SRの会 例会報告


2005年 関東例会
 

1月例会報告(1月9日)

 あけましておめでとうございます。旧年中はいろいろとお世話になりました。
 さて、2005年最初の例会となる1月の関東例会は、1月9日(日)に「ニューヨークカフェ」渋谷パルコ横店の地下会議室「マイスペース」6号室で開催された。

 一年のはじめということで、ざっくりと2005年の例会の予定をたてる。上映会や「ミステリの舞台を歩く」企画等を計画を立てた。ちなみに、今年の全国大会は9月10〜11日で開催の予定。会場は幹事のO川氏によれば「静岡県で三島より南」詳細はこれから決めていくので、とりあえず予定だけはあけておいて欲しい。

 これまた一年のはじめということで、「SRマンスリー」でも新企画を立ち上げることに。題して「巨匠たちの知られざる佳作」。江戸川乱歩やアガサ・クリスティといった有名作家の、目立たないけど「これは!」と思う作品を紹介しようという連載企画。3月号から第1弾を掲載すべく準備中。お楽しみに。

 年末に会員諸氏も部屋の整理に勤しんだのか、恒例の古本オークションは、大量の本が出品された。にもかかわらずいまいち盛り上がらなかったのは残念であった。ただ、例会の出席者が14名で、そのうち7名が出品しているとなるとねぇ(もちろん、捌く当方の力不足もあったのだろうが……)

 次回の例会は2月5日(土)である。
 13:30に横浜市営地下鉄の「上永谷」駅改札に集合です。いつもとは曜日も会場も違うので、参加希望者は間違わないように。
 では、今年もよろしく。(文責:廣澤吉泰)

2月例会報告(2月5日)

