しょうそう文学研究所の本棚
二〇〇三年 六月刊

「漢訳ドイル作品論考2」
          樽本 照雄

1000円


中国翻訳文学研究の第一人者、樽本照雄教授による二十世紀初頭中国へのドイル移入史研究の、好評第一弾に続く第二集をおとどけします。

漢訳ドイル「サノックス卿夫人事件」3種
――李常覚、包天笑+張毅漢、周痩鵑らの訳業
<コナン・ドイル作「唇のねじれた男」の日訳と漢訳
漢訳ドイル「荒磯」物語
  ――山縣五十雄、周作人、劉延陵らの訳業
中国におけるコナン・ドイル(1)

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戦前日本のホームズ・ドイル 
         第二集 

        平山 雄一 編

400円

これも好評を戴いている戦前の入手困難なホームズ関連文献の復刻第二弾です。特に大正時代にホームズを翻案した「呉田博士シリーズ」より短篇を一つと、訳者三津木春影の未亡人の思い出話は必見です。


オスカー・スレーター事件
  コーナン・ドイル 松本 泰訳
幽霊の穿めたる蝋製の手袋
       コナン・ドイル
第六信 ――ロンドン雑記――
           浅野和三郎
「ドイル氏の万年筆」
「シャーロック・ホルムス」のモデル
           高田義一郎
探偵ラジオ・ドラマ「赤馬旅館」
           小栗虫太郎
ドイル雑感
           山崎貞
「呉田博士」を書いた頃の春影
           三津木貞子
「巻煙草の灰」(呉田博士シリーズ)
           三津木春影

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実吉達郎シャーロッキアナ全集第八巻
シャーロック・ホームズの情報活用学
           実吉 達郎

1000円

実吉全集もいよいよ大団円に近付いてきました。第八巻は昭和五十七年にPHP研究所から出版された単行本の復刻です。

プロローグ ある日のホームズ――情報活用学入門
情報入手――依頼人ウィルスン氏
情報分析――パイプ三服の思案
事件解決――情報活用の結果
知的ビジネスの行動原理――情報活用の四段階

第一章 ホームズの情報収集術
情報収集・I 情報集積の窓口を作る
ホームズの驚くべき予備知識
情報はいざというときものをいう
依頼人を観察、知覚する
ホームズの接客態度をみならえ
警察官は情報の運び手
ホームズが一目置く名警部
情報収集・1 情報提供者を作る
事件の鍵を握る男たち
ベイカー街不正規隊の活動
理想的な情報係・ワトスン
情報収集の失敗例
情報収集は組織を使え
情報収集・2 自分の足で取る習慣をつける
「頭の探偵」から「足の探偵」ヘ
ホームズのネタ引き出し術
努力なくしてプロにはなれない
情報収集・3 観察眼を養う
君は一瞬でコオロギの性別がわかるか
観察と推理はどこがちがうか
ドクター・ワトスンも観察家
「人を見る目」を生活化しよう

第二章 ホームズの情報活用術
情報活用・1 得た情報を正確に分析する
ホームズの猟犬的現場調査
ホームズとデュパンの推理合戦
どうすれば推理力が身につくか
推理眼は相手を信頼させる
情報活用・2 推理を趣味化する
美人好きは推理に向かない
ホームズの一生を決定した推理
趣味ほど強いものはない
なぜパイプの持主がわかったか
物品相手の名推理
帽子一つで謎を解
情報活用・3 問題解決能力を身につける
勝利の定義はむずかしい
部屋を出ないうちに問題解決
解決なき結末もある
いたずら好きのホームズ
にせ情報にごまかされるな
逆推理の重要性

第三章 ホームズのビジネス探偵学
探偵学・1 名探偵比較考
なぜ、いま「名探偵待望論」なのか
ソーンダイク博士とブラウン神父
名前のない探偵
灰色の脳細胞・ポアロ
アブナー伯父さんと捕物帖
ホームズが江戸に生れていたら
二十五人の名探偵に乾杯!
活劇役者・明智小五郎
非探偵的な探偵・金田一耕助
探偵学・2 君もワトスンをもて
対等の人格・ホームズとワトスン
ワトスンは三枚目ではない
莫逆金鉄の交わり
ホームズの心を研ぐ砥石
探偵学・3 ユーモアあふれる科学者になれ
雑学のすすめ
ワトスンも科学者だった
ホームズのユーモア講話
ユーモアは有益な潤滑油
ユーモアを日常化せよ
探偵学・4 女性と金には気をつけよう
ホームズの女性観
仕事中はみな独身者
恋は抑制できるか
誘惑に負けるな
自分の智恵で生活を才覚する
日本の貧乏探偵とホームズの収入
金で幸福が買えるか

第四章 ホームズ学ア・ラ・カルト
ホームズ前史
ヴィクトリア姫の運命
ホームズ兄弟とワトスンの誕生
ホームズの活躍舞台
真実は物語にない
ドイルの愛国心
ヴィクトリア時代は「白塗りの墓」
悪弊はびこるロンドン
世紀末の英国に学んだ日本
現代に生きるホームズ

