電子メールマガジン◆現代栄養学と健康案内◆第5号
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◇◇◇◇◇5号◇◇◇◇◇ 購読者数:1127名
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◆現代栄養学と健康案内◆Vol.0005★◇★98.11.06◆不定期発行◆
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寄稿:分子矯正医学/荒川善治
京都南カイロプラクティック研究所
Welcome Nutrition therapy
KYOTO MINAMI CHIROPRACTIC CENTER
☆☆当院で分子矯正医学(ニュートリション・セラピー)を重要視
している理由☆☆
はじめに
風邪をすぐひく・疲れやすい・せきがよくでる・便秘気味・からだ
がだるい・よく青あざができる・かゆみがあるなど、現代人は病気
と診断されなくても、このような慢性的な症状に多くの人が悩まさ
れています。
元来、このような不定愁訴は、人間であれば誰にでも現れる症状な
のでしょうか?多くの人が悩んでいる慢性的な症状に対して根本的
な解決法はないのでしょうか?
こたえは、Noです。
「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」と孫氏が教えるように、
多くの生活習慣病や慢性的な不定愁訴がどのようなプロセスでおこ
るのか、そのメカニズムをまずおおよそでも知ることが肝要です。
では、どのようにすればよいのでしょう。
幸運なことに、1953年にワトソンとクリックという二人の科学
者が画期的な論文を発表したことで、私たちはそれを知る手がかり
ができました。つまり「食べ物」を材料にして、皮膚や髪の毛、骨
、酵素、ホルモンなど、生きていくために必要不可欠な体の構成成
分が、どのようなプロセスでつくられていくかが明らかになり、細
胞レベルの微妙な代謝の乱れによっておこる問題、病気になるしく
みが解明されたのです。
このように食物は、私たちの生命力を維持するために必要不可欠で
あることが「細胞レベル」で明らかになりましたが、いつの頃から
か「食物」は「食品」へと「品物」のように呼ばれるとおり、から
だにとって必要な成分は減少し、有害な物質が含まれるようになり
ました。その結果、日本や先進国の国民は病気ばかり増えてますま
す不健康になるという当然の帰依を迎えています。
みなさんは糖尿病は糖尿病菌、動脈硬化は動脈硬化菌といった病原
菌によって発症するのではないことをご存知だと思います。しかし
、このような病気と診断されたときには、突然降ってわいてきたよ
うな、まるで交通事故のように不運な事態に遭遇したかのごとく、
考える方が多いようです。これは、現代病のほとんどは代謝異常で
あるという「敵を知らなかった」為におこる誤解です。
最初に挙げました慢性的な症状を引き起こす犯人も、病院でお世話
になるようなバクテリアやウイルスではないのですから、敵の正体
を知ることにより、医療に頼る問題でないことも、対処の仕方も、
自ずから分かるようになります。そして、予防医学の重要性と自分
の力で治せるという確信のもと、細胞レベルに着眼した「新たな健
康観」を皆さんと共有できる日を心待ちにしています。
中国では古来より「聖人はすでに病みたるを治さず、未だに病まざ
るを治す」という言葉があるように、予防医学の大切さを説いてき
ました。そして4000年の時を超え、アメリカで分子矯正医学(細胞
レベルに着眼した病気の治療)と、それに基づいた予防医学理論の
誕生により、医食同源の根拠が明らかになりました。先人の残した
偉大な道標を知らずして、実践せずにして、日々過ごすのはあまり
にも惜しいことです。
−当院へ来院されたすべての患者さんが、「真の健康」の意味を知
り、私は生体力学的理論に基づくアプローチのみに専念できること
を願って−
第1部 1億総半病人時代、そして誰もに訪れる「生活習慣病」
(1)ビタミン・ミネラルの働きこそが生命の本質!