 冬の陽は曇天に霞み、底冷えの厳しさが冬本番を告げる2月某日。
 その日の午後、横浜市郊外の物静かな通勤駅、K谷のコンコースに参集したSR会員の数は16名。本日の例会は久々に渋谷より場所を移して、異例の個人宅での開催である。
 駅から本日の会場であるSさん邸までは約2キロ。往路、復路共に交通機関はない。となれば必然的に、本日最初のイベントは、参加者全員参加によるウオーキングと相成った。たかが2キロで大袈裟な、と笑うなかれ。もともと一帯は丘陵地帯を造成した地域だけあって、行程は山あり谷ありのアップダウンの連続。しかも飲み物などの大荷物小荷物を抱えての登坂は、日頃運動不足気味の会員にとってはちょっとした試練だったりするのである。だが一行の足取りは軽い。目的地のSさん邸には、「SRの会」の初代会長である故竹下敏幸氏のご遺族より、会に寄贈された書籍の数々が、会員の到着をいまや遅しと待ち構えているからだ。
 その総数、ダンボール箱にして30余りを数えると言う。どれも会員ともなれば一度は目にしておきたい至宝である。(今回、膨大な蔵書を適正価格にて会員に販売、その売り上げを会の運営基金に供する事を快く認めて頂いたご遺族のご好意には、この場を借りて心から感謝申し上げます。)
 歩く事約20分。幸い脱落者もなく、みな意気軒昂のうちにSさん邸に到着。ビールや軽食などで暫しの休息を挟み、直ちにダンボールの山との格闘に移る。
 作業は至って単純、梱包を開いて中身をチェック、引き取り手のない本はまた詰め直すと言うもの。集団でかかれば短時間で終わりそうな作業ながら、どれも竹下会長が愛情をもって接してきた蔵書の数々とあっては、投げ売りのゾッキ本を扱うような訳にはいかない。古書通のSさんによる監督指示のもと、一同細心の注意を持って作業を進める。
 「SRの会」発足当時からのメンバーともなれば、筋金入りの本格の鬼、やはり読書傾向もそちら寄りが多いのだろうと、自分など事前に勝手に想像していたのだが、いざ目にしてみると意外や、ホラー(「オードリーローズ」や「フューリー」など70年代のオカルト映画のノヴェライズや、懐かしのサンケイノベルスなどが印象的だった。)や幻想小説など周辺書の品揃えも豊富。その広範かつ多彩な顔ぶれもさることながら、どれも保存状態の良さが目を引く。何を集め、どう残すか。まこと収集にはその人の個性が現れるものだと思うが、自分にとって生前一度もお会いする事が無かった竹下さんの幅広い趣味や稚気の一端、そして書物への一方ならぬ愛情に触れる事が出来たようで、何やら嬉しくなってくる。
 辺りを見回せば、都筑道夫が読みたいと口にしたばかりに、皆から矢鱈と押し付けられた挙句、何故かついでにクロフツまであてがわれている人、ジェームズ・ハーバートの話題の筈が、いつの間にやらレスリー・ニールセンを肴にしている集団など、夥しい本の山に触発されてか、いつもにも増して好事家たちの雰囲気も暴走気味。そんな我々後輩達の無邪気な遣り取りを、竹下さんはどのような表情で見守られた事だろうか。
 蔵書の整理が一段落したら、あとはとりあえずの自由時間。今回の企画のもう一つの目玉、会員の中でも随一の蔵書家であるSさんご自慢の書庫を皆で拝見する。
 八畳ほどの書庫は四方を天井近くまで設えられた書架が囲み、そこに国内外の大家から群小作家に至る数々の作品、知られざる海外の未訳作品、「旧宝石」など探偵雑誌やカストリ雑誌の数々、私家版などの稀覯本、中井英夫や塚本邦雄の美装本、同人誌、SR創始期の息吹を今に伝える「密室」に至るまで、ミステリ関係書物が百科全書的にぎっしりと並ぶ様は壮観の一言。
 書物の配置や分類など、随所にただ無闇に収集するだけでないSさん自身の愛書家としての美意識が徹底されており、まさにファン垂涎の夢の書庫と言った趣きである。
 興味を惹いた本を手にとっては読み耽る者、メモをとる者、溜息をつく者。紙質保持のため、暖房を抑えた冷気漂う室内に、暫しミステリファンの熱気が籠もる。
 気が付けば、もう夕闇が辺りに迫る頃。厨房から漂う柔らかなバターの香りが邸内を包み込んでいく。女性会員のIさんが、このオフ会の場を借りて、チキンクリームシチューを調理、会員の皆にそれを振舞おうと言うのだ。その意気や良し、と言いたいところだが、Iさん自身シチュー作りが今回初めてと言う点に加え、その「やって!TRY」(若者達の非常識振りを見て平成の常識を探る、なんて森本毅郎がしたり顔で言ってるやつね)もかくやの壮絶な料理体験を耳にするうちに、会員間にそぞろ緊張感が走る。その脳裏には一様に、混沌とした出汁の中に怪しい具材が煮え立つ闇鍋の姿が明滅していたであろう。会員の期待と不安渦巻くなか、時は夕餉の刻限を告げる。
 果たしてその味わい、いかばかりであったのか。と、大げさに煽っては申し訳ないほど、出来上がったシチューは、サポートに回ったAさんの的確なアシストもあってか、初挑戦と思えぬ上々な仕上がり。会員一同、舌鼓を連発しながら「普通に(?)おいしい」などと口を揃える。乱一世の声色なぞ真似ていた者は反省するように。(俺だよ、俺)
 かくして空腹も満ち、会員みな恵比須顔。和やかにミステリ談義などしながら、冬の夜も更けていくのだった。
(文責:佐竹裕之)

3月例会報告(3月6日)

 3月の例会は3月6日(日)に「ニューヨークカフェ」渋谷パルコ横店の地下会議室「マイスペース」5号室で開催された。

 3月例会のメインは何といっても「2004年ベスト5」の発表であるが、その前に会員の横堀正敏氏が行った集計の確認が必要となる。昔は、この作業はすごく大変だったらしいが、表計算ソフト等のツールが発達した現在においては、入力数値が各会員の投票結果と間違いないかチェックするだけで済むためかなり楽になっている。
 ただし、そうはいっても集計作業は非常に大変であるため、改めてこの場を借りて横堀氏にお礼を申し上げたい。
 本当にありがとうございました。

