「私が私であること」

 

ずっと 

怯えて 走り出そうとする心を

 騙して 押さえつけて

    大丈夫だから と 叱りつけて

ただ 前に進むしか 

  震える足で歩くしか 方法はなくて

ヒトはどうしてこんなに孤独なんだろう

生きることは同じ毎日の繰り返しで

  家に帰れば ひとりに気付いて

    少し 寂しく思う

いつまでも子供じゃいられないから

 綺麗な言葉は零れ落ちて

    支えきれない自分に愕然とする

ふと立ち止まってみれば

  後ろには戻れずに 前はあまり良くは見えなくて

    泣き喚く術は忘れてしまったから

      私は立ち尽くしているだけ

 

それでも私は私でしかなくて

  私は私の言葉しか知らなかった

どれほど太陽に憬れてみても

 私は私以外にはなれなくて

  私は私の言葉でしか言えなかった

 

だから私はまた 

  ゆっくりと 歩きだす

    小さくなっても 足を引きずっても

      それはとても切なくて 切なくて 切なくて…

それでも私は 私でしかないから

  いつも私は私だったから

   いつも『私』が私だったのだから───



      
「剱のバースデーに押し付け☆返品不可ですっ。」