いだしていた。 この年にしてトンでもない洞察力・・・とても相手にはしたくない相手だ。 だが、事の背景は分かったものの依然状況は厳しい事に変わりは無かった、 みんなが見てる前で事が起こってしまったためこのままというわけには行かない。 かといって、このままケンカ状態にあるのは双方の思うところではない・・。 『ガラ』 職員室員に行くと言っていたヒカリがクラスに入って来た。 何やら異様な雰囲気に驚いているようだ。 ヒカリ!らっきー彼女なら何とかしてくれるはず! だが、アスカの幸運はそう長くは続かなかった。 その後ろから、ヒカリの言う、『The バカコンビ』が入って来たのだ。 いつでもどこにいても、問題をややこしくするとヒカリは嘆いていた。 話の中にトウジばかり出て来た事をアスカは不審に思っていたが、 どうやらこいつは喧嘩っ早いらしい。 そして、何かに集中して見入っているケンスケと空気を読む事が出来なかったトウジは づかづかとケンスケの席、すなわち問題の核心地へと突入して行ったのだった。 「ちょ、ちょっとトウジ・・」 「なんや?」 ヒカリは慌てて二人を止めようとするが、 あからさまになにか問題があるわよ、等とは言えず、困ってしまった。 「その・・・ほら、相田君」 「ん?」 なにやら雑誌を見ながらという危険な歩行をしていたケンスケが顔を上げる。 彼は、結構気がきくのだ。・・・アホだけど。 辺りを見まわして気づいたらしい。しかし反応はヒカリとは違った。 「なんだ? もめてるのか?」 ズバリ核心を着いて行けるのが彼の良い所だ。 事態の発展がないまま、周りの取り巻きは自然と3人の為に道を明けた。 行方には、アスカと、彼女と対峙する男子が一名。 だが、そんな事はケンスケにとって問題ではなかった。 「Oh my GOD""""^^^^^^^!!」 突然のシャウトにアスカと対峙していた男子もビクッと振り向く。 何が起こったのか分からなかったが、アスカは解決への道は閉ざされたとおもった。 「い・・一体これはどういう事だ?! 何故碇と綾波が抱き合っているんだ!!」 かれはアスカ達の後ろで『シンジに抱きかかえられているレイ』 という構図を見て悲鳴、そう、魂の叫びを上げたのだ。 たしかに、始めから事の流れを見ていなければそうとも見えるかもしれない。 何故二人がそのままの状況にあるのかは謎だが。 だが、相田ケンスケはそこにとてつもない解釈を付け加えた。 「まるで、魔王碇シンジが美女二人を手玉に取り、 それを救い出そうとした勇者が、洗脳された美女と戦う事になってしまった悲劇!! そして・・壮絶な戦いが行われ、結局その場に生き残ったものはいなかったという・・『ドゲシ』フギャ」 途中から自分の世界に入り出したケンスケは、ヒカリの一撃で撃沈された。 しかし、有り難いことにこいつのお陰で張り詰めた雰囲気はなくなっていた。 「ほら、早く謝まっとけよ・・」 なにやら、先ほどの男子の友達らしき人物が呟いているのが聞こえた。 そして、その言葉に促されて、 「許してくれ、悪気はなかったんだ。」 レイに謝ってくれた。これでレイが謝罪を受ければ万事解決。 すでに周りの人は一見落着かと帰り始めた。 アスカもほっと一息ついた。 さすがにクラスメートを血祭りにあげるのはつらかったのだ。 特に、ミサトが血祭りにあげられているのを見た後では、うんざり! 「ほら、さっさと許しちゃいなさいよ、 怪我もしてないでしょ?」 「・・・・許す?」 「気にしてないよっていってあげれば良いんだよ」 「そう、気にしていないわ。」 「そうか、・・・なんか変だけど、ありがとな。」 そう言うと、ちょっと照れ笑いを残して先ほどの友達と去っていった。 やっぱり悪いやつではなかったようだ。 「変ね・・・・」 レイがポツリと呟いた。 もうシンジの腕の中ではない。 「何が?」 アスカが聞く。 「あの人、謝っていたわ。」 「そりゃそうでしょ。一応、アンタを倒したんだから。」 「そう・・・・」 「・・・・アンタのほうが変よ」 「そう」 レイの不思議な反応にアスカとシンジは少しばかり首をかしげたが、 もっとおもしろい物を見つけてしまった。 ヒカリが一撃でのしてしまったケンスケを復帰させるのにてんてこ舞いしていたのだ。 だが、予想以上に厳しい一撃だったらしく、泡を吹いて倒れたままで 今度はヒカリの顔が青くなっていくのだ。 そして、その横で トウジの訳のわからぬ・・・といった取り残されてる感じがまた哀愁を誘った。 ////笑////続きを読む TOP 戻る 良かったら感想を送ってくださいunnmeiya@mail.goo.ne.jpまでお願いします。 |