24年ぶりの後悔
【ゼロ時間へ】
いやー、久しぶりの全国大会。振り返ってみますと、前回参加したのが確か、鎌倉稲村ヶ崎。翌日、鮎川哲也さまとの御散策があった。ということは、な、なんと、24年ぶりの参加!ほとんど知らない人ばかりだろうな。不安と期待で、前夜はすぐ眠れました。
そして9月10日。新幹線で三島まで。途中下車して古本屋巡りという優雅な構想は、醜疑員選挙(不在者投票)という国民の義務(権利かな)遂行であっさり消える。とにかく三島行きの本数が少ない。
(註:長瀬さんと野村さんは青春十八切符で、関西から各停を乗り継いだという。脱帽)
かくして伊豆箱根鉄道駿豆線伊豆長岡のホームに降り立ったのが、5時半過ぎ。宿舎を目指して歩き始めると、剣道や弓道の道具を持った若者とすれ違う。映画みたいな、いい街ですね。
「おおとり荘」まで徒歩15分。「SRの会です」と名乗ると、「皆さま、お集まりです」とのこと。部屋のドアを開ける手も、24年振りの参加だと思うと震えが来る。
部屋の中では、見知らぬ人たちが和気あいあいの談笑中であった。あっ、一人知った顔が。EQファンクラブの斉藤くんではないですか!24年前と全く変わってませんなー。
初対面の大村さんと自己紹介を兼ねて歓談していると、打合せがすんで世話人さんたちが戻って来た。
さあ午後6時。2005年の全国大会の始まりです。
【晩餐会の十七人】
田村会長の開会宣言。24年ぶりということで乾杯の音頭が私に廻ってくる。海の幸、山の幸。松茸御飯が美味でした。
食事も半ばを過ぎた頃、世話人さまから真面目なお話。「会の収支報告」「会員を増やしましょう」「来年以降の全国大会の予定」が報告された(詳細は、別欄に掲載されると思う)
続いて、参加者の自己紹介。関東勢は大野さん(十何年ぶりの参加です)、沢田さん(バウチャーコンから帰ったばかり)、斎藤さん(『国際事件簿』売れて欲しい)の熟成会員から入会したばかりの黒田さんまで合わせて12人(さすがミステリに関係深い数字)。
関西からは、会長の田村さん、事務局の長瀬さん、会計の野村さんを筆頭に総勢5名(私も入っています)。である。さて、全員(合計17名)の自己紹介も終了。「図書館」「DVDクラシックス」「北森鴻」が、何故か注目のアイテムであった。
約二時間の楽しい宴会が終わったところで、幹事から小休止宣言。九時に関東勢の部屋に集合ということで、ひとまず散会。
【晩餐後の筋書】
買い出し、入浴とそれぞれの用事を済ませれば、丁度9時になる。全国大会のメインイベントの開始です。
まずは頭が冴えている(?)内にということで、今回の目玉!鮎川哲也氏の単行本未収録の推理ラジオドラマ台本による宝探し(正確には、お年玉探し)クイズに挑戦です。乱歩の書庫から沢田さんが掘り出し、加藤さんが書き起こしたという貴重品。これを、何と、<関東勢+井上さん>の声優陣が再演し、全員で答えを当てるという趣向であります。
配役は、以下のとおり。宝探しをする従姉妹三人娘は加藤さん、阿部さん、井上さん。ミステリ好きの大学教授は佐竹さん。教授夫人とその小学生の息子は広沢さんの二役。大学の助手は大川さん。そして、江戸川乱歩(ヒッチコックばりに最初と最後に登場する)は沢田さん。皆さん、練習なしのぶっつけ本番とは思えません。
そして、クイズの回答の方は、「羽根つきの羽根」「餅の中」、はたまた「金(きん)を延ばして壺にした」という名推理の中で、井上さん、阿部さん、黒田さんの三人が見事、正解でありました。(さすがSRの会、鮎哲も喜んでいるでしょう)。
賞品は晩餐で話題を集めた佐竹さん提供のDVDクラシックス。『第三の男』『影なき男』『郵便配達は二度ベルを鳴らす』の中から一人一本、お好みのDVDが授与されました。クイズの後は小休止です。買い出し組が、今買いにゆきますと、再び夜の闇の中へ。
そして、いよいよ、オークション。ディラーはこれが天職かと思わせるMr・沢田。まずは非書籍類からスタート。ここでの三つは「Tシャツ」「バウチャーコン」「小銭入れ」でした。(ここまで来たらお分かりと思いますが、このレポートは三の数にこだわっています)
次にオークションは書籍の部に移る。色々な本が登場。ルパン(?世ではなく、本家)、香山滋、若山三郎。ダブりのEQMMを出したのは松川さん。落としたのは長瀬さん。(註:帰って調べてみたら、全部ダブっていましたとのこと)。
最高値は、創元クライムクラブ(昔の方です)『暗殺計画』。帯のために1600円、沢田さんでした。最後に大野さん出品の『海野十三全集全巻プラス記念テレカ付き』を大場さんが一万円で落札すると、ため息が・・・。
ここまで来ると、大いなる眠り組が退室。
【とうに夜半を過ぎて】
