山中峯太郎の単行本 本文へジャンプ
昭和23年 (1948)


題名、書誌情報
i
「海の魔術団」(同盟出版社、2月) イメージ
「洞窟の王冠」(同盟出版社、3月)
三月版


同年十月版
「地球え来た電人」(松竹株式会社出版部、4月)(註:「世界無敵弾」改題。横田順弥、会津信吾:「山中峯太郎とSF」、「新・日本SFこてん古典」所収、1988年、徳間文庫)
「黒星博士」(ポプラ社、4月)
「嵐に咲く花」 (東光出版社、5月)


【出版者】 東光出版社
【初版年】 1948/05/20
【叢書名】 少女小説
【ページ】 247p
【大きさ】 19cm
「謎の鉄人」(ロッテ出版社、5月)

【著者名】 山中 峯太郎/著
【著者名】 伊勢 良夫/装幀・口絵
【出版者】 ロッテ出版社
【初版年】 1948/05/05
【ページ】 185p
【大きさ】 19cm
イメージ
「黄金城の秘密」(同盟出版社、5月)
「兄弟少年団」(まひる書房、6月)(註:「大東亜少年軍」が母体)二上洋一:「少年小説の系譜」、1978年、幻影城
「白雪峡の謎」(偕成社、7月)

【著者名】 山中 峯太郎/著
【著者名】 伊藤 幾久造/装丁・さし絵
【出版者】 偕成社
【初版年】 1948/07/05
【ページ】 206p
【大きさ】 19cm
「神変黒衣党」(ポプラ社、7月)
「弓張月」(滝沢馬琴原作、偕成社、8月)
「絶海の黒星博士」(神田出版、9月)(註:本郷義昭と黒星博士が協力して敵をやっつける。戦前の作品を書き直したもので、もともとは黒星博士は出てこない)横田順弥、会津信吾:「山中峯太郎とSF」、「新・日本SFこてん古典」所収、1988年、徳間文庫 イメージ
「沙漠の大金塊」(御影文庫、8月)(註:本郷義昭物)
「渦巻く宝島」 (東光出版社、9月)

【著者名】 伊藤 幾久造/装幀・挿絵
【出版者】 東光出版社
【初版年】 1948/09/20
【ページ】 218p
【大きさ】 19cm

「曙の傑人」(まひる書房、10月)

西郷隆盛の伝記です まひる少年少女文庫撰と表紙にあります。 西郷隆盛が赦免になるまでを描いているようですから伝記としては前半という感じですね。
二見書房版「西郷隆盛(下)壮年と飛雄編」入手は以前お知らせしましたが「曙の傑人」はこれの原型ですね。正確には「曙の傑人」のリライトが二見版という感じですか(二見版の上巻未見のためしかとはわからず)。

例えば
「曙の傑人」132頁
小見出し「島の先輩たち」
本文 徳ノ島は、罪の重い流人が、鹿児島からはるばると流されてくる。
それは言うまでもなく、悪人なのだ。
「今度、流されてきおった奴は、極悪と見えての、図体の大きな野郎だぞ」
「おおそうか、行ってきいてやるべい」

「西郷隆盛(下)壮年と飛雄編」6頁
大見出し「渦巻いて流れる人間愛」
小見出し「島の先輩たち」
本文 徳ノ島は、罪の重い遠島人が、鹿児島から、はるばると流されてくる。
それは言うまでもなく大罪人なのだ。
「今度のう、流されてきおった奴は、極悪と見えての、図体の大きか野郎だぞ」
「おおそうか、行ってきいてやるべい」

以下全く同じストーリー展開がすこしずつ違った文章で綴られます。

(2000/11/5、杉澤秀明氏筆)

【書名】 (少年伝記小説)曙の傑人説
【著者名】 山中 峯太郎/著
【著者名】 伊勢 良夫/装幀・挿絵
【出版者】 まひる書房
【初版年】 1948/10/25
【叢書名】 少年少女文庫撰
【ページ】 261p
【大きさ】 19cm

追記;続刊は同月発行の「暁の巨人」と判明しました。

「暁の巨人」(まひる書房、10月)

「「大東の鉄人」(ポプラ社、11月)

「熱砂の十字架」(東光出版社、12月)
「キュリー夫人」(偕成社、12月)

ポロニウムの発見、ラジウムの研究で有名なマリー・キュリー夫人の伝記である。峯太郎の好む貧家から刻苦勉励して出世するという典型的なストーリーであるが、女性の伝記という点がめずらしい。