「生ける少女」
(森江書店、6月)(「我れ爾を救ふ」外篇)
この作品は「イエスか親鸞か」(東光会・双樹社)や「否」(東光会・警醒社)によると、三六版七二頁であるが、入手した昭和四年第150版は発売元が森江書店であり、77頁ある。ところがこれも初版を大正9年にしており、実際に大正九年に77頁ヴァージョンと72頁ヴァージョンがでていたのか、それとも版権を森江書店が買い取ったのだろうか。ちなみに「姉妹の胸へ」が「生ける少女」の巻末広告に登場している。尾崎秀樹の伝記では、大震災ののちに罹災をまぬがれた警醒社の本は、「生ける少女」もふくめて特価販売したそうだが、そのあとは再版をしているのだろうか。謎は深まるばかりである。
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