アヴロ・カナダ
Y2プロジェクト
Y2プロジェクトのイラスト(上)と2面図(下)
ペイントソフトにて作成
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これは、1952年アヴロ・カナダ社にて、有名なアヴロカー号と、
ほぼ時を同じくして計画された、VTOL(垂直離着陸)超高速機です。 米空軍との共同出資であったらしく、アメリカでは、シルバーバグ計画と呼ばれていたそうです。 設計は、アヴロカー号を手掛けた、ジョンフロスト氏が担当しました。 機体は、胴体内に8基のエンジン(※A.S.M ヴァイパー8)を内向きに搭載し、 その排気で、中央にある巨大なインペラを回す仕組みになっていました。 燃焼させたガスは、機体の周囲に設けられた複数のダクトから排出され、離着陸や飛行制御を行う仕組みになっていたそうです。 事前に、3基のエンジン(※A.S.M ヴァイパー8)を搭載する小型版が作られ、テストされました。 機体直径は10mで、搭乗員は1名、最高速度はマッハ2と見積もられていました。 離陸する時は、空気取入口A(※上図参照)から空気を吸入し、燃焼させて得たガスを、 排気ダクトB(※上図参照)から下方に向けて排出します(※上部はシャッターを閉じる)。 コアンダ効果の作用により、排気は機体下部表面を流れ、グラウンド・エフェクトを生じさせて、機体を持ち上げます。 着陸時もこれを使用するので、降着装置は一切装備されていませんでした。 飛行する時は、空気取入口B(※上図参照)から空気を吸入、燃焼させて排気ダクトA(※上図参照)、 及び排気ダクトB(※上図参照)の後部から排出し、推進力を得ます。 飛行中の機体制御は、各ダクトに付いたシャッターを調節し、排出量を換えることによって行われました。 ヨーイング操作は排気ダクトA(※上図参照)、ローリングやピッチング操作は、排気ダクトB(※上図参照)からの排出量を調節します。 また、機体の特殊な形状は、殆どレーダーに捉えられないステルス性能をもたらし、 無数の排気ダクトは、従来よりも遥かに出熱を抑制し、ミサイルの追尾を受けにくくする効果がありました。 このアヴロ・カナダY2プロジェクトは、1機が実際に試作され、テストが行われたそうです。 |