SRの会 例会報告


2002年 関東例会
 

1月例会(1月13日)

 1月13日(日)に「銀座ルノワール渋谷店」の6号会議室で、午後1〜5時にかけて「SR関東例会1月例会」が開催されました。12月を上回る18名もの出席者がありました。
 ところで、依然として発行されない「SRマンスリー」2001年11月号は一体どうなっているのか? と思われている方が多いと思います。1月13日にゲラ校正が終わりました。もう皆様のお手元に届くかと思います。
 発行が遅れて、本当に申し訳ありませんでした。
 また、今月号に投稿してくださった会員の方々、本当にありがとうざいました。助かりました。

 今回はオークションでけっこう出物がありました。ウィリアム・ピアスン『すばらしき罠』(ハヤカワポケットミステリ・336番)は九〇〇円の当日最高値を記録しました。

 ちなみに、12月例会報告で紹介された多岐川恭の短編「団地のロメオ」は、『血の色の悲劇』(桃園文庫)に収録されています。昭和62年の刊行なので、ちょっと頑張れば古本屋で見つけることができるかもしれませんね。読んでみてください。

 次回の例会は、平成14年2月17日(日)に「銀座ルノワール渋谷店」の6号会議室で開催されます(もうすぐですね)時間は、午後1〜5時です。
 記念大会が終了した翌週なので、参加された方から大会の話を聞くことができると思います。お楽しみに。(廣澤吉泰)

2月例会(2月17日)・3月例会(3月3日)のご報告
 例会報告を書こうと思っているうちに、2月は終わってしまいました。1月は去り、2月は逃げるって本当なんですね。なぁんて、すましている場合ではありませんね。真面目にやります。

 2月は、諸般の事情があって午後3時までしか会場にいられなかったため、実態はよくわからないのですが、とりあえず私がいた時点では参加者は8名程度のこじんまりした集まりでした(その後、午後5時までには何人か現れ、最終的にはいつも程度の人数にはなったようです)
 この日のトピックとしては「謎の新入会員」が現れたことでしょうか。見慣れない男性が会議室の入り口から顔を覗かせて、
 「こちらSRの会ですよね?」
入り口近くにいた、山前氏が「そうですよ」と応えると、その人物は「スガワラです」と、自己紹介。しばらくはおとなしく座っていたのですが……、どうやらここは自分のいる場所ではないのでは、と思ったようで、
「案内のメールをいただいたのですが……」と、質問。
「どなたから?」
「アラカワさんから」
「??」
ここでスガワラ氏も勘違いに気づいたのか、そそくさと立ち去りました。それにしても、最初に「SRの会」って質問していたのになぁ。SR違いだったのでしょうか?

 それから3月。三寒四温とはよくいったもので、先日までの陽気とはうってかわった寒さに外出を控えた人が多いのか、それとも子供の雛祭りに付き合う会員が多いためか、はたまた「ベストテン」の結果発表が延期になったことを知ったためか、出席者は10名でした。
 次回の3月24日は「ベストテン結果発表」です。たくさんの方々の参加をお待ちしております。
 さて、当日は、3?5月の例会スケジュールを決定し、また最近発行されました「SRマンスリー 320号」に掲載されているリストを見ながら投票に思いをはせておりました。ところが……、

「加納朋子の『ささや さら』って129番っておかしくない?」
「129番にある北川歩実『真実の絆』は、139番になっているよ」
「響堂新『ゴールド』も139番だ」
「ところで、《評論・周辺書》の63番って何?」
「むむ。『63 若島正 乱視読者の帰還 このミステリーがすごい! 
2002年版』 ……。これってこういうサブタイトルなんですか?」
「んなわけないだろ!」
 