 さて、集計結果であるが、詳しくは4月に発送予定の「SRマンスリー」339号に掲載されるのでここでは概要を報告する。

 国内は実に意外な作品が一位を獲得した。
 海外は昨年の一位作家が連覇を果たした。
 周辺書一位は誰もが予想した作品だった。

 まぁ、そんなところで。
 ベスト5の発表後は「SR大賞」の選考を行った。こちらも選考結果などは339号に掲載されるので、ここでは、

 一番盛りあがったのは新しい「カッパノベルス」のデザインについてだった。

とだけご報告しておく。

 なお、1月例会報告で予告した企画「巨匠たちの知られざる佳作」は、339号に第1弾を掲載する予定だったが、ベスト5のコメント等で紙面が満杯になったため、次号送りとなってしまった。ご了承願いたい。

 次回の例会は4月10日(日)である。
 13:00から「ニューヨークカフェ」渋谷パルコ横店の地下会議室「マイスペース」6号室で開催する。先に述べたように「マンスリー」339号の発送作業を行うので、なるべく多くの会員の参加を希望します。
(文責:廣澤吉泰)

4月例会報告(4月10日)

 4月10日。日曜日。晴。ぽかぽか陽気で、桜は満開とくれば、まさに絶好のお花見日和であった。そんな日に「SRマンスリー」の発送例会を設定したものだから人が来ない来ない(笑)(もちろん、そんなことは事前に分からないのだから仕方がないのだが……)例会会場の「ニューヨークカフェ」渋谷パルコ横店の地下会議室「マイスペース」6号会議室に集ったのは延べ10名と、いつもより少な目だった。それでも発送作業が滞りなく進んだのは、やはり慣れの問題だろうか。
 ところで、今回発送された「SRマンスリー」339号を見た会員諸氏は「少し小さ目だな」と思われたことだろう。実は、版下を出力するときの縮小率を間違えてしまったのだ。誠に申し訳ないことである。次号からはこんなことのないようにします。

 この日は、また「SRの10冊」の選定作業を行った。「風呂のミステリ10冊」などの案も出て、それはそれで『サイコ』『刺青殺人事件』「電気風呂の怪死事件」「柳湯の事件」……と順調に選定が進んだのだが、途中で皆我にかえって、最終的には「グルメミステリ10冊」というお題に落ち着いた。作品としては「味」(R・ダール)、『料理長が多すぎる』(レックス・スタウト)、『ウサギ料理は殺しの味』(P・シニアック)、『メインディッシュ』(北森鴻)等がピックアップされた。8月発送の「SRマンスリー」341号に掲載予定なのでお楽しみに。

 次回の例会は5月8日(日)である。昨年も実施した「ミステリの舞台を歩く」企画の第2弾で、今回も江戸川乱歩の作品の舞台を歩くこととなった。14:00に地下鉄千代田線「千駄木」駅の団子坂方面の改札に集合し「D坂の殺人事件」に登場する「団子坂」から、明智と二十面相が対決した「上野国立博物館」までを歩く。
 それでは5月8日が好天であることを祈りつつ、今月はこの辺で。(文責:廣澤吉泰)
 
5月例会報告(5月8日)

 5月8日GW最後の日曜日に「ミステリの舞台を歩く」第2弾、D坂散策が開催されました。
(イベント名はこんなんだったんですね。今気付きました。)
当日の天候は、GW中の夏を思わせる日差しこそなかったものの、心配された雨もなくまずまずの天候に恵まれました。(初回が雨模様だったので、前回参加して今回不参加の人が雨男あるいは雨女の容疑者ということになりますか。Hさん?Oくん?)

前回の六本木に続き、今回も乱歩ゆかりのD坂のモデルとなった団子坂をメイン(?)にして谷中を通って、上野まで廻るという日頃運動不足な会員には願ったりなコース設定でありました。

集合場所の地下鉄千代田線の「千駄木」駅に集まったのは13名。たしか、先月の例会でO氏はJRの「千駄ケ谷」駅と混同していたようでしたが、多分みなさん迷わずに来れたようです。(ここが推定なのは、私が皆さんと全く別のルートで行ったためで、そのため10分以上遅刻してしまいました。机上の計算では、5分以内の遅刻のはずだったんですが・・・。)

企画段階で既に(期待しても)何もないという事はわかっていましたが、いや本当に何もなかったですね。団子坂。その何もない場所で(客観的に)妙な集団を引率し、いろいろと説明するイベント・コーディネーターのSさんは素晴らしかったです。その後、三人書房があった場所やら、谷中霊園の横でも乱歩作品を引き合いに出しながらの説明。脱帽です。

