MD(MiniDisc)トラブル公開

MDブランクメディアを選び、使う技とは

2000.8.28更新


数百円コース:「ブランクMDメディア」を選びましょう(新規録音のみに有効)

 録音に用いるブランクMDの種類は、MDの音質に絶大な影響を与えます。疑わしいと感じられた方は、次に紹介するメディアをお買いになって試してみて下さい。

マクセル:MD XL、PURE PLATINUM(実売200円・枚)

http://www.maxell.co.jp/noflash/consumer.html

SONY:MD ES(実売300円・枚)

http://www.sony.co.jp/sd/ProductsPark/Consumer/A-ME/MD.html

TDK:XA-PRO(実売700円・枚)

http://www.tdk.co.jp/tjbbb01/bbb17000.htm

 具体的に差が出るのは、「高音の刺激音の量」「音数が増えた際にうるさく感じるか否か」「低音部の量感」などです。特に、高音はMD規格が本来苦手とし、刺激的な変化が嫌われる場合が多くあります。が、これはブランクMDの種類を選べばほとんど問題ないレベルにまで抑えることができます。ただし、ATRACバージョン4から4.5を搭載した情報量志向が強い機種ではそれでも刺激音が残る場合がありますし、変化の幅はメカの構造によって変わりますので、最後はご自身で選んで下さい。


 今後、モデルチェンジがあった際のために補足しておきます。肝心なのは、「シェルの共振をいかに制御するか」ということです。紹介したメディアはシェルの構造に共通点があります。「振動しにくい堅い部分」と「振動を吸収する柔らかい部分」の両方を持っていることです。さらに、PURE PLATINUMではシャッターの素材を金属から柔らかいプラスチックに変更しています。振動は信号の読みとりを妨げるため、サーボと呼ばれるピックアップの位置補正の量を増やします。このサーボが働く際には大きな電流が流れ、結果、アナログ音声回路や、デジタル処理の時間軸に悪影響を与えるのではないかと考えられています。


ただで録音品質を上げる「小技」とは?

 新品のMDメディアに録音する場合、最初に5分間程度無音録音をしてください。これは、MDディスクの再内周部に録音された曲には刺激音が増加する傾向があるためです。

 簡単な実験としましては、CDで一曲リピート再生をしてMDに同じ曲を繰り返し録音します。この、同一と思われるデータがディスク上で様々な位置に記録されたディスクをランダム再生します。デジタル記録・再生系による音への影響がないのであれば、何トラック目を再生しようと全く同じ音が再生されるはずです。

 結果は・・・1トラックのみ、刺激音が目立つことが分かります。

 74分きっちり収録されたCDをMDにダビングする場合には、MDメディアに80分タイプを選択し、やはり最初の(最内周の)5分に無音(もしくは不要な曲)を録音しておきます。この方が74分タイプのMDメディアにきっちりダビングするより、一曲目において刺激音が減少します。

 無音トラックは録音完了後に編集機能を用いて削除することで、再生されることはなくなります。重要なのは、ディスクの最内周部分を使わないようにすることです。


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