「星酔」

 

終電のライト 髪にはためいて

逆転し 巻き戻るスピード

星に映した鏡文字

揺れる貴方に読めるかしら

考えないで

私は 私ただ一人

どれほどの色に染まっても

私は紛れないで

ここに居るから

 

待つ時間が募らせる想い

踏み出す足元 心地良く

ご機嫌な喧騒の中

夢物語は進んでいく

見えないぬくもりでさえ

私の糧となるのなら

愛していると伝えてあげる

半減し続ける運命

嘆くよりも 燃え尽きる

貴方が私に輝きを

見出してくれたから

笑顔幻に 笑みを漏らし

その唇 呼ぶ名前だけが

私を縛り 夜空に沈める

 

0と1でまばらに探す

捕らえ損ねた心に

飛び出した希望 限界まで

投げつけて

照らされた道に 賭けてみる

 

ただ一つ残した写真 差し出して

風よ

古人へと 吹き荒べ

天ノ川に

 浮かべればいい─────