「仕事」

 

あの頃は 生き甲斐が輝いていて

理想を求め 正義を信じていた

今だってそれなりに 感じちゃいるけれど

それ以前に 自分の情けなさや段々シビアな現実に囲まれて

何も分かっちゃいなかった と知らずしらず窒息しそうだった

 

私は平凡な人間だから キオクや想いなんて

時が経てば 燃えてた炎が翳んでくる

だけどその度に 誰かが 何かが 気付かせてくれる

 

“とても大変だけれど、本当に素晴らしい仕事です”と

言い切ってくれた

私にとって単純で当たり前だったあの頃に

引き戻して 押し上げてくれた

見栄も緊張も嫉妬も何もなく

ごく素直に認められたことに

泣きそうになった

ただ嬉しくて 世界は 

まっさらに 広がって見えた