ここからはセクションに分かれて(というほどのものではないが)真面目討議。早速、始まりました斎藤さんと大村さんと黒田さんの「コロンボの影響」論議。一方、関西の若手三人(誰だそれは!と突っ込んで下さい)は関東編集のお手伝い。好企画「SRの十冊」の今後の予定を討議いたしました。
先ずは「清張の十冊」。ああでもない、こうでもないと選ぶのに苦労判官義経でした(親父ギャグ!と突っ込んで下さい)をする。続いて「総カタカナ題名ミステリ十冊」。『ドグラ・マグラ』という回答に、一同「オー!」。続いて「虹色の七色、金、銀、白の色彩ミステリ十冊」。『六色金神殺人事件』は誰も挙げなかった。(この辺りから、作品名を挙げるのが苦しくなってくる)
次は「総漢字題名ミステリ十冊」これは念が入っていて一文字題名から順番に十文字題名まで十冊を選び出す。ただし「殺人事件」はダメというルール。七文字まで、なんとか選ぶ。続きは広沢さんのお楽しみに取っておく。次は「数字が入ったタイトル」それも一から順番に1作ずつ挙げるというつもりであったが、さすがに二十台、三十台は題名が浮かばない。デュマ「三十四」の声に、違う、それは『三銃士』というオチで幕にする。これらは総て“広沢の手帖”に記録しておきました。ご安心を。
・・・と、ここで限界。午前2時。24年前なら、まだ宵の口であったのに。無念。
【明日訪ねて来るがよい】
日が変わって、9月11日。
田村さん、広沢さんは早朝に出発。大野さんは「踊り子号」で帰るため、ひと足速めに御出立。ホテル前での記念撮影後、4WDの大場さんとは、お別れ。残されしもの十参名は、いざ、湯河原の西村京太郎記念館へ。
二階が記念館で、一階は喫茶室。記念館と言っても三十平方メートルくらいの部屋に西村氏の著作が陳列してあるだけ(入場料500円)。ただし、年代順に並んでいるので、「この頃までは、良かったのに」とか、「私はここまで付き合った」とか、「これは文庫版じゃなくて、ハードカバーを飾って欲しいなあ」等と指差しての鑑賞ができる。約90分間、記念館を堪能する。
記念館のお隣は京太郎さんの住居で、今日は御本人がお顔店に登場するとのこと。関東勢は京太郎先生がおいでになる一時半まで、喫茶室で張り込むことになった。
(註:結局、京太郎さんに会うために残ったのは二人らしいです。誰でしょう?)
そこで関西陣四名は帰路に着く。記念館前から熱海駅までタクシーで。運転手さんの話では、京太郎記念館にお客さんを運んだら、5分で出て来たという。90分いたことを話すと、尊敬の眼差しとなった。
かくいう次第で、24年振りの全国大会は終わったのである。その時、私の胸に去来したものは何か。
それは、三つの後悔であった。
一つ、缶チューハイを飲み損ねたこと。
二つ、海野十三全集を買い逃したこと。
三つ、京太郎記念館の入場料を払い忘れたこと(これは後悔と言うより、懺悔か)。
それは少なくとも四つ目の後悔となるであろう。後悔は一つ増えるわけだ
四つ、一分間ゲームができなかったこと。
追伸: 大川さん、念願の(?)地元の温泉に入りましたか。
(完)
2005年全国大会報告――幹事の視点(報告者:大川正人)
今年の全国大会は伊豆にて開催。要は幹事つとめさせていただいた私の地元なのでして、
ある会員の方からは「帰省かい」などといじられましたが、いやね、だってね、例会で
「全国大会はどこにしようか」「伊豆あたりがいいんじゃないの」「大川さんは伊豆の
出身だったよね」「え、でもご当地に詳しいわけじゃないですよ」「まあまあ、なんとかなるって」とかいうことになりましてね、なんだかほら、仕方ないじゃないですか。
それはさておき。
以前に伊豆で全国大会を開催したときには台風直撃でさんざんな目にあったことがある
そうですが、幸いにして今年は台風一過。それどころか快晴も快晴でやたらと暑く、田村会長をして「全国大会でこれほど暑かったことはないんじゃないか」という天候に恵まれた大会となりました。参加されたのは関東12名・関西5名の17名、どちらからも久々に参加された方がいらして、夕食時の自己紹介から大盛りあがり。
みなさんここ数年の新刊ラッシュには悲鳴をあげていて、買うのは追いつかないし図書館で目当ての本を借りるのも容易でないという声がきかれましたが、それでもあれやこれやとおすすめ本が出てくるのですから流石です。
夕食後の企画として、まずは鮎川哲也作のラジオ台本の朗読会がおこなわれました。
もちろん(?)単行本未収録。江戸川乱歩邸の資料整理中に発見された、昭和34年元旦
放送の作品だということです。この作品をちょっとした推理クイズ仕立てにして(解答篇といえるあたりでいったん区切ってみて)参加者のみなさんに挑んでいただきました。簡単すぎるかな、という出題側の心配とは裏腹に、ちょっと聞いただけでは手掛かりがまったく無いようにも感じる作品ではあって、意外に楽しんでいただけたようです。見事正解を出された方には賞品がおくられました。