途中、昔の酒屋さん(でしたっけ?→webで調べたら「吉田屋本店」<下町風俗資料館付設展示場>らしい。)で休憩。そこでは、何故か私は唐辛子入りの饅頭を食べていました。

休憩後は、上野の東京国立博物館で一旦散会し1時間ほど自由行動。私を含め約半数の人達は、「ベルリンの至宝展」を見学、他の人達も何らかの展示会を見て過ごしたようです。

再度、集合後は「上野古書のまち」に立ち寄り、居酒屋で疲れを癒しました。居酒屋では、早くも次回の企画の話も出ていましたが、さてどこになるでしょうか? 何はともあれ幹事のSさんお疲れ様でした。また次回も宜しくお願い致します。

このレポートは、上野の街は高校の修学旅行以来だった松川が、例会から3週間以上経ってからまとめたものです。賞味期限が切れている可能性があります。ご注意下さい。(文責:松川晋)

6月例会報告(6月5日)

 6月の例会は6月5日(日)に「ニューヨークカフェ」渋谷パルコ横店の地下会議室「マイスペース」2号室で開催された。

 いつもと違う大き目の会議室での例会となったのは、今回はビデオ上映会を行うことになったからだ。ソフト提供者のK氏がプロジェクターも持参してきてくれたので、会員は大画面で映像を楽しめることとなった。
 上映作品は「青の恐怖」(1948年、英)。クリスチアナ・ブランドの『緑は危険』の映画化作品だが、日本未公開作品の字幕はなく、会員の英語力が試される上映会となった。
 上映にあたっては、いくつか候補があがるなか、会員のF氏の「『青の恐怖』ではコックリルがシリィウォーク(馬鹿歩き)を見せる」という熱い推薦があって今回の上映となったわけだが、実際に見てみると、そこまでの歩きっぷりではなかった(上映会後、F氏が持参したビデオで、我々は本物のシリィウォークを堪能した)

 次回の例会は7月3日(日)である。
 13:00から「ニューヨークカフェ」渋谷パルコ横店の地下会議室「マイスペース」6号室で開催する。  (文責:廣澤吉泰)
 
7月例会報告(7月3日)

7月の例会は7月3日(日)に「ニューヨークカフェ」渋谷パルコ横店の地下会議室「マイスペース」6号室で開催された。

 今月は特に企画がなかった。そこで最近読んだ本の採点がはじまった。評価は◎、○、△、×とそれぞれの間があるので、全部で七段階評価となる。
まずは翻訳部門。
◎   ジーヴスの事件簿
(◎○の間)シシリーは消えた
○   裁かれる花園、最後の一壜
(○△の間)編集者を殺せ
  △   贖罪の終止符
(△×の間)検屍官の領分
  ×   ラッフルズシリーズ
 続いては国内部門。
◎   三百年の謎、『ギロチン城』殺人事件、扉は閉ざされたまま
(◎○の間)痙攣的
○   背の眼,弥勒の掌,ルパンの消息
(○△の間)羊の秘
  △   橋本五郎集?
(△×の間)チャット隠れ鬼、最後の願い
  ×   六月六日生まれの天使
 皆さんの評価と違う部分もあるかもしれないが、その点はご愛嬌ということで。
 次回の例会は8月7日(日)である。
 13:00から「ニューヨークカフェ」渋谷パルコ横店の地下会議室「マイスペース」5号室で開催する。「SRマンスリー」341号の発送作業を行うので、できるだけ多くの会員の参加を期待します。
  (文責:廣澤吉泰)
  
8月例会報告(8月7日)

8月の例会は8月7日(日)に「ニューヨークカフェ」渋谷パルコ横店の地下会議室「マイスペース」5号室で開催された。この日は「SRマンスリー」341号の発送作業を行った。また、この日は同時に「SRアーカイブ」が完成し、希望者に対して販売された。