と、いった投票に影響しそうな誤りがいくつか見つかってしまいました。この点は、集計を行なう横堀氏に伝えて、善処してもらうこととなりました。

それから当日の古本オークションは、東の古本女王・石井さんが参加していた割には極めて穏やかな展開でした。波乱と言えば、西村京太郎『札幌発23時25分』(角川文庫)でしょうか。
「(カバー裏のあらすじを読む)
 航空スト当日、暴力団川田組組長の有罪の決め手となる重要な証人を、札幌地裁まで連れていかなければならない事態が発生した。タイムリミットは深夜零時! 証人を連れて東京を出発した十津川警部の行手には、それを阻止せんとする川田組弁護士佐伯の手の者が……。
 ね。よくあるトラベル物と違って面白そうでしょ!」
 と、熱っぽく紹介していると、
「だったら、お前が読んでみたら」
 と、いうことで私が落札しました(笑い)
 おそらく「SRの会」に入会していなければ、そして東京例会に出席しなければ、この本を手にすることは一生涯なかったでしょう。「SRの会」はこのように自分の読書の幅を広げてくれるのです。
                                           (文責:広沢吉泰)

3月(ベストテン発表)例会報告

 平成14年3月24日(日)13〜17時、ルノワール渋谷店の5号会議室において今月二度目となる東京例会が開催されました。今回は「2001年ベストテン」発表ということで、初めて参加して下さった中山さんをはじめ17名もの会員が集まりました。

 ベストテンの結果は近々発行される「SRマンスリー」の321号をいただくこととして、ここで簡単に述べておくと、国内の一位は「やっぱり」でしたし、海外の一位は「SRらしい」ものでした。周辺書・評論部門の一位は「これしかないだろう」というものであったことをご報告しておきます。どういったものか、推理を働かせてみてください。

 当日は、ベストテン結果に関する感想、「SR大賞」の選出、恒例の自己紹介、古本オークションと盛りだくさんであったためか、あっという間に時間が過ぎました。
 ベストテンに関していえば今回は締切が3月22日までと長かったため(例年は3月上旬が締切)か、直前の追い込みでかなり読まれたようです。22日の金曜日に有給休暇を取ってまで読んだ会員もいました。素晴らしいファン魂です。
 投票結果に関しては、「松尾由美の『銀杏坂』が24位とは」とか「『魔の淵』の海外部門最下位は意外だった」という声も聞かれましたが、概ね妥当な結果という雰囲気でした。
 
 次回の例会は4月14日(日)です。
 当日は関西地区でのみ放送された「安楽椅子探偵とUFOの夜」のビデオを上映します。問題編・解決篇を一挙に上映するため、午後1時30分になったら問答無用で上映しますので時間厳守でお願いします。          (文責:広沢吉泰)

4月例会報告

 平成14年4月14日(日)13〜17時、ルノワール渋谷店の6号会議室において今月二度目となる東京例会が開催されました。今回は、さる3月に関西ローカルで放送された「安楽椅子探偵とUFOの夜」の上映会を企画しました。問題編と解決編を一挙上映ということで、上映開始を13時30分としたところ、前回に続いて参加して下さった中山さんをはじめ9名の会員が上映前に集まるという好成績でした(最終的な出席者は15名)

「安楽椅子探偵とUFOの夜」については、やはり一挙上映は無謀だったのか(また問題の難易度が高かったためものあってか)皆さん推理まで力が及ばなかったようです。
 個人的には、今回のようなワンアイデアでの犯人絞り込みよりは第1弾、第2弾のような消去法スタイルでの推理が好きなので、その点が不満だったのと、演出が悪乗りしすぎていて、その分笑えなかった、ということから、これまでで最悪という評価にさせていただきたい(もちろん密室トリックを解明した江戸川・横溝・松本のオタクトリオ、という捨て難いキャラクターもいるのだが……)

 また、当日「SRマンスリー」の321号の版下受け渡しも行なわれたので、4月中には発行できる目処が立ちました。日本で(いやひょっとしたら世界で)一番最後の2001年ベストテンの結果を楽しみにしていてください。

 この日の古本オークションでは連城三紀彦『人間動物園』(双葉社)が1500円という高値で落札されました。改めて連城人気の根強さを痛感させられました。

 次回の例会は5月12日(日)です。最近は、新しい方がきているので、ベテランの例会員の方、ぜひとも参加をお願いします。
                (文責:広沢吉泰)