続いてはオークション。「何が出品されているかわからないが煽り文句だけで入札する」形式の出品では、昨年ネタに走るものが多かったためか様子見の方がほとんどでしたが、今年は真っ当なものばかり。落札された品を見て「これなら競っておけば」という声が多くあがりました。本も数十点の出品が順当に(珍しく「○○さんの担当だよ!」といった逆指名もなく)落札されていき、盛況のうちに終了しました。
あとはまったりと歓談。コロンボについて語ってみたり、今年のベストを予測してみたり、「関東のマンスリーの企画を考えたるわ」とマンスリー連載中の「SRの10冊」案を
練ってみたりと話は尽きません。特に「SRの10冊」案は次第にクイズ大会の様相を成してきて、酔いどれた頭を必死に絞って「お題に適うミステリ」が飛び交いました。
さてこの案が取り上げられますかどうか。今後のマンスリー誌面をご期待ください。
2日目は湯河原にあります西村京太郎記念館まで足をのばしました。エントランスの床の飾りが現場検証の人型を模していたり、階段に点々と「血のり」の模様があったり、
目玉のひとつである鉄道ジオラマの中でも殺人事件が起きていたりと、細かなところが凝っていて感心することしきり。とはいえ壁一面の著書を眺めて「初刊本じゃないなんて」「帯が欠けてるよ」などと言ってしまうあたりはSRらしいといえましょうか。
さすがに400冊に迫ろうという著書は圧巻で、海外翻訳版や特装本など初めて目にするような資料にはみなさん目を輝かせておりました。
解散し帰宅の途についたころから突然雲行きがあやしくなりはじめ、次第に夕立ちに。
天気のほうも大会が終わるのを待ってくれていたようで、これも日頃の行いの賜物であろうと思いを馳せ(以下自粛)。来年の全国大会についても既に企画が練られはじめているとのこと。今から楽しみにしております。
2004年全国大会報告 (報告者:狂間筑恵)
原点回帰の全国大会in福知山
二00四年度のSRの会全国大会は、京都府の日本海側の小都市、福知山市で行われた。今回のテーマは「原点回帰」。会発足当初よりやり続けていたイベントを復活させようというものだ。そのイベントとは以下のもの。@オークション、A一分ゲーム、Bジェスチャー・ゲーム、Cマーダー・ゲーム、Dカルト・クイズ。そういえば、今回で十回目の参加になる私であるが、これらのイベントは何度か体験したことはあるが、特に最近は古本オークションが中心で、ご無沙汰していたように思う。そこでSRの原点ともいうべきこれらのイベントを満喫してもらおうというのが、今回のテーマ。今回の世話役、田村会長や本多さんのご尽力のおかげで、たっぷりと堪能さていただいたことを、まず感謝したい。それでは各種イベントの実際の様子を、以下に報告していきたい。
@オークション
夕食後その場ですぐに行われたのが、オークションだ。これは会員が各自事前に用意した中身の見えない品物を、提供者の示すヒントだけを手掛かりに競り落とそうというものだ。実際に競り落とした後、袋を開けて中身を確かめてさてビックリ、というのが最大の楽しみどころだ。今回は数点の品が用意され、中には「昨年話題になったもの」というヒントで競り落としてみると、阪神優勝翌日のスポーツ新聞だったりした。私の見た限り、競り落としておけばよかったと悔しがらせるような掘り出し物はなかったが、全体に落札額が低めだったため、つまらないものを競り落としたといって悔しがる人もいなかったようだ。
A一分ゲーム
次は会場を大広間に移して、ゲーム三昧だ。最初は一分ゲーム。このルールは次のようなもの。直前に指示された五十音一文字で始まるミステリ作家、ミステリ作品、出版社、動機、凶器の五項目を、それぞれ一分間に挙げていくものだ。例えば今回の例でいけば、「さ」という指示語の時は、作家なら「笹沢左保」などというありふれた名前を挙げてしまうと、他のメンバーとバッティングしてしまうことになる。これを「ガッチャン」と呼び、失敗となる。ゆっくり考えれば誰も挙げなさそうな答えはいくらも思い浮かびそうなものなのに、制限時間一分のおかげでなかなかうまくいかないところが、もどかしくて、一番楽しいところだ。今回は全部で五問とたっぷりと一分ゲームを堪能できた。このゲームが大好きな私にとっては大満足だった。
Bジェスチャー・ゲーム
