これは、とりとめもない本です。私が暇にまかせるままに読みちらかした種々雑多な本の山から、ホームズやドイルに関係のある一節をひっぱってきたのです。

 同じような趣向には、日本シャーロック・ホームズ・クラブの会誌「ホームズの世界」やこの関西支部のニュースレター「ザ・ウエストエンド・ジャーナル」に長年連載をつづけている広田恵子さんの「私がみつけた書物の中のホームズ」があります。不精者の私は広田さんのようなバイタリティにかけているので、いくらみつけても情報カードにかきうつす気力もなく、付せん紙をはさみこんだままもう何年もほったらかしにしておいたのですが、いつまでもそういうわけにもいかず、ようやく重い腰をあげた、というわけです。 当然この道の先輩、広田さんが指摘したものとの重複もありますが、なにしろこんな不精者なので、そこのところはお許しください。

 このあと「か」から「わ」まで(たぶん「を」や「ん」はないでしょう)、いったい何年かかるやら。荒俣宏氏は「大博物学事典」が自分が生きているうちにおわらないかもしれない、といっていましたが、それはこっちのセリフだ、といいたいくらいの気が重い発刊です。

 さあて、次にワープロを打つ気になるのはいつのことやら……

                             平山 雄一      

注意

この引用集は、作者の五十音順にならんでいます。さらに同じ作者のうちでも、作品名も五十音順にならんでいます。ならんでいないところがあったら、かんべんして下さい。

見出しは作者名、書名、(翻訳者名)、出版社、初版年度の順でならんでいます。

また、斜字体は編者の注釈です。

なお、ホームズやドイルと関係ない場合、文章がおわっていなくても後略することがあります。

I 序 I  I  I  I  I   I  I  I 補追 I

どこにでもいるシャーロック・ホームズ