ターボ・プロイエッテル



ターボ・プロイエッテルの2面図(左;初期型? 右;後期型?)


上図に示された物体は、第二次大戦中にイタリアのジュゼッペ・ベルーゾが考案した ターボ・プロイエッテル(※タービン飛行体の様な意味)という円盤。
 心なしか、19世紀にスウェーデンのド・ラヴァルが発明した衝動タービン等に似ている気がするのは、彼が蒸気タービンの専門家であった為だろうか?

ベルーゾは、このアイディアをムッソリーニやヒトラーに見せたところ、彼らは一様に大きな興味を示し、即座に開発を命じたという。  当初は地対地ミサイルとして考案されたのだが、後の戦局の推移により、対空兵器としても開発されることになった。 

ターボ・プロイエッテルは円盤の縁に取り付けられた3基(※後期型は4基)のパブスト式ラムジェットで回転しつつ、高高度へと上昇し、爆撃機付近で音響信管などの作動によって爆発したり、編隊内を縦横無尽に飛び回って混乱を生じせしめる予定であったそうだ。 さながら、イタリア版フラックマインV-7といったところだろうか。




フラックマインV-7の2面図


実の所、ドイツの対空兵器フラックマインV-7は、公式にその存在が認められている訳ではないのだが、戦後、かの有名なヘルマン・オバースもこの特異な対空兵器に言及しており、まんざら嘘という訳でもないようだ。

また、飛行中は排気が機体を包み込んで、火の玉状に見えたであろう事から、 これが大戦中に出現した謎の飛行物体フーファイターの正体などと語られている点も、 フラックマインV-7と同様である...無論、これは嘘だろう。 




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