このゲームは二つのチームにわかれ、相手チームの出題したミステリのタイトルを、相手に指名された二人のメンバーが口を使わず身体の表現だけで、チームの他のメンバーに答えを伝えようというもの。今回実際に出題されたものでは、演技者二人が身体の一部をくっつけあった後、カードを破る真似をするというのがあった。正解は「シャム双子の謎」。これなどはかなり簡単な部類に入る。一方「アラビアンナイトの殺人」では随分手を焼いた。演技者のスリッパを置き去りにして走り去るというジェスチャーに、誰も正解に至らなかった。この作品にそんなシーンがあったことを誰も覚えていないのだから、いかんともしがたい。
Cマーダー・ゲーム
この日最後のゲームはマーダー・ゲームだ。くじで犯人役のカードを引いた者が、暗闇の中で殺人を犯す。(実際には被害者を手で叩く。)それを探偵役の二人が、目撃者(なぜか被害者も含む)の証言を手掛かりに犯人を指摘しようとするものである。目撃者といっても暗闇の中で何一つわかっていないのだから、ろくな証言ができるわけもない。したがって事情聴取は常にトンチンカンに終始し、結局は探偵は山カン頼りに、えいままよと犯人を指摘する。知的要素はあまりないが、このトンチンカンなやりとりにとぼけた味があり、ユーモア・ミステリのような楽しさがある。今回は犯人役の田村会長が犯人=被害者という禁じ手を使うなど、大いに盛り上がった。
Dカルト・クイズ
翌日はバスの車中で、カルト・クイズが行われた。今回の世話役本多さんが満を持して用意してきた難問二十問。うち半分はミステリ作品のイントロ・クイズだ。記憶力の衰えてきた私はこの手の問題が大の苦手だ。現在読んでいる最中の本のイントロだって覚束ないんだから。私と同年輩の多い会員諸子も辛かったようだ。みんな寝不足だ、バス酔いだと言い訳はしていたけれど。そんな中で今回の最年少参加の倉橋さん(現役大学生)が堂々の成績トップ。やはり若い脳ミソにはかないません。
E山田風太郎記念館
さてバスは一路兵庫県養父市にある山田風太郎記念館めざして走り続ける。今回の大会のメインイベントだ。入館料二百円ということで、たいした期待はしていなかったが、実際に見学してみたら、これはうれしい誤算。とにかく説明をしてくれた館員さんの熱気のすごいこと。ほっとくと一日中だって説明しかねない勢い。これにはマニアをもって鳴らすわが会もたじだじ。しかしおかげで山田風太郎の中学生時代の悪ガキぶりなどが手にとるようによくわかった。個人で行ったのではこんな恩恵はまず期待できない。こんな時に全国大会に参加してよかったと、つくづく思うものだ。この後、但馬の小京都と呼ばれる出石市で、名物のそばに舌鼓を打ち、成功裡に全国大会は終わったのであった。
今回の参加者は全部で十六名。近年参加者の顔ぶれが固定化されてきているようだ。毎回全国の趣味を同じくする人たちとの新たな出会いを期待して参加している私にとっては、少し残念なことだ。SRの会というとどこか舌鋒鋭い論客揃いで恐ろしいというイメージがあると聞く。しかし実際には概して温厚で楽しい面々ばかりである。他のメンバーに比べてはるかに造詣において劣る私ではあるが、いやな思いすることもなく毎回楽しく参加している。来年の全国大会には、まだお会いしたことのないたくさんの仲間との出会いを心待ちにしている。
2003年全国大会報告 (報告者:石井春生)
今年のSR全国大会は九月六日〜七日に群馬県藪塚温泉というところで開催されました。今回は笹沢左保追悼記念ということで、笹沢左保記念館が併設されているテーマパーク「三日月村」のすぐ近所であるためにこの場所が選ばれたとのことです。
今回の参加者は十五名。私は今回の大会が初めての参加なのでよく知りませんが、他の方々によると今回の参加率はあまりよくなかったようです。やはり場所が東京から少し離れた所だったからでしょうか。(それでも東京から一時間半ぐらいなのですが)
宿泊先は十五時からチェックインが可能ということで、せっかくだから温泉にゆっくり浸かろうと思い私は早めに向かったところ、駅でお二人の会員と遭遇。なんと同じ電車でした。一瞬びっくりしましたが、よく考えてみると本数が少ないので不思議なことではないのですが。なお、お二方とも早めに来たのは温泉のためでなく、次の日の予定を考えて早めに「三日月村」やら「スネークセンター」を回るためだとか。ちなみに「スネークセンター」に行かれるという会員O氏は「なぜスネークセンター?」との私の疑問にカーに敬意を表してとのことでした。さすがと申しましょうか。
宿に着くと、既に昼過ぎからスタンバイしていた幹事のS氏がロビーでお出迎え。早速部屋割りをしてもらってから、再び幹事部屋へ。既に宿に来ていた会員の方々をしばらく近況報告がてら雑談。それからしばらく自由行動となり、観光される方、温泉に入る方等に分かれました。そうこうするうちに、朝からこの周辺の古本屋を回っていたグループの皆様方が少しずつ宿に到着。この日は猛暑といいたいような気候でしたので、暑さにバテないうちに早めに引き上げてきたとか。とりあえずは一汗流したいということで、順次温泉へ。やがて、仕事で遅れるという会員を除いた参加者が全て到着。世話人会議の後、宴会となりました。
