アヴロ・カナダ
VZ-9V アヴロカー号





アブロ・カナダVZ-9Vアヴロカー号


この円盤は鮮明な映像記録が、何度もTVで放映されているので、かなり有名ですね。
アヴロ・カナダVZ-9Vアヴロカー号の開発は、アメリカ空軍の資金援助を受け、1952年に始まりました。 機体は、ターボジェットエンジン(※J69-T9)3機を内向きに搭載し、その排気で中央にあるローターを高速回転させ、 生じた空気を機体の真下に吹付けて、揚力を得る仕組みになっていました。




ピアセッキVZ-8P・エアジープ


また、機体周囲に複数のダクトが設置されていて、あらゆる方向へ進むことが可能なように設計されていました。

搭乗員は通常2名ですが、実戦で使用される際には、もう1名がバズーカ砲など、携帯火器と共に機体後部に乗り込む事になっており、 後のエアジープの様な用途が見込まれていたようです。




試験飛行中のアヴロVZ-9V


数年後に、アブロ・カナダVZ-9Vの初飛行が行われたものの、1,5m以上の高度では、機体がぐらついて制御出来なくなるなど、 極めて実用性に乏しかった為、1962年までに、アブロ・カナダVZ-9Vの開発は打ち切られてしまいました。

しかし、この失敗はあらかじめ予想されていたことで、 同時期にアヴロ・カナダ社が行っていた、より機密度の高い円盤機の開発から、目を遠ざける為の囮に過ぎなかったという見方もあります。
事実、アブロ・カナダVZ-9Vの開発は、Yプロジェクト等と同じ1952年にスタートし、担当者もジョン・フロスト氏でした。




EXIT