5月例会報告(5月12日)

 今回はどうしたものか人の集まりが非常に悪く、最終的に7名、延べにしても8名の参加しかなかった。
 当然のことながら全体として沈滞したムードで終始し、ニヒルでアンニュイな時間がただ密々と流れていった。
そうした時代の空気を反映してか、フランスのミステリについての話題がいちばん盛り上がった。
 最近フランス小説にこっているというKさんが、ルルーやステーマンやヴェリー、果てはミステリの枠を離れてデュマ、バルザック、シューなどの未訳作品について語っておられたのは非常に興味深かった。それを受け、バルザックにこっているというO君が「従妹ベット」や「谷間の百合」等の魅力についていつものように熱い口調で語り、バルバルでザックザクな感があった。
 また、久生十蘭専門家・Sさんの十蘭話は常の如く含蓄に富んでおり、「第1ルレタビーユ」が「黄色い部屋」と「黒衣夫人の香り」を一緒くたにして十蘭流にアレンジしたという、知ってる人は知ってるが知らない人は全く知らない話を聞かせていただき、勉強になった。今年は横溝生誕百年であるばかりか、十蘭と渡辺温の生誕百年でもあるそうだ。そうしたことを忘れては申し訳が立たないと思わせられた。
 更に、一部で話題になっており、今度ポケミスで翻訳が出るという「おフランスのカー」ことポール・アルテは本当に面白いらしいということで、大いに期待させられるものがあった。
 そういえば、今巷ではシルヴィ・バルタンがリバイバル・ブームになってるとも聞く。時代はおフランスなのかも知れなかった。
 その後、一部メンバーは飯を食いに飲み屋に行ったようだったが、筆者はうちに帰った。だから二次会が盛り上がったかどうかは分からない。
おしまい。
(文責・F)

6月例会報告(6月2日)
 
 6月13日(日)に「銀座ルノワール渋谷店」の6号会議室で、午後1時〜5時にかけて「SR関東例会6月例会」が開催されました。午後1時の段階では、4名しかおらずに、一体今日はどうなることかと心配してしまいましたが、読書会を開始する3時近くになると徐々に人が集まり始めて、最終的には12名の出席となりました。その中には「火曜サスペンス劇場」の撮影の立会いを終えて駆けつけてくださった、佐竹さんもいらっしゃいました。ほんとうにありがとうございました。

 さて、「横溝正史生誕百周年企画」ということで実施した「『蝶々殺人事件』読書会」については、8月中旬発行予定の「SRマンスリー323号」に掲載されますので、ここでは詳しくは語りませんが、各自が持参したテキストが角川文庫だけでなく、春陽文庫や、講談社の「横溝正史全集」、あるいは「現代推理小説体系」(講談社)の横溝正史集、と様々であったのは非常におもしろく感じました。

 そういえば例会当日、横溝話で盛り上げる中、どういったはずみか「ラバウルって、どこの国だっけ?」ということになりました。別にどうでもよいことかもしれませんが、調べてみたらラバウルはパプア・ニューギニアのニューブリテン島にある、ということが分かりました。知っていて損はないと思います(得することもないかもしれませんが……)

 次回の例会は、平成14年7月7日(日)です。「横溝正史生誕百周年企画」第二弾ということで、横溝正史の書庫が再現されている「世田谷文学館」に集合ということで考えています。時間は、いつもどおり午後1〜4時です。
(廣澤吉泰)

7月例会報告(7月7日)
 