宴会では恒例の自己紹介。それぞれが最近面白かった本についても一言ずつコメントするも、そのコメントに対して時々他の会員からのツッコミがはいるのがなんとなくいつもの例会を連想して微笑ましく思えてしまいました。しかし、このときの自己紹介で最も印象に残ったのは、田村会長のクイズ「私はここまで来るのに八つの路線を使いましたが、さあそれはどの路線でしょうか?」でした。鉄道に疎い私には見当もつかない質問内容ですが、さすが鉄道ファンの多いSR会員。即座にいくつか上げておりました。もっとも全問正解者はおらず、この点は残念でしたね。なお宴会中に挨拶に訪れた宿の方から「よくぞ、このようなマイナーな温泉地へ」と言われて「三日月村は目当て」と答えると「SRの会とはどのような会なのでしょうか?」と逆に質問されるという一幕も…。会員のどなたかがキチンと説明したようですが、理解していただけたかどうかは定かではありません。宴会の最中に事帰りの会員の方も無事到着し、これでめでたく参加者が全員揃いました。後は楽しく雑談の後、宴会場を出て会議室へ。
ここでは例会でもおなじみの古本オークションが開かれます。量はどのくらいだったでしょうか?私の印象ではそれほど多くなかったような覚えがありますが、なにぶんにも過去の大会を知らないので比較のしようがありません。オークションの司会者であるS氏の進行のもと、オークションは順調に進められていきます。今回の目玉商品はなんといっても大倉てる子『躍る影絵』(函付美本)でしょう。これは家庭の命運をかけたA氏と裸本しか持ってないというY氏の間で熾烈な戦いが繰り広げられると思いきや、Y氏が早々に敗北宣言をしたので月下の惨事とならずに済みました。もっともY氏は「函付でこの値段は二度とお目にかかれないのに…」といつまでも嘆いておりましたが。
若干売れ残りの本も出ましたが、古本オークションも無事終了。この次は幹事部屋にて犯人当て小説の朗読の時間です。この犯人当て小説『青臭く』は今年センセーショナルなデビューを飾った会員O氏の力作なので読み上げるY氏も必要以上に力が入ります。途中あまりに作品に入り込みすぎたのか、はたまたO氏の生霊に取り憑かれたか、熱演しまくるY氏、とくに女性の登場部分ではすっかり役になりきってしまい、これでは聞いている側はたまったものではありません。犯人を当てようと意気込んでいた雰囲気は一気に和らぎ、室内は笑いの渦へ・・・。結局、真面目に犯人当てに参加したのはたった二人。しかもキチンと推理したのは一名だけでした。なお更に付け加えるなら、犯人は見事当たっておりました。
犯人当ての後はビデオ上映へ。幹事のS氏が遠路はるばる担いできたDVDデッキをセッティングし上映会。しかし大変申し訳ないのですが、私は睡魔に負けてここで失礼してしまいました。そのためこのときの模様は一切分かっておりません。ただ、これでこの日は解散となったようです。後日、幹事の佐竹さんにお聞きしたところ「上映したビデオ作品は、TVシリーズ新木枯し紋次郎「二度と拝めぬ三日月」。そのエピソードを上映した理由は、原作者笹沢左保が国定忠治役で特別出演しているから。実在した侠客、国定忠治は笹沢左保自身、お気に入りのキャラクターで、「私設・国定忠治」など忠治を主人公にした小説も書いています。左保の演技はさすがに玄人は
だしとまではいかないものの、大親分らしい堂々とした貫禄は、さすがに原作者の感情移入がたっぷりと感じられるものでした。」とのことです。
朝はそれぞれで朝食。バイキング形式でしたので、ゆっくりと過ごすことができました。朝食後、第一次解散まで幹事部屋でまた雑談。昨日のオークションで残った本を買い上げる方などもいて、またずっと本の話で盛り上がっていました。このとき思い出深いのは昨夜のオークションで入札しなかったために、入札価格よりも高く買う羽目になってしまったM氏。まあ高いと言ってもSR価格。専門古書店に比べればはるかにお買い得なのですから、誰もあまり同情しません。チャンスは前髪で掴めということですね。
チェックアウトの後は記念写真撮影。そして三日月村へ…となっていますが、あいにく私はここで帰らせていただいたので仔細は分かっておりません。これも佐竹さんにこのときの模様をお聞きしたところ、「あと、「三日月村」に関しては、「笹沢左保」関連はともかく、施設内に併設された「からくり屋敷」や「地底洞窟」などが思った以上に好評でした。開かずの間や迷路仕掛けの地下室、鏡のトリックや平衡感覚を狂わせる建物など、どれも仕掛けそのものは他愛のないものばかりでしたが、この手のモノは意外にも(当然か?)、ミステリファンの琴線に触れる事が判明。みんな童心に返ってへとへとになるまで遊んでいました。」とのことでした。三日月村はいろいろと楽しい場所のようですね。ちなみに笹沢佐保のサイン本があるのは今ではここだけだとか。熱心なファンでサイン本をお求めの方はお早めにどうぞ。
