フラッシュカードの使い方


フラッシュカードには基本的に
2通りの使い方があります。

1. ゆっくり絵を見せながら名前を言う。
まずは、絵カードの絵の側だけを見せて名前を教えていく方法です。絵カードを一枚一枚ゆっくり見せて名前を言い、「これは赤いわね。」とか「冷たいよ」とかコメントを加えていってもいいでしょう。

2. すばやくめくって見せる。 
もう一つは、絵を見せて名前を言い、
一枚一秒ほどでパッパッとめくって見せる方法です。これは始める前に、カードのめくり方を練習する必要のある方も多いと思います。慣れるまでには結構時間がかかります。なぜ、そんなに早くめくる必要があるのかというと言葉を覚える作業を右脳にさせるためです。右脳で言葉を習得させるには驚くべきことにこのくらいのスピードが最適なのです。これは、幼い子供たちが間断なく言葉の流れる環境で、自然に母国語を習得していくのと同じ環境を作り出しているわけです。同じようにカードで言葉を教えるのでも、脳に与える影響の点から考えるとこの2つの方法には大きな違いがあります。最初の方法は、ただ言葉を教えているだけです。子どもの吸収はすごいですから、おもしろいと思ったものの名前は特にすぐ覚えます。

 2番目の方法では言葉を教えているという事実は変わらないですが、厳密な言い方をすると、
「見た絵のイメージと音声がパッと瞬間的に脳に届く」ようにやっているのです。最初のうちは何を見たのかもわからないかもしれません。しかし、くり返し見ているうちにだんだん全体像が捉えられるようになってきます。これは視覚的経路が、くり返し見る過程を経てより多くの情報を運べるようになるからです。これはドーマン博士に教えてもらったことですが、視覚的な刺激が早くひんぱんに視覚的経路を通るようになると視覚的経路自体がその情報量に対処すべく自らを強化するからなのだそうです。ただの電話線が、通話量が多いために自らをISDNひいては光ファイバーに自らを作り変えていっているようなものです。もちろん電話線ではそんなことは起きませんが、人間の神経系では起きるのです。「機能(何ができなければいけないか)が構造を決定する」のだそうです。もう一つのいい例は、みなさんのタイプ力です。タイプライターなんて触ったことのない人も多いと思いますが、パソコンが普及してからと言うもの電光石火のようにタイプする人の多いこと多いこと!。

 これは一体どういうことを意味するのかと言うと、この方法で子どもが言葉を学んでいくのは単なる結果であって、
「人間の神経経路を発達・成熟させる」というはるかに重要な命題を成し遂げているということです。「驚異の速読法」といわれる方法もこの事実に基づいて視覚経路を究極まで鍛え、たくさんの文字を一度に認識できるようにしたものです。




 このような方法でフラッシュカードを見る経験を何度も繰り返すと、子どもは新しいカードのイメージをだんだんパッと瞬間的に脳裏に焼きつけることができるようになります。つまりそれまでは新しい言葉を10回見て覚えられたのが次には8回に、その次には5回にという具合です。太く強くなった視覚神経経路で情報が一回で大量に脳へ送られるようになったため、
何回も見なくてよくなったのです。

flashcard
slowly
or
quickly?
that is
the
question
develop
sensory
pathways