ホームズ・ドイル関係おすすめ本レビュー

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指紋は知っていた
チャンダック・セングープタ 平石律子訳 文春文庫 590円

 指紋が証拠として採用されるまでの研究の歴史をつづった、インド人作家の本です。指紋の発祥の地として知られるのはインドと日本ですが、日本で研究をしたフォールズよりもインドで研究をしたハーシェルに重点をおいて記述されています。聖典では実際にスコットランド・ヤードで指紋を証拠として採用される前から、指紋を証拠として活用してます。当時の鑑識の事情を知るためにも、シャーロッキアンに欠かせない一冊です。

シャーロック・ホームズの鉄道学
松下了平、JTB,1000円

 久しぶりの本格的ホームズ研究書です。そんなに厚い本ではないのですが、聖典中での鉄道に関する定番の研究がつまっています。乱歩の「鬼」への言及もあり、乱歩ファンもかわないではいられないでしょう。

目次

第1章 ホームズと鉄道の歴史
第2章 ホームズの鉄道知識
第3章 『ブルース・パーティントン設計書』とその子孫
第4章 『白銀号事件』の謎を探求する
第5章 『技師の親指』の災難の真相
第6章 『まだらの紐』の謎
第7章 ホームズの後継者達と鉄道
第8章 『最後の事件』と『最後の挨拶』