それにしても今回は笹沢佐保追悼ということなのに、私はそういう企画に一切参加していませんでした。一体何をしに行ったのでしょうか。このようなふつつかな参加者の報告で大変失礼しました。
SRの会50周年記念大会レポート(ホームページ版)
報告者;下村三夫
SRの会50周年記念大会が2002年2月9日〜10日にかけて、創立の地である京都で、賑々しく開催されました。数年前から囁かれ(1999年1月号でカウントダウン1138日と謳っている)、ついこの間、下準備をしていると風の便りに聞き、まだ先の話と思っていたら、ついにやって来ましたSRの会50周年記念大会。創元推理文庫はおろか、ハヤカワポケミスだって50周年はやっていない。1952年(昭和27年)といえば江戸川乱歩賞もなかった。雑誌『新青年』がその2年前に廃刊となり、横溝正史、山田風太郎、高木彬光らの傑作群が矢継ぎ早に出版されていた時代である。海外では、カー『九つの答』、クイーン『帝王死す』が新作として発表されている。それから50年、歴史的瞬間に立ち会うべく、集まったSRの会の精鋭たち。その乱痴気騒ぎ、いや、厳粛なる大会の模様をレポートいたします。
2月9日の前夜祭に集まったのは、一泊組と連泊組、AコースBコースの申込者合わせて33名。会場はとなりに三十三間堂、向かいに京都国立博物館と、歴史的な建物に囲まれた近代的なホテル「京都パークホテル」。SRの会50周年記念大会の会場として、まさに相応しい立地でしたが、通例だったビジネスホテルもしくは民宿と違い、多少場違いな高級ホテルに戸惑いを感じたのは、私だけでしょうか。でも、宿泊してしまえば、いつものSR全国大会。ツインルーム2部屋を幹事部屋と古本陳列室として開放。幹事部屋では「SR50周年記念Tシャツ」の展示即売会が、呼び声高らかに、受付の前に立ちはだかっていました。白黒2着で3000円のお値打ちセット。M、Lサイズと買いそろえれば完璧、と収集心を煽られました。高田雄吉氏デザインのおしゃれなTシャツです。大会に参加できなかった方、興味のある方、記念の一品としてお求めいただくのも一興かと思います。
翌10日、いよいよ、大会本番当日です。昼食を済ませ、午後1時より会場へ。受付では大会当日のみの参加者のために、記念Tシャツの展示即売会。会場の壇上に「祝SRの会50周年」のパネルが掲げられ、記念大会の気分を盛り上げてくれる。当日参加の方もぞくぞくと到着。ゲストの方々も順々に登場され、ゲスト席へ着席される。今回のゲストは、SRの現会員で、ミステリー関係のプロ、もしくはセミプロの方を原則として招いています。綾辻行人氏、有栖川有栖氏、木村仁良氏、篠田秀幸氏、法月綸太郎氏、光原百合さん、山前譲氏、以上7名です。山沢晴雄氏は、壇上には上がらないというお約束で「犯人当て」を書いていただいたので、一般席に着いておられました。
司会の谷口氏の開会宣言に続き、田村会長のあいさつ。続いてゲストの紹介。このとき光原さんは到着されていませんでした(大会終了までに現れず)。山口雅也氏の祝電が読み上げられ、第一部、犯人当ての始まり。山沢晴雄氏書き下ろし、酒井光一氏の朗読による『密室1952』。SRの前身「密室」創刊号と、若き竹下敏幸氏が登場するという歴史もの(?)
本格パズラー。問題編が読み上げられ、各チーム5人に分かれての推理合戦が繰り広げられました。解答時間は30分、筆記で提出。当日参加組を合わせて、会場には60人ほど集まっていたので12チームだったと思います。参加されなかった方は、マンスリー誌上で挑戦してみてください(多分、載るでしょう)。
少しの休憩を挟んで、第二部「ゲスト作家との対話」。ゲスト6名が壇上に上がり、まずは山前氏によるトークショウ。山前氏は司会役およびゲストの二役を務めておられました。お疲れさまでした。それぞれの近況報告、新作情報と、生の声で聞けたのがとてもうれしい。壇上で座っておられる姿がとても煌々しく感じられました(金屏風がまぶしかっただけかもしれませんが)。続いて質疑応答。ゲストから山前氏への質問「著書『日本ミステリーの100年』の著者近影の謎」は爆笑ものでした。
ゲストコーナーのあとは、犯人当て解決発表。正解は4チーム。山沢氏より表彰メダルが授与される。珍解答2題が読み上げられ、優秀作(?)