11名の出席があったため発送作業自体はほどなく済んで、あとは今後の活動予定を話し合った。
9月以降の例会で、上映会を行うこととなった。お題は「富豪刑事」。あの深田恭子主演のテレビドラマである。DVDを購入した危篤(いや奇特)な会員がいたので、その個人的な楽しみに関東例会メンバーもお相伴にあずかろうという企画である。
 それから、10月末で〆切となる「SRマンスリー」343号の特集を「2005年回顧」とすることと「SRの10冊」のテーマを「雪ミステリ」とすることに決めた。
 当日は、クリスティー『シタフォードの謎』、ブレイク『雪だるま殺人事件』、カー『白い僧院の殺人』、横溝『本陣殺人事件』、真保『ホワイトアウト』、麻耶『夏と冬の奏鳴曲』……といった作品が挙がったが、これ以外にもふさわしい作品があるかもしれないので、お気づきの向きは筆者までご連絡いただければ幸いである。
 次回の例会は9月18日(日)である。
 開始時間が、従来から1時間繰り下がって14:00からとなっているのでご注意願いたい。会場はこれまでとおり「ニューヨークカフェ」渋谷パルコ横店の地下会議室「マイスペース」である。  (文責:廣澤吉泰)

9月例会報告(9月18日)

 9月の例会は9月18日(日)に「ニューヨークカフェ」渋谷パルコ横店の地下会議室「マイスペース」5号室で開催された。
 全国大会から1週間、しかも3連休の中日、という状況にもかかわらず、13名もの出席があった。そのうち、1名が今月入会したばかりの新入会員、1名が会員に連れられた入会希望者(?)と非常にフレッシュな顔ぶれの例会となった。

 今月から例会の開始時間を従来の13時から1時間繰り下げて14時からとした。予約の電話をした際に「9月から会議室が改装されて、1時間あたりの利用料も上がる」と聞いていたので、出席者の負担を軽減するため、利用時間を短縮することにしたのだ。
 ところが、例会当日室内を見回しても、全く改装された様子はない。不思議に思って店員さんに聞いてみると、会議室の改装は中止になって、各会議室にエアコンがついただけだとのこと。
 これまでは、会議室ごとの温度調整ができなかったため、その改造自体は多いに歓迎すべきだが、これで利用料が上がっては、と思って、店員さんに質問すると――
「料金は、今までどおりです」
 なぁんだ、無理に時間短縮しなくてもよかったのね……。
さて、先に述べたように、関東例会の開始時間はこれまでは13時だった。13時開始としていても、会員が集まってくるのは大体14時頃だった。皆が集まる時間を開始時間にすれば全員がほぼ定刻に集まるか、と思ったが、結局全集合したのは15時頃。習慣って変わらないものなのですね。
 実質2時間の例会であるが、時間が短い分、密度は濃くなったかもしれない。
 343号に掲載する予定の「SRの10冊」の「雪のミステリ10冊」の作品選定と執筆者分担を行い、新しい参加者が2名いたので久しぶりに「自己紹介」を行って、さらに恒例の古本オークションを実施して……と、これまでの例会に比べて消化したメニューは多かったので、これからも3時間コースで大丈夫だと思う。

 次回の例会は10月2日(日)である。
 14:00から「ニューヨークカフェ」渋谷パルコ横店の地下会議室「マイスペース」で行う。ドラマ「富豪刑事」の上映会である。次回は、時間厳守の集合をお願いしたいところである。      (文責:廣澤吉泰)
 
10月例会報告(10月2日)

10月の例会は10月2日(日)に「ニューヨークカフェ」渋谷パルコ横店の地下会議室「マイスペース」6号室で開催された。先月に引き続いて13名の出席である。

今月の目玉は「富豪刑事」の上映会。
これは今年の1〜3月にテレビ朝日で放送された深田恭子主演のドラマ(詳しくは公式サイトをhttp://www.tv-asahi.co.jp/fugoh/)筒井康隆『富豪刑事』(新潮文庫)が原作。全10話のうち、第5話の「ホテルの富豪刑事」とDVD特典映像「超本格推理ミニドラマ 金庫室の富豪刑事」を鑑賞した。

上映会後は古本オークション。
横溝正史『七つの仮面』を、某会員が落札。最近、甥っ子が横溝正史を読み出したので……というのが落札理由だったが、読ませるならば最後の方にしておくのが良いでしょう。吉村達也十冊セット、も出品されたが、そんなものでも捌けてしまうところがすごい。

 すごい、といえば「芦川澄子推理小説全集」が刊行されるらしい(同人誌であるが)12月頃出版の予定で、吉祥寺の「TRICK+TRAP」でサイン会が開催される、という企画もあるようだ。非常に楽しみである。