 7月7日(日)、七夕の日の例会は、いつもと趣向を変えて「世田谷文学館」での会合となりました。午後1時?4時の間に世田谷文学館に集合! という非常に漠然とした招集だったので、無事合流できるかどうか不安だったのですが、文学館に行く前に会員のM川氏の古本(私鉄K沿線のS駅にある)を見学する会が企画されたこともあって、比較的まとまった人数で動いたため、その心配は杞憂に終わりました。
 文学館では、横溝正史をはじめとする世田谷ゆかりの探偵作家の展示をみるものあり(少数)、久生十蘭の初出誌をコピーするものあり(一名)、喫茶店でだべるものあり(多数)と、各人が各人なりのすごし方をしていました。
 最終的な、出席者は14名。各駅停車しか停まらない「芦花公園」で開催した例会の割には、結構たくさん来ていただけたなぁ、というのが率直な感想です。これも横溝正史のお導きでしょうか。

 次回の例会は、平成14年8月11日(日)です。会場はいつもの「銀座ルノワール渋谷店」の6号会議室。時間は、いつもどおり午後1?5時です。「マンスリー323号」の発送例会を予定しておりますので、奮ってご参加ください。
 なお、323号の原稿は現在も募集中です。7月13日(土)までにいただければ、323号に掲載できます。特集以外の原稿でもけっこうです。よろしくお願いします。  (廣澤吉泰)

8月例会報告(8月11日)
 
 8月の例会は、11日(日)に「銀座ルノワール渋谷店」の6号会議室で開催されました(時間は午後1〜5時)お盆休みで帰省しているからか、あるいはあまりの猛暑に外出を控えた人が多かったのか、出席者は10名ほどでした(暑さのあまり、正確な人数を確認しておくのを忘れてしまいました)
 この日は予定通り「マンスリー323号」の発送作業を行いました。323号の編集は、担当の山前・廣澤が7月下旬から8月上旬にかけて東京を離れることとなり、非常にタイトな日程での編集作業となったのですが、各執筆者の協力もあり、例会に間に合わせることができました。ありがとうございました。

 当日は、いきなり発送作業に入る熱の入りようでした。ひさしぶりの発送作業、ということで会員の方々も燃えていたのでしょうか。早々に作業を終わらせて、あとはいつもどおりの雑談と本のオークションでした。詳しい内容は暑さのあまり脳から溶け出してしまったようで、よく覚えていませんが、橘外男『コンスタンティノーブル』(中公文庫)や『まほろ市の殺人』(祥伝社文庫)が部屋に転がっているところを見ると、きっと落札したのでしょう。たぶん、そうに違いありません。
 ひとつだけ記憶に残っていることがあります。会員の小貫風樹氏が、8月一杯で実家の北海道に戻ることになりました(その絡みで北海道談義に花が咲きました)
 小貫氏は、「SRマンスリー」のインデックスのデータ入力作業をしていたのですが、そちらはきちんと終わらせたうえでの帰郷となりました。独特のミステリ観を直接聞けなくなるのは残念ですが、今後は誌上でいろいろと活躍してくれることでしょう。小貫氏の北海道での新生活が充実したものになることを祈念します。

 次回の例会は、平成14年9月15日(日)です。前の週に浅間温泉で「全国大会」がありますので、その報告も聞けるかと思います。大会に行かれた方も、行けなかった人もふるってご参加ください。
 また、324号の原稿は8月末日が締め切りです。特集の芦辺拓についてや、特集以外にも、江戸川乱歩賞の受賞作の感想や寸評等の原稿があれば関西編集部の谷口年史氏の方にお送りください。よろしくお願いします。 
(廣澤吉泰)

9月例会報告(9月15日)
 
 平成14年9月15日(日)にルノワール渋谷店の2号会議室で開催された、9月の関東例会はいつもと趣きを変えた「探偵講談会」となりました。「名張人外境」の主催者である中相作氏から、9月のはじめに次のような内容の申し入れがありました。「講談師の旭堂南湖氏が、探偵講談で海野十三をとりあげるにあたり未亡人へ挨拶のため上京する。この機会に探偵講談を上演し、東京のお客さんの反応を知りたい、ということで会場を探しているのだが手頃な会場が見つからない。そこでSRの例会を利用させてもらえまいか」
 その申し入れを受けて、急遽会議室を収容人数の多いものにする等の対応をして実現したのが、今回の「探偵講談会」です。会員外の方にも「名張人外境」の掲示板を通じて呼びかけたりした結果、急な告知にもかかわらず当日は会員・非会員合わせて28名が集まりました。
 会場では「二銭銅貨煎餅」と、参考資料として7月に名張で開催された探偵講談会のパンフレットを配布(旭堂南湖氏のプロフィールや芦辺拓氏が「探偵講談」を紹介した新聞記事等が掲載)しました。いずれも中氏の提供によるものです。本当にありがとうございました。
 当日の演目は、次の通りです。オーソドックスな講談2本と探偵講談1本というラインナップです。

