「曙の傑人」(まひる書房、10月)
西郷隆盛の伝記です まひる少年少女文庫撰と表紙にあります。 西郷隆盛が赦免になるまでを描いているようですから伝記としては前半という感じですね。
二見書房版「西郷隆盛(下)壮年と飛雄編」入手は以前お知らせしましたが「曙の傑人」はこれの原型ですね。正確には「曙の傑人」のリライトが二見版という感じですか(二見版の上巻未見のためしかとはわからず)。
例えば
「曙の傑人」132頁
小見出し「島の先輩たち」
本文 徳ノ島は、罪の重い流人が、鹿児島からはるばると流されてくる。
それは言うまでもなく、悪人なのだ。
「今度、流されてきおった奴は、極悪と見えての、図体の大きな野郎だぞ」
「おおそうか、行ってきいてやるべい」
「西郷隆盛(下)壮年と飛雄編」6頁
大見出し「渦巻いて流れる人間愛」
小見出し「島の先輩たち」
本文 徳ノ島は、罪の重い遠島人が、鹿児島から、はるばると流されてくる。
それは言うまでもなく大罪人なのだ。
「今度のう、流されてきおった奴は、極悪と見えての、図体の大きか野郎だぞ」
「おおそうか、行ってきいてやるべい」
以下全く同じストーリー展開がすこしずつ違った文章で綴られます。
(2000/11/5、杉澤秀明氏筆)
【書名】 (少年伝記小説)曙の傑人説
【著者名】 山中 峯太郎/著
【著者名】 伊勢 良夫/装幀・挿絵
【出版者】 まひる書房
【初版年】 1948/10/25
【叢書名】 少年少女文庫撰
【ページ】 261p
【大きさ】 19cm
追記;続刊は同月発行の「暁の巨人」と判明しました。
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