 次回の例会は11月20日(日)である。世田谷文学館に集う例会となる。
(文責:廣澤吉泰)

12月例会報告(12月11日)

12月の例会は12月11日(日)に「ニューヨークカフェ」渋谷パルコ横店の地下会議室「マイスペース」4号室で開催された。出席者は12名であった。
今は2006年3月。いまさら昨年の例会報告を掲載しても夏炉冬扇だが、こういう記録は継続が肝心なのでご了解願いたい(そういう意味では昨年11月分がないのは残念。筆者は欠席だったので、参加者の誰かが書いてくれないかなぁ……)
ちなみに「夏炉冬扇」を手元のことわざ辞典で調べてみた。そういえば辞書を引くなんてひさしぶりの行為だが、この『ことわざ辞典』の書きっぷりが結構面白かったのだ。
夏炉冬扇 夏の火鉢と冬の扇で、季節はずれで役に立たないものや、役に立たない芸などのたとえ。
 と、ここまでは普通の説明なのだが、ここから編者の主観が顔を出してくる。
ただし物は使いようで夏炉冬扇も役に立つ。冬の扇風機などは大いに役立つ。
「冬の扇風機などは大いに役立つ」なんて力説されても……という感じですが、こんな風にところどころ編者の考えが顔を出してくるのが楽しい。『暮らしの中のことわざ辞典 第2版』(折井英治編・集英社)というのが正式名称で、私が持っているのは昭和54年の第24刷。新刊書店での入手はできないようだが、古本屋なんかで見つけたら手にとってパラパラ眺めても面白いのでは。
ちなみに、編者の折井英治氏は「農学博士」なのだが、ことわざを研究して「五十有余年」という異色の経歴の持ち主のようだ。
なんか「夏炉冬扇」ということばから、話がすっかり脇道にそれてしまったが、ここで例会のことに話を戻すと、この日は「SRマンスリー」11月号の発送作業を行う予定だったのだが、「マンスリー」が完成しておらず、ごく普通の例会となってしまった。
「マンスリー」が未完成だったのは、編集長が業務多忙のため編集作業が進まなかったためであった(なんて他人みたいに書いていますが、僕です)
 いつもは鬼のように督促メールを出して、なんとか発送例会までにまとめるのだが、今回は催促をする余裕がなかったというのが実態で、結局は例会の場で遅れている原稿の請求と足りない頁をどう埋めるか、という相談をすることとなった。
 窮状を率直に話して、原稿を依頼したところ何人かが追加の執筆を快諾してくれた。だが、一番大きかったのは全国大会の際に朗読した鮎川哲也氏のラジオドラマ「お年玉を探しましょう」が掲載できるようになったことであった。掲載のための手順を踏んで下さった会員のS氏には感謝である。
「マンスリー」緊急編集会議のあとは、恒例の「SRの10冊」の選出。2006年はオリンピックイヤーということで「スポーツミステリの10冊」を選出することになった。対象となったスポーツはマラソン、スキージャンプ、競歩、馬術、バスケットボール、ボクシング、テニス、プロレス、ゴルフそしてサッカー(2006年はW杯イヤーでもありますしね)。スポーツの種類を見て、作品名がぱっと思いつくものや、「これは何を持ってくるのか?」と不思議に思われるスポーツもあるかと思いますが、その辺りは「SRマンスリー」3月号をお楽しみに。
 それから「なぜ野球がないのか!?」とお怒りの野球ファンもいるかもしれませんが、野球は、ある会員が独力で「野球ミステリの10冊」を書く、ということで解決。それにしても3月号に「○○の10冊」を二つも掲載するスペースはあるのだろうか?
 例会の後は忘年会。残念ながら参加できなかったのだが、参加者に聞いたところ、今回の料理は中華の「火鍋」だったようだ。一つの鍋がパイタンスープと辛目のスープに分かれていて、2種類の味が楽しめるものだったようだ。行きたかったなぁ……。
 次回の例会は1月15日(日)である。「ルノアール」の会議室での例会後、船堀に移動して辻真先氏原作の推理劇を見る、という例会となる。                                                     (文責:廣澤吉泰)
 
 
 
 

 
 
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