ぼくたちの甲子園 高校野球名勝負列伝・地方大会編
No.6 2003.12.12



神奈川県立厚木北高校、17年ぶりの復活
(平成15年4月13日 春季神奈川県大会3回戦 厚木北高校対相模原総合高校

【2003年4月13日・春季神奈川県大会3回戦(横浜商業高校G)】
厚 木 北   0 0 1  1 0 0  0 0 1=3
相模原総合 0 0 0  0 1 0  1 0 0=2
 
 【試合展開】
 厚木北は3回二死から小沢が左前安打で出塁。二盗後、鈴木の二塁打で 先取点を取った。4回は先頭打者の菊池が中前安打で出塁し、岩田の 犠打と相手投手の暴投で3塁まで進塁。山崎のスクイズ(記録は内野 安打)で追加点を取った。先発の小山は4回まで無安打に抑えていたが 5回遊ゴロ失策と犠打で二死2塁の場面から二塁打を打たれて1点取られ、7回も二死1塁から二塁打を打たれて同点にされた。厚木北は6回から 8回まで三者凡退に抑えられ試合の流れは完全に相手校のものだったが、9回一死から菊池が死球で出塁。岩田の犠打で2塁進塁の後、山崎の打球は遊ゴロだったが、相手の遊撃手が打球をセンター方向へ大きくはじき2塁走者が本塁へ生還するという幸運に恵まれた。その裏相手校の攻撃は先頭打者が初球を打って三ゴロの打球だったが、三塁手の鈴木が一塁へ悪送球を投げてしまい無死1塁。犠打で一死2塁。次打者は中飛で二死2塁になった後、小山の初球が暴投になり二死3塁。失策も許されない場面となった。しかし小山がこのピンチを三振で切り抜け、ついに夏の神奈川大会初のシード権を獲得した。
 
 【17年間を振り返って】
 試合終了の瞬間,私は思わず「ヤッター」と叫んでガッツポーズをしてしまった。思えば県大会でベスト16まで勝ち進むのは17年前の夏の大会以来だった。 当時監督だった江藤氏が去ってから野球部に選手が集まらなくなり、 急速に弱体化してしまった。春秋の公式戦は北相地区予選での敗退を繰り返し。 選手が9人に満たず、出場すら出来ない大会もあった。しかし7年前に当時の神倉校長先生の尽力で創設させた「スポーツ科学コース」を きっかけに選手の人数が増えて復活の兆しを見せてきた。 このスポーツ科学コースの第1期生が最上級生になってから春秋の地区予選を 勝ち抜く実力がついてきて,2年前の春季県大会ではシード権を賭けた試合で 強豪・鎌倉学園を相手に1点差の惜敗でシード権獲得までもう一歩の所まで来た。 昨年の夏はついに16年ぶりの4回戦進出をはたした。 そして今年の春季県大会でついに県大会ベスト16まで勝ち残り,初めて夏の シード権を獲得して復活を果たす事が出来た。

 こうした17年間の苦難の時代を思い出すと私は涙が止まらなくなってしまった。

(2003.12.12 written by 秀明)

 がんばれ厚木北高校野球部(秀明さんの厚木北高校応援サイトです!)


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