「雑音の中で」

 

 

(T) 浮かんでくるのは

   意味のないコトバばかりで

   何か引っかかったままの思いは

   じりじりと 頭の底から見え隠れ

 

   波打ち際で

   砂底に揺れる貝殻を掴もうと 必死で目を凝らす                                 

   そんな気分 

 

   要はタイミング  なわけで

   水からあげた手に光るのが

   綺麗な貝か 石ころか は

   やってみるしかない ってことで

 

 

(U) そのままでいいのよ と 君が言うのを聞いて

   僕は 予想以上に安心した自分に  驚いてる

   変わっていくのだと

   取り残されていくのだと 思っていたけれど

   君は変わらずの瞳で 向かいに座ってる

 

   夢から醒めて 戻ってきた気分

 

 

(V) ごめん て言うあなたが

    とても真摯に思ってる と  私には分かる

    だから大丈夫

 

    こんな事で 私は侵せない

 

 

(W) 泣かないで

   泣かないで

   世の中もっと シンプルなはずだから

   泣いてちゃ 刻の声が聞こえない