■疼痛性障害
訴えが痛みである神経症です。
心理的要因、ストレスがその発症、重傷度、悪化、持続に重要な役割を果たしていると判断されます。
- 症状
身体の様々な部分に痛みを訴えます。原因は精神的なものです。詳しく、色々な検査をしてもはっきりとした結果は出てきません。
痛みの虜になっているため、不幸の根元が、その痛みにあるかのような言い方をします。痛みさえなければ、生活はこの上なく幸せに感じるようです。
診断基準は
- ひとつ以上のところの疼痛がある。
- 痛みのためにひどく苦痛を感じていたり、仕事や社会生活上で障害が出てくる。
- 心理的な要因が、疼痛の原因やその深刻さ、再発などに深く関わっている。
- 疼痛は本人がわざと作り出していたり、痛がっているふりをしたりしているのではない。
- この疼痛は感情障害、不安障害、その他の精神病の症状として説明が付かない。
- 原因
ストレスが大きな原因です。身体を通して内的葛藤を象徴的に表現しようとします。つまり、心からのSOSの信号のようなものです。
中には失感情症を患い、言語で内的感情状態を明確化することができないので、身体が感情を表現する人もいます。
また、自分は罪を受けなければ、当然の報いだと確信を持っている人もいます。
- 経過と治療
疼痛性障害の痛みは不意に始まり、数週間から数ヶ月のうちに強さを増してきます。
経過は慢性的で、苦痛に満ちあふれ、まったく何もできない状態となりますが、予後は様々です。
治療はストレスを軽減させる心理療法や抗うつ薬、抗不安薬などが使われることがあるようです。
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