に賞品が手渡されました。
大会のメインも無事終了。合間に入札の売れ残り本のオークション。時間の都合でほんの数冊でした。会場の後部に陳列された売れ残り本は、適当な値段でお持ち帰り願う。残り1時間となり、サイン会。ここで白の記念Tシャツが役に立つことになる。白のTシャツが飛ぶように売れた、ということがなかったは残念でした。
閉会宣言はなかったような気がするが(無粋なことはやらない)、隣のレセプションルームへ移動。立食によるレセプションパーティが、島内三秀氏の乾杯の音頭とともに始まりました。料理に舌鼓を打ち、ほろ酔い加減で歓談し、ゲストの方々と気軽におしゃべりと、華やかな雰囲気の中、颯爽と光原百合さんの登場となり、いっそうと華やかさが増したのでした。遅刻のお詫びを必死でされていた姿が、とてもかわいらしかったです。
このあと、時間とともに大会及びレセプションパーティは終了するのですが、SRの会50周年記念大会の下準備、運営進行に携わったスタッフの方々に感謝したいと思います。充分楽しみました。ありがとうございました。50年の節目を終えて、SRの会はこれからも絶え間ない後継者に恵まれ、ますます発展することでしょう。
2002年9月に、SR全国大会がいつものように開催されます。長野県中部が候補地になっています。大きな足跡を残し、100周年に向けての第一歩が、いま動き始めました。
(このレポートは、SRマンスリー本誌用に書いたもののダイジェスト版です。加筆あり)
SR全国大会報告 2001.9 報告者:廣澤吉泰
大会を藤沢で開催することにしたのは、2001年が小栗虫太郎の生誕百周年にあたる、ということからでした。小栗=黒死館、そして黒死館は藤沢市にある、ということで決まったのですが、後にそれには異説があることが分かりました。
会場を藤沢とした場合、宿泊所はそれほど選択の余地がありませんでした。予算・人数等の与条件を入れて、インターネットで検索すると出てきたのが実際に会場となった「法華クラブ藤沢店」ほか3軒でした。自分自身が過去に別のところで宿泊した経験があったので、「法華クラブ」を会場にすることについては、特に不安はありませんでした。不安だったのは、一大古本街といった付加価値のない藤沢の、温泉等の呼び物のないビジネスホテルの会場で開催される大会に、どれだけの人数が呼べるのかという点でした。
そこで「企画で勝負しよう!」と考えて虫太郎関連の企画を考えることにしました。とはいえ、虫太郎は高校の頃に読みまくった(教養文庫のシリーズ)ものの、現在ではすっかり内容を忘れてしまっているので、どうしようかと悩んでいたら斎藤匡稔氏から「犯人当てミステリ・二十一世紀黒死館」執筆の申し入れがあり、また沢田安史氏からは「小栗虫太郎クイズ」(しかも凝りに凝ったもの)が提供されました。いずれも「SRマンスリー318号」に掲載されていますので、大会に参加しなかった方々も挑戦してみてください。
ところで、小栗虫太郎に特化した企画というのがマイナスに働いた部分もあったようで「『黒死館』を再読しなければならないと思って参加を見合わせた」なんて声も聞かれました。そうしたなか、きちんと一夏かけて『黒死館』を再読してきた大村拓氏のような立派な会員もいらっしゃいました(でも、大村氏は”俺の夏を返せ!”と怒っていました。なぜでしょう? 『黒死館』は合わなかったのでしょうか)
古本市は、竹下蔵書も加わっていつもながらの大盛況。入札本とオークション本に分けての競りとなりました(けっこう、いい本がでてました。竹下蔵書侮るべからずです)入札の胴元、山前譲氏は第1日目の夜遅くまで談話室でお喋りをしていたにもかかわらず、翌日にはちゃんと札の整理ができているのはさすがでした。
大量のオークション本をまず片付けなければならなかったというスケジュールの都合上、第2日目に「犯人当て」と「クイズ」を持ってこざるを得なかったのは、参加者にはけっこうつらかったかもしれない。前日(というか、当日早朝まで)ミステリ談義をしていたのだから。「犯人当て」で正解者がでなかったというのは、参加者のコンディションの問題もあったかもしれません。
と、まぁいろいろと反省の多かった藤沢大会でしたが、一番の反省点は、今ごろ大会報告を書いていることでしょうね。申し訳ありません、小林さん。
SR全国大会報告 2000.9/2〜9/3 報告者:下村三夫
2000年9月2日(土)〜3日(日)、恒例のSR全国大会が名古屋で開催されました。会場は名古屋の中心部、金山のビジネスホテル「金山プラザホテル」の第一会議室。参加人数34名。立秋はとうに過ぎたというのに、連日の夏日が続く暑い名古屋にSRの精鋭たちが集い、熱い全国大会が催されました。
まずは名古屋古本屋巡り。9/2午後1時にJR鶴舞駅前に集合。あらかた集まったところで、鶴舞〜上前津の古本屋17軒の巡礼開始。鶴舞駅に集まったのは12名。遅れて参加された方もおられ、4〜5人のグループで自由に古本屋を散策しました。これは、と思うお店は、やはり、上前津にあったようです。店内所要時間が長いということで、SRの好みのお店と認定します。いや、もしかして、店内が涼しいからだったかもしれませんが・・・。後に古本オークション300冊が控えていたためか、ウインドショッピングが多かったような気がしました。
午後4時からホテルのロビーで受け付け開始。ぞくぞくと参加者が到着する。各自、部屋の鍵と古本リストを持って、部屋へ直行。シャワーを浴びるもよし、昼寝もよしで、シングルルームだから気兼ねはいりませんが、雑談ができなかったようです。ホテルのロビーで少数の方が集まっていました。みなさん、部屋で古本オークションの選択をされていたのでしょうか。
4時半から「世話人会会議」がロビーで行われ、SRの運営について決議がなされました。新会長に田村良宏氏が就任されましたことを報告します。詳しくは次号のマンスリーをご覧ください。
