失われたOnly One
その2:家庭用最高画質・最高音質での保存録画 家庭での
フレーム精度で編集点が乱れない編集
MiniDV規格は家庭用ビデオカメラのデファクトスタンダードとなり、
HDV規格に
も継承されているため、
当面、滅亡の危険は少ない。一方で、MiniDVと同じ記録方式で、物理的に下位互換性の無い大型カセットにより
長時間連
続録画を実現した標準DV規格(FullDVとも呼ばれる。長時間モード・薄手テープ無しにSPで最長4時間30分)は、
ソニーでも2世代・
松下1機種(NV
-DV10000)が
出たのみで全て生産完了となっており、
MiniDV規格とは対照的にメーカーから冷遇された。
ソニー自身は当時、代替足りうる保存録画機を提示していなかった。
ソニーが現在でも販売していて標準DV規格互換のある、業務用DVCAM規格ビデオデッキは
予約録画タイマー・入力セレクター・チューナー・LPモード録
画を搭載していないにもかかわらず、
家庭用より高価(
ロー
エンドのDSR-11でも26万円)であり、ハイエンドエアチェック用途の代替足り得ない。
Cocoonは保存を否定。
DVD
レコーダーRDR-A11はPioneer社DVR-3000のOEMで、RDR-A1から機能後退。
ソニー自らDVD-Video規格の壁(約10Mbps MPEG2)を越える保存録画機、
BDZ-S77を発表したのは
2003年3月の
ことであった。
失われたOnly One
その3:ユーザの命令に機敏に反応する家庭用録画機 家庭用高画質・高音質保存録画
家庭でのフレーム精度編集
規格戦争の代名詞とされ、敗北規格の悲哀とともに語られる事も多いBeta規格であるが、
当時のソニーがBeta規格の存亡をかけて北米で勝ち取った判例(いわゆるBetamax訴訟)は、
家庭でのタイムシフトの自由を認めただけでは無い。
アメリカの最高裁は、
「海賊行為など
に使われる可能性のある技術でも、
著作権侵害にあたらない相当量の利用が認められる限り、その技術を禁ずることはできない」として、
既存の著作権を根拠に、新規技術を部分的非によって否定する事を認めなかっ
た。
これは、メーカーが新規技術市場を開拓する上で、ユーザーにとっても極めて
重要な考え方の確立であり、
日本国内を含め、現在までの家庭での録画録音に大きな影響を与えている。
ソニー自身はBeta生産終了当時、代替足りうる保存録画機を提示していなかった。
Cocoonは保存を否定。
DVDレコーダーはPioneer社OEM。据え置き型標準DV規格デジタルビデオデッキであれば代替足り得たが、
Beta規格より後に出たにもかかわら
ず、先に生産完了する始末。
ソニー自らDVD-Video規格の壁(約10Mbps MPEG2)を越える保存録画機、
BDZ-S77を発表したのは
2003年3月の
ことであった。
その後DVD+-RWコンパチブルという、
日本国内DVDレコーダー市場(HDD&DVD-RAM/RW/R)を無視したかのよう
な、
単体DVDレコーダー
RDR-GX7
を2003年4月に発表。
アナログVTRの置き換えを本格的に狙ったHDD&DVD搭載「スゴ録」初代の発表は、
さらに遅れる事
2003年9月
のことであった。