私たちの生活は衣・食・住の充実により、温度など外界の気象条件
のように刻々と変化する環境にあっても一見平穏に過ごせています
。これは身体の体温やphなどが、ほぼ一定に保たれているからであ
り、このような外界への適応性を自己の恒常性(ホメオスタシス)
といいます。この恒常性を保つためには、私たちのからだを構成す
る一つ一つの細胞が正常に働けることが前提となります。しかし飽
食の時代とも形容される現代の「食環境」は、その豊かさの影に、
からだの恒常性も同時に妨げるという実に矛盾した表裏の現象を引
き起こしています。
私たちにそのような危機をもたらす身近な例では、加工食品の増加
や偏食をまず挙げることができ、このような栄養のアンバランスが
、恒常性の均衡を妨げるひとつの原因となるのです。
たとえば、青のりに多く含まれるマグネシウムは、300以上の酵
素の活性化に関与していますが、このミネラル一つ不足するだけで
、恒常性を保つために生体内で絶え間なく営まれている代謝活動の
大きな妨げとなります。これは一つ一つの代謝過程に「酵素」と、
その働きを助けているビタミン・ミネラルといった「補酵素」が、
必要であるからです。
「もうはじめからわからん。代謝ってなに?、補酵素は?」そんな
声も聞こえてきそうですが、すぐに読むのを止めないで下さいね。
たとえば、お風呂で身体をゴシゴシ洗っていると古い表皮はアカと
してはげ落ちていきます。と同時に新たにも皮膚はつくられている
のです。このように古いものが新しいものにおきかえられていく過
程を「代謝」といいます。毎日の食事で摂取されたタンパク質、脂
質、糖質は消化管で消化され、それぞれの構成成分に分解され吸収
されることで、新たに自分の身体にとって必要な物質につくり直さ
れます。あまり自覚することはないでしょうが、体の器官や筋肉の
細胞成分も硬いイメージの骨ですら、常に壊されては同時に形成さ
れているのです。
これがうまくいかないと「代謝異常」といって、栄養素の不足や消
化・吸収のトラブルにより、遺伝子情報がインプット(組込)され
ているDNA(デオキシリボ核酸)の本来の働きが出来なくなりま
す。つまり食物からとったタンパク質を材料にして自分のからだと
同じパーツをつくれなくなり、様々な障害がおこります。どうして
同じパーツがつくれないかと言いますと、タンパク質からある体の
パーツをつくりだすには、体内で起きる化学変化のための生体触媒
、つまり「酵素・補酵素(ビタミン・ミネラル)」が必要となるか
らです。これが不足しては何もつくれず話になりません。町の工場
でも、いくらいい材料を納入したところで、それを活かす作業員の
方がおられなったら無駄になってしまうのと同じですね。
経営学の用語をお借りして人のからだを工場にたとえますと、体内
での様々な代謝活動は、企業における生産活動であり、代謝の化学
反応に必要な3大栄養素やビタミン・ミネラルは、原材料や作業員
に代表される経営資源であるといえます。とりわけ、原材料から製
品を造りだす際に欠くことの出来ない作業員に相当するのが、体内
では「ビタミン・ミネラル」であるといえます。
ビタミン・ミネラルが生体内で微妙な量的バランスを保つことによ
って、代謝のメカニズムは正常に働き、生体の恒常性を維持できる
のです。工場の機械も順調に作動し生産ラインも万全といったとこ
ろでしょう。ところが、長期間ビタミン・ミネラルの過不足の状態
が続くと、正常な濃度バランスが維持できなくなり、代謝のメカニ
ズムに異常をきたすことになります。そうなると病的な状態へ移行
することも容易に想像できます。このことが「酵素なくして生命は
ありえない」といわれるゆえんです。
酵素は生命活動の主役ともいえる重要な働きをしますので少し説明
を加えます。「酵素」にはタンパク質だけで構成される「単純酵素
」と、タンパク質とそれ以外の部分からできている「複合酵素」の
2種類があります。そのうち後者のタンパク質部分を「主酵素」と
いい、DNAでこの主酵素の部分がつくられます。
タンパク質以外の部分は「補酵素」、コエンザイム、助酵素などと
呼び、聞き慣れたビタミン・ミネラルが担当します。特に水溶性の
ビタミンが補酵素として働くものが多いのです。またミネラルを必
要とする酵素は「金属酵素」(メタロ・エンザイム)といいます。
たとえば赤血球中のヘモグロビンはグロビン(単純タンパク質)と
ヘム(鉄イオン)からなる複合タンパク質ですが、グロビンにヘム
が結合することによって酸素を運ぶことができるのです。
先程の「代謝」を推し進める本体に相当するのがこの「酵素」であ
り、とくにミネラルを必要とする「金属酵素」は、正常な生理機能
を調節し、完全な物質代謝を行う、たいへん大事な役割を担ってい
るのです。
(2)病院の検査で「異常」が見つからなければ「正常」!?