  寛政力士伝〜雷電の初相撲
  怪談・小夜衣草紙〜蛤の吸い物
  (中入り)
  江戸川乱歩一代記〜乱歩と神田伯龍

「乱歩一代記」は芦辺拓氏の原作によるもので、こちらは11月2日に開催される旭堂南湖氏の東京公演でも上演されますので、今回聞き逃した方は、そちらに足を運んでいただければと思います。この東京公演では、旭堂氏の持ちネタである「二銭銅貨」等の他の探偵講談も披露される予定なのでお楽しみに。

「探偵講談会」の終了後は、南湖氏も加わっての、いつも通りの飲み会となりました。私自身はひさしぶりに参加したので気づかなかったのですが、常連の方によれば宴会でのテンションはいつも以上だったそうです。これも「探偵講談会」での盛り上がりが、そのまま持ち込まれたからでしょうか。
 
 次回の例会は10月6日(日)です。今回に変わらぬ盛会になればと思います。           (文責:広沢吉泰)
 
10月例会報告(10月6日)
 
 10月の例会は、当初予定されていた13日(日)を、諸般の事情により6日に変更して「銀座ルノワール渋谷店」の5号会議室で開催されました(時間は午後1〜5時)急な変更にかかわらず12名もの出席者が集まったのは映画「三本指の男」の魅力でしょうか。

「三本指の男」は、ミステリーファンクラブの「千代田クラブ」から提供していただいたいたものです(会員の方がCSの東映チャンネルで録画したもの)
 1947年(昭和22年)12月8日に公開された、この映画は片岡千恵蔵が金田一耕助を演じたものの第1号です(配給:東横東映 82分)原作は、横溝正史の『本陣殺人事件』。『本陣−』は旧「宝石」に1946年(昭和21年)の1〜12月号にかけて連載されていたものですから、連載終了後即映画化が開始されたというタイミングでしょうか。
 あまり詳細に感想を語って、これから見ようという人の興趣を削いでもいけないので、簡単に印象だけを述べますと、原作を読んでいる人間でも驚くことができる結末であることは保証できます。千恵蔵が原作を敷衍した推理――「××だった」を語りだしたので「原作に忠実なのか?」と思ったらいきなり「そう思わせることが犯人の狙いだったのです」ときたものだから、びっくりしてしまいました。
 何か機会があれば、一度はごらんになっておくことをお勧めします(でも、一度見れば十分だと思います)

 また、当日はひさしぶりにオークションも開催されました。最高値をよんだのはまだ書店に流通する前の『髑髏島の惨劇』(マイケル・スレイド 文春文庫)で落札値は600円でした。新刊書店で買えば1000円はする文庫なので、人よりも早く読めることも考えれば非常にお得な買物だったといえるのではないでしょうか。

 次回の例会は、平成14年11月10日(日)です。会場は同じ「銀座ルノワール渋谷店」の5号会議室。ふるってご参加ください。それから、今年最後の例会は12月8日(日)です。会場・時間はいつもどおりです。また例会後には忘年会を計画しています。少し早いですが予定をいれておいてください。

 11月の例会の前週の11月2日(土)には、前回の例会会場にて講談を演じてくださった旭堂南湖氏の公演「探偵講談、乱歩を読む」があります。ご興味のある方は足を運んでいただければと思います。

