ツェッペリン
フラックマイン V-7





無線誘導式地対空ミサイル、ファイヤーリリーの2面図、及びランチャー(発射台)搭載図
ペイントソフトにて作図



第二時大戦末期、連合軍による激しい爆撃にさらされていたドイツでは、 その対抗手段として、様々な対空兵器が考案されていました。 ツェッペリン社によるフラックマインV-7もその一つでした。
フラックマインV-7は、フォッケウルフ社のVTOL計画機、トリープフリューゲルと共に研究されていました。




フォッケウルフ社トリープフリューゲルの2面図


トリープフリューゲルは、1944年9月頃に設計されたラムジェット搭載の迎撃機でした。
そのデザインは大変奇抜なもので、コクピットの後ろに、ピッチの付いた翼が3枚取り付けられていて、 その先端には、パブスト式ラムジェットエンジンが各1機ずつ取り付けられていました。

離着陸は、胴体後部にある4枚の安定翼に取り付けられた小型の車輪と、尾部にある1個の大型車輪で直立した姿勢で行われます。




離陸補助用ロケット、ヴァルターRi-202(HWK-109/500A-1)


主要動力であるラムジェットは、高速に達するまで始動しないので、まずラムジェットと共に取り付けられている、 離陸補助用のロケットブースターを使用して翼を高速回転させ、ラムジェットを始動させる事で、垂直に離陸します。
飛行中の速度調節は、翼の回転速度の増減により、 姿勢制御は、胴体後部の安定翼舵面を操作することにより、行われることになっていました。
また、武装として機首に、MG151/20mm機関砲×2(250発)、及びMK103/30mm機関砲×2(100発) が装備される計画でした。

終戦までに実大模型が制作されるなどしていて、かなり真面目に研究が行われていたようですが、 この構想の実現性には、疑念を抱く人も多いようです。
戦後、米空軍がトリープフリューゲルのアイデアを模倣して、XFYポゴというVTOL試作機を作っていますが、やはり失敗に終わっています。





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