第五章 ホームズ語録――ビジネスマン心得帖
エピローグ ホームズ「最後の挨拶」
ヴィクトリア朝の残映
永久的な魔力をもつ男
ホームズは死なず、消えず

〔付録〕シャーロック・ホームズ・クイズ

解説      平山 雄一

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二〇〇三年 ニ月刊

実吉達郎シャーロッキアナ全集

第七巻

「シャーロック・ホームズの決め手」


定価1000円

実吉の初のシャーロッキアナの単行本『シャーロック・ホームズの決め手』(昭和五五年、青年書館)の復刻。

目次

まえがき

第1部 事件を裏から読む

「自銀号事件」と競馬犯罪
犯人は名馬だった?!(ホームズ物話の中で、もっとも有名なものの一つ「白銀号事件」が、実はありえないほど愚劣な犯行であったことを論証し、それと日本の競馬犯罪とを比較する)
馬はどこへいったか/群居性と帰家性の間題/ストレーカーの愚劣ぶり/皮下手術は可能だったか?/サラブレッドによる年代決定/サラブレッドの起源/昭和四四年のバスター号事件/アオシゲル号と勘左衛門

「ウィリステリア荘」のドン・ムリロ
中米の暴君のモデルは?!(ウィステリア荘における犯人は中米のサンペドロ国の元大統領ドン・ムリロだった。サンペドロ国とはブラジルかコロンビアか。暴君ドン・ムリロのモデルは誰か)
ブーズー教の呪法/暴君とモリアーティ/サンペドロとはどこか?/サンペドロ=ブラジル説/ルリタニアからボロボル国へ/ドン・ムリロの最期

毒蛇殺人は可能だったか
「まだらの紐」を批判する
ジュリア・ストーナーの運命/「あの蛇の話ですよ」/人に蛇が使えるか/ドイルは蛇を知っていない/「沼毒蛇」という蛇はいるか/中川氏のヘレン犯人説/「ヒヒ」と狩猟用の「ヒョウ」/「カナリア調教師ウィルスン」/大型毒蜘蛛の恐怖

テディはカナリヤを狙うか
「かたわ男」のマングースの役割(「かたわ男」事件におけるマングースの役割、ウッドの商売は成りたつか。ワトスンは、マングースを知っていたはずだ)
マングースにしては変だ/シャーマン老人のアナグマ/ウッドの生活問題/キップリングとドイル

ガチョウ事件「青いガーネット」
ヘンリー・ベイカー氏のクリスマス(宝石をガチョウにのませたことから起こった事件。当時ガチョウは、英国史上どんな地位をしめていたか)
ピータースンは正直だった/ガチョウに宝石をのみこませる/クリスマスには七面鳥とは限らない/鵞ペンとフォアグラのパイ/撃たねば手に入らぬ料理

怪犬による殺人は可能か
「バスカーヴィル家の犬」を推理する
そんな「妖犬」が本当にいるか/ほとんどブラッドハウンド/「神も放つを禁じ給う」妖犬/怪奇伝説の再現を企てる/犬は犯人によく従ったものだ/余談・シクロピディス蝶/チャールズ卿を犬で殺せたか/ステープルトンの失策/ヘンリー卿を追う犬の疑問/最大の被害者の惨死/ああ怪犬よ、君を泣く/結論

「プライオリー学校」のトリック蹄鉄
足跡で牛か馬かを見破れるか
『小公爵誘拐事件』の始まり/牛の足跡のつきかたは正確か/偽装用の蹄鉄は実在した?/ドイルの「原料」はどこから?

第2部 ホームズ学ことはじめ

シャーロックホームズと少年たち
ベイカー・ストリート・イレギュラーズ(ホームズの駆使するロンドンの浮浪児部隊。それを日本化した江戸川乱歩)
浮浪児たちの活躍/日本版「チンピラ別動隊」

<!R>少年給仕(ページ・ボーイ)とカートライト(ホームズとともに活躍する少年給仕ビリーと、メッセンジャー・ボーイのカートライトの個性)
ビリーは二人いた/ホームズに愛されたビリー/有能なカートライト君/ウィルスン氏はごきげん?