午後6時より、宴会。自己紹介では「ゲームにはまっていて本を読んでいない」という意見が多く(恐るべしFF9!)、話題本が出そろいませんでした。新会長の挨拶でお開きとなり、いよいよ、大会のメインメニューへ突入です。午後8時、会場の第一会議室へ移動。まずはズラッと並べられた古本の品定め。リストに金額を記入する入札制度を採用。数が多すぎて、決めかねている様子。品定め時間が30分というのは酷だったかもしれません。そのあと、大ゲーム大会。今年はカードを使った推理ゲーム。6チームに分かれ、順番にコールして、残されたカードを当てるという趣向。クイズに3問正解しなければコールの権利が与えられないという、二重密室ならぬ、二重ゲーム。頭がパンクしていたわたしは、「その場にいるだけ」の人と化しました。パンクしていなくてもついていけなかったでしょうが・・・。クイズ作成とゲーム進行をされた野村氏と長瀬氏に感謝します。ありがとうございました。そしてお疲れさまでした。
午後11時、リスト外古本の競りが始まる。ディーラーは沢田氏。めぼしいものを30冊ほどリストから抜きました。訳者サイン入り「夜歩く」とか、メースン「木乃伊の穴」など、高額で落ちたものもあれば、「ベラミ裁判」を含む異色推理5冊一括\2.000、という超お値打ち価格もありました。
午前0時、会議室の利用時間制限のため、お開き。各自部屋へ戻り、就寝、入浴、読書、お祈りと自由行動。ホテル別館2Fに用意した、談話室用ツインルーム2部屋を開放。飲み会と雑談で夜は更けていきました。2部屋合わせて20人以上、集まりました。幸い、泊まり客が少かったようで、珍しく苦情がありませんでした。別館は2Fから5Fまで部屋があるのですが、SR借り切り状態だったようです。思う存分、大声で歓談。午前4時ごろ、「明日がある」ためかどうかわかりませんが、自然解散となりました。
3日、朝食をそこそこに済ませ、午前9時より、古本落札者決定と古本の配布。別室にて落札者と金額のチェック。その間、会議室で「犯人当て」。今年は(今年も?)難しかったようです。わたしは落札チェックをしていたので、参加できず。その様子はマンスリーの大会報告に委ねます。落札チェックが思ったより長引き、犯人当ての次に「1分間ゲーム」。
やっと、落札チェックが終わり、本の配布と集金。ここで、売れ残りが半数近く出てしまい、100円均一でお持ち帰り願う。それでも70冊あまりが残り、これは事務局へ返本とあいなりました。古本リストの後半、ホラーものが大量に残りました。前半のポケミスと日本ものの古いものに人気が集まりました。SR好みここにあり、と感じさせる古本オークションでした。
最後に集合写真を撮影して解散。この時点で会議室利用制限午後1時をまわっていました。
2日間にわたって、宴会2時間、会場利用8時間、歓談4時間で、半日以上も楽しめた全国大会でした。古本屋巡り、古本オークション、犯人当て、ゲーム大会と盛沢山で、参加者も大忙しだったのではないでしょうか。マーダーゲームを付ければ、フルコースでした。
午前11時終了の予定が大幅に遅れてしまい、「明治村ツアー」は見送りとなりましたが、数人の方が行かれました。
解散後、各人、名古屋の街に消えていきました。古本屋へ行ったものと思います。今年も大いに楽しめ、満足しています。
では、来年の全国大会でお会いしましょう。また、再来年2月のSR50周年記念大会をお楽しみに!
2001年全国大会報告 (報告者:いなばさがみ)
2月の全国大会の後ということもあり、プチ全国大会と銘打たれた今回は、松本・浅間温泉で開催されました。参加者は全部で18名、関東から15名、関西から3名という内訳。
豪華な夕食のあと、40周年記念大会で行われた犯人当てドラマの本編、メイキングと大会の模様がところどころ映ったビデオを鑑賞。ドラマは関東側で作成したもので、当事者が今回何人か参加している事もあり、当時と今との変わりぶり(人によっては殆ど変化がみられなかった?)や10年前には気づかなかったドラマの伏線がようやく分ったりなど、第一部はあっという間に終わってしまいました。
第二部はSR恒例のオークション。事前に用意されていたものがダンボール4箱、180冊。その上、個人で持参したものが数冊、他にも色モノオークション用の品物がいくつか。いつもオークションでは大量購入で周りを楽しませてくれる某氏が欠席の上、出席者が18名ということもあり、単純計算で一人当たり10数冊の本をどう捌くかが懸念されたものの、皆事前の下見に余念がありませんでした。沢田氏の名采配でオークションが始まり、最初のうちは作者別に進められていたのですが、古書市的には高値がつくものの、ほとんどの参加者が持っている(であろう)というあたりの本が出始めた頃から、だんだん本以外の部分で面白くなってきました。「初版は持っているので、それ以外の版なら買う」とわがままを言い出したり、「この雑誌はあの作家が特集されているから○○さん、お買い上げ」と周囲から購入を決められた人が出てきたり、挙句の果ては半ば眠りながらも無意識のまま落札している人がいたり、約4時間を掛けようやく終了しました。30冊くらいが買い手がつかず、次回以降に持ち越しとなったものの、それぞれ満足のいった買い物が出来たようです。一次会で見たビデオの中に当時のオークションの模様が収録されていたのですが、10年前の方が高い値段で落札されているものが多かったことを昨今のデフレ効果の影響ではないかと考察したり、最近の数年間で急激に持っている本が増え購入する本を厳選しているための買い控えではないかと分析したり、話題はなかなか尽きませんでした。
翌日は全員で集合写真を撮って解散となり、有志で松本市内の古書店を見学。それぞれ特徴のある数店を覗いたあたりで、三々五々解散。帰りの車中は他の乗客が車両にいなかったので最後までミステリー話を楽しむ事ができました。
幹事の皆さん、世話人会の皆さん お疲れさまでした。