「マンスリー325号」は、鮎川哲也先生の逝去を受けて、その追悼文を募るなどしたため発送が遅れていますが鋭意編集中とのことです。また「マンスリー326号」の原稿は10月末日が締め切りです。特集の久生十蘭について、あるいは特集以外にも寸評等の原稿があれば関東編集部の私の方までお送りください。よろしくお願いします。
(廣澤吉泰)

11月例会報告(11月10日)
 
  11月の例会は10日(日)に「銀座ルノワール渋谷店」の5号会議室で開催されました(時間は午後1?5時)。当日会場に赴くと1階店舗部分がシートで覆われており驚かされました。「例会は開催できるのか?」と心配になったのですが、地下の会議室は通常どおり営業しており事なきを得ました。なお、1階部分の改装工事は来月以降も継続していますので、来月例会に出席される方は工事中だからと慌てないで脇の入り口から地下の会議室の方にいらしてください。

 前の週(2日)に「探偵講談、乱歩を読む」があり、その後の大宴会もあったためか、参加者は10名程度でいつもより若干少なめでした。いつもどおりにミステリやそれ以外の話題で盛り上がりました。

 次回の例会は、平成14年12月8日(日)で発送例会となります。会場は同じ「銀座ルノワール渋谷店」の6号会議室。ふるってご参加ください。また、例会後の忘年会はいつものような流れでどこかの店にゆくのではなく、予約していきますので参加表明はきちんとお願いします。
(廣澤吉泰)

12月例会報告(12月8日)
 
 平成14年12月8日(日)に、今年最後の「SRの会」の関東例会が開催された。喫茶「ルノワール」は「スターバックス」を意識した洒落た「ニューヨークカフェ」に模様替えをしたため、例会の会場がなくなってしまったのか、と心配した会員の方もいたようですが、地下の会議室「マイスペース」はこれまでとおりに営業しているのでご安心下さい。

 今月の例会は終了後に忘年会もあるということで、参加者は(一瞬だけ顔を出した戸田和光氏を含めると)18名の多数にのぼりました。多数の参加者がいたこともあり、発送作業は予定よりも早く終わりました。しかし、いつもの「マンスリー」よりも厚いため(通常は24頁、今回は32頁)封筒に入れるための「三つ折り」の作業が非常に大変でした。
 今回の話題は、なんといっても久生十蘭の『幽霊遠島船』でしょう。「マンスリー325号」の26頁を見てください。そこには大東亜出版社から刊行された久生の著作が3冊記されていますが、いずれも「内容不明」となっています。いずれも満州国で刊行された本のため、さすがの沢田氏も実物を見ることができなかったのです。しかし、とある古書目録に『幽霊遠島船』が掲載されていたのです。価格は38万円(!)でも、沢田氏は注文するそうです。まさにマニアの鑑といえましょう。沢田氏が当選することを祈りたいと思います(無抽選のような気もするが……)

 ひさしぶりの人が多かったので、ひさしぶりに「自己紹介」をやってみたら、古本屋で買った『饗宴』に著者が人にあてた手紙がははさまっていたとか、以前図書館で読んだクリスティの『シタフォードの殺人』には伏線の部分に傍線がひかれていたので真相を見抜くことができた(読んだ会員は、読後傍線をひとつひとつ消したそうです)とか非常に興味深いエピソードを聞くことができたのはうれしく思いました。
 また、会員の深堀氏の作品が、現在発売中の「SFマガジン」1月号に掲載されています(深堀骨名義)ご興味を持たれた方は手にとってみてください。

 古本オークションでは城昌幸『金紅樹の秘密』が300円、『ナボコフの1ダース』が100円等と相変わらずの暴力的な価格で希少本が落札されていきました。この値段に義憤を感じる方は、ぜひ例会に参加して、SR価格をより市場価格に近いものにしていただければと思います。

 次回の例会は1月12日(日)です。久しぶりに来られる方は、先に述べたように「ルノワール」は「ニューヨークカフェ」に変わっていますので、ご注意を。それではよいお年を!

(廣澤吉泰)
 
 
 
 

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