今度は見方を少しかえて、F1などのモーターレースを想像して下
さい。優秀な自動車の「メカニック」が、心血を注いで完璧に「レ
ースマシン」を調整、整備したとします。しかし、「給油」には無
関心で、粗悪なオイルやガソリンがどんどんと注入されていたら、
どうなるでしょう。レースマシンは本来の性能を発揮できないどこ
ろか、やがてマシンそのものが、回復不可能な状態に陥ることも、
容易に想像できると思います。
医療の世界でメカニックに相当するのは医師であり、筋・骨格の生
体力学的トラブルに起因する愁訴に対するメカニックは、カイロプ
ラクターといえるでしょう。ともに機械を修理するという立場に、
近いといえます。
その医師やカイロプラクターが、日々の研鑚を怠らず適切な処置を
施しても、車の「燃料」に相当する患者さん側の食生活に、栄養の
偏りや栄養素の消化・吸収に問題があるとどうなるでしょうか。
くりかえしになりますが、体内のミネラル濃度バランスは崩れ、代
謝のメカニズムは正常に働かなくなります。そして、生体のホメオ
スタシス(恒常性)を保つことが出来ず、時間をかけて病気の状態
へと移行していくのです。
自覚症状が無いからといっても全く油断も安心もできません。貴方
の知らないあいだに密かに、そして確実に病気の状態へと進行して
いるのです。先程のレースマシンと同じような末路を辿る可能性は
大いにあるといえます。ある日突然に、糖尿病や動脈硬化、心筋梗
塞がやって来るということではないのですね。
しかし、このような疾患に罹った方の多くが、突然に病気になった
と思うのは何故でしょう。もちろん、このような診断を受けるまで
に、医療機関で各種検査を受診される方は多いのですが、残念なこ
とに病気の臨床症状があらわれるまで、検査では「正常」と判定さ
れることが多く、患者さんを安心させる元となります。ということ
は、「病気」になって初めて「病気」と診断され、本人も「病気」
だと悟ることになるのです。
一方では、「定期検診」が大事だと唱えられますが、無症状の時期
に早期発見するのがなかなか困難であるのが欠点です。失礼な表現
ですが、ヒヨコのオス・メス式の検査法といわれるゆえんです。
つまり「異常」が見つからなければ「正常」と診断を受けることに
なるのです。人間ドッグや学校、会社での健康診断を受けるという
ことは、予防ではありませんし、予防のための努力を積み重ねてい
るわけではないのです。
どういうことかといいますと、すでに「病気」になっているか、ま
だ病気になっていないか、それがわかるだけなのです。おかげで、
当院の日々の臨床では「健康診断で異常なしと言われました」と喜
ぶ患者さんを見るにつれ、私は、脱力感とともに実に複雑な心境に
追いやられます。そして、あまりあれこれ言うと煙たがられますか
ら、「検診を予防と考えんといて〜」と心のなかで日々叫んでいる
のです。
(3)栄養素は食事で摂れる、摂れない!?
「いや、私のところは毎日きちんと栄養には気をつけているから、
生活習慣病なんて大丈夫。そんな心配はない。」と安心されている
方は実に多いですね。しかし、そこには大きな落とし穴が2つある
のです。
第一に、必要な栄養素は食事で十分摂れるという風潮は、厚生省の
所要量の基準をクリアーできているということであって、まったく
安心できないのです。ご存知のように、所要量は一般に健康な人が
健康を維持するために必要な量として、目安や参考にされることの
多い量です。原則的には、欠乏症を防ぐ最低水準(所要量最小必要
量)に、一定の安全率(2割前後)を上のせした量のことです。
この所要量を根拠に、日々の食事で十分な栄養が摂れたとなるので
すが、これは机上の計算であって、「日本食品標準成分表」には、
食品の保存状態や調理方法による栄養価の損失率が計算に入ってい
ないのです。この重大な事実を見逃してはいけませんね。
また『ビタミンがスンナリわかる本』丸元康生著には、次のように
書かれています。《米国タフツ大学栄養学部教授のジェフリー・ブ
ランバーグのコメントを紹介しておきましょう。ブランバーグは、
米国農協省の抗酸化物研究試験所の責任者でもあり、「老化と健康
」の権威として知られています。
「『必要な栄養は食事からとれている』と発言する人がいますが、
私が質問したいのは、『なんのために必要な量』がとれているのか