少年助手と少年犯人(ビリーとカートライトを足して二で割ると、二十面相に対する小林少年になる? 少年犯人ジャックの心理)
スーパーボーイ小林芳雄君/事件に出る三種の少年/サディスト坊や/可憐な小公子/最高の出来・ジャック

シャーロック・ホームズと動物たち
ウサギ(「ノーウッドの建築師」「ボヘミアの醜聞」「ボスコム谷の惨劇」)
「きのうまではなかった」トリック/「火事だあ!」のトリック/黒こげ死体のウサギ/ヨーロッパのウサギ/ウサギはよくふえる

カワカマス(パイク)(「ショスコム荘」『サー・ナイジェル』)
釣り師に化けたホームズ/池にパイクを抛りこむ

シカ(「アベ農園」「緋色の研究」)
シカ狩り帽とホームズ/アカシカと英国中世史

ブタ(「恐怖の谷」「黒ピーター」『恐怖の研究』)
豚毛とブタの肉/ブタと人とどっちが殺しやすいか/殺人に似た経験をしたい人は/ブタのために弁護しよう

ネズミ(「ボスコム谷の惨劇」「吸血鬼」)
「ネズミ」についてのワトソンの名推理/「思いちがい」のトリック集/「マティルダ・ブリグス事件」/スマトラの大ネズミの正体

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八月刊

実吉達郎シャーロッキアナ全集

第四巻・研究篇4


定価1000円

これぞこれ わがホームズぞ 幕除き
   あらはれ出づる 追分の空 れ・ぽ・お・と
毒蛇殺人は可能だったか?
   ――「まだらの紐」について――ホームズ物語と猛獣狩り
ドイルとディッケンズの謎
ドイル、ホームズと日本・中国
「聖徒の国」の動物たち
シャーロック・ホームズ遊々事典より
情報の収集・分析 シャーロック・ホームズの方法
「ブルース・パーティントン設計書」の子孫
「獅子のタテガミ」を求めて
解説   (平山 雄一)

を収録しています。

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五月刊

実吉達郎シャーロッキアナ全集

第六巻・パロディ篇2


定価1000円

冠づけ ホームズ対モリアーティ俳諧歌
ホームズ事件簿かぞえ唄
漢詩
自由詩
ほーむず百人一首
都々逸
短歌
シャーロック・ホームズ謎短歌
プライオリー・スクール後日譚
シャーロック・ホームズとサー・ヘンリー

を収録しています。

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四月刊

戦前日本のホームズ・ドイル

第一集

平山 雄一 編

定価400円

戦前にドイルやホームズについて論じられた文章を集めてみました。

コナン・ドイルの事  甲賀三郎
緑柱石の宝冠   小酒井不木
*特集・コナン・ドイルの死と復活*
コナン・ドイルの逝去 浅野和三郎
コナンドイル卿の葬儀 岩田宗一郎
コナン・ドイル卿の存続 岩田宗一郎
ドイルの通信      編集子
ドイル卿から通信
大阪便り     中村弘治
コナンドイルの通信 岩田宗一郎
探偵小説に就いて 萩原朔太郎
麻畑の一夜 岡本綺堂

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実吉達郎シャーロッキアナ全集

第三巻・研究篇3


定価1000円

実吉達郎が初めて「宝石」にかいたシャーロックホームズ研究「ホームズ物と動物」を初復刻しました!

ホームズ物と動物
騎士道に結ばれた愛
ドイルの「樽工場の怪」と岡本綺堂の「麻畑の一夜」
ホームズと小動物
「誤解の目撃」と主人公の「復活」
――ホームズとブラウン神父
「技師の拇指」と釣り天井
アイリーネ・アドラーの男装

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三月刊

実吉達郎シャーロッキアナ全集

第五巻パロディ編1

定価1000円

呪われた『緋色の研究』
オーム返しホームズ問答
シャーロッキアン川柳
シャーロック・ホームズ謎掛
ホームズ捕物帳アホダラ経
言葉遊戯
カートライト君の友情
事件でなかった大学の怪異
シャーロック・ホームズとジーキル博士

を収録しています。

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二月刊

実吉達郎シャーロッキアナ全集

第二巻・研究編2

定価1000円

JSHCと私の遊び
アルセーヌ・ルパンと奇岩城の少年
ホームズとワトスンの関係
シャーロック・ホームズと少年たち
ホームズと毒薬
「フランシス・カーファクス姫の失踪」と棺のトリック
「摂政時代」の洒落者
ホームズと犬
ヴィクトリア女王とホームズ

を収録しています。

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実吉達郎シャーロッキアナ全集

第一巻・研究編1

定価1000円

「たけしのテレビタックル」などでおなじみの、動物作家実吉達郎のもう一つのライフワークであるシャーロッック・ホームズ研究の集大成が全九巻の全集となって登場。まず第一巻は研究編1として、未発表原稿多数を含む七編のホームズ研究論文を収める。シャーロッキアン必見の一冊。

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「漢訳ドイル作品論考・第一巻」

樽本照雄

定価1000円

十九世紀後半から二十世紀始めの清末民初の中国文学研究の世界的権威である樽本照雄教授が執筆したドイルとホームズの移入史と、中国で独自にかかれたホームズパロディ研究を収録。外国語版ホームズ本収集家、パロディ研究家はこれなくしては語ることが出来ない。

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「ホームズと大予言」

平山雄一

定価500円

ノストラダムスがホームズの活躍を予言していた??
昭和六十年に限定百五十部で出版された幻のホームズ研究書が今ここに復刻。後に類似品がさまざま出版されたが、この作品が元祖である。

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(c)しょうそう文学研究所出版局