ということです。例えば、ビタミンCにしても、必要な摂取量のレ
ベルは何十段階もあります。
欠乏症である壊血病を防ぐのに必要な摂取量、結合組織のコラーゲ
ンを滞りなく合成するのに必要な摂取量、免疫システムを最高の状
態に維持するのに必要な摂取量、日常のストレスから受ける生理的
ダメージを最小限に抑えるために必要な摂取量・・・、あなたが、
どのレベルまでをクリアしたいかによって、必要なビタミンCの摂
取量は1日50mgにもなるし、2000mgにもなるはずです」》
第2に、生体利用性の問題があります。たとえばカルシウムが吸収
されるためには、胃酸が十分に分泌されることで分離され、小腸で
吸収されカルシウムイオンとなって細胞に到達します。そこではじ
めて「吸収」されたことになります。モグモグと口にほうばり「食
べた」ことと、「吸収」されたということはまったく違うのです。
このように生体利用性とは、栄養素が体内で利用されてはじめて、
「栄養」となることをいいます。
「カルシウムを多く含む食品を摂っていれば、そんなの吸収される
だろう」なんて声が聞こえてきそうですが、実はそんな単純なもの
でもないのです。
次のような場合は、カルシウムの生体利用性が十分に働かないこと
が判っています。
1.カルシウムとマグネシウム、リンの摂取バランスの乱れ
2.ビタミンA、B2、B6、C、Dなどカルシウムを直接、ある
いは間接に吸収を高めるビタミンの不足
3.アルミの体内蓄積
このようにミネラルはビタミンとは違い、単純に不足分を摂取する
「足し算の栄養学」では済まない問題があります。壊血病にはビタ
ミンC、くる病にはビタミンDと単純に摂取していれば良くなって
いくケースのように、不足したビタミンを加算していく方法が足し
算方式と言えるでしょう。
一方、ミネラルについては『ビタミン・バイブル』で有名なアール
・ミンデルが、「ビタミンは確かに重要なものだが、ミネラルなし
では何の働きもしない。ミネラルこそが栄養素のシンデレラなので
ある」と著書でその重要性を述べています。なるほどミネラルは微
量金属元素といわれ、微量であっても私たちのからだにとって欠く
ことのできない元素ですが、残念なことに呆れるほど吸収されにく
いのです。そしてカルシウムでの例のように、「足し算」では解決
できない問題をいくつも含んでいるのです。
「鉄剤」を投与しても「貧血」がなかなか改善しないのもその一例
ではないでしょうか。「鉄」の単独摂取では吸収が悪く、せっかく
取り入れた鉄が赤血球に利用されるため、「銅」が必要になるから
です。ですから「銅」欠乏を促進する因子があれば、その問題をク
リアすることが鍵となります。また、銅が不足すればビタミンCの
3価を2価に変え、十二指腸での吸収を容易にする働きが期待でき
なくなります。血色素合成に作用するビタミンB6や、赤血球の生
成に関与するビタミンB12、コバルトも必要です。
またタンパク質が不足しているとミネラルは吸収されにくくなりま
すし、肉類に含まれるタンパク質と結合した「ヘム鉄」の方が、ホ
ウレンソウや穀類などの「非へム鉄」よりも吸収が優れています。
良質のタンパク質を一緒に摂ることも必要で、毛髪の微量元素の定
量分析(毛髪分析)では、硫黄の値でタンパク質がよくとられてい
るかどうかの目安になります。ミネラルには人体内でお互いに拮抗
し合うのもありますし、有害ミネラルが特定の必須ミネラルに影響
を与えるケースも考慮しなければなりません。
さて、これまでミネラルの難吸収性のお話をしてきましたが、次に
実際にからだの中で、栄養素の「消化・吸収」が正常に営まれてい
るのか、そうではないのかを考えることにしましょう。
これは栄養療法を始める上でも第一ステップであり、極めて重要な
テーマですが、実にやっかいな問題が潜んでいます。というのは、
消化・吸収が悪いといっても、本人にはほとんどその自覚がないか
らです。何故なら、病院では胃酸の分泌量がどれくらいであるとか
、腸内細菌叢(そう:集まり)のバランスは正常であるかなど、こ
れらの消化・吸収についての検査が病院でほとんど行われていない
現状があるからです。
だから、まさか自分の吸収力が弱いなんてことは、ほとんどの方が
疑いもされてません。食事さえしていれば、またしてもキチンと吸
収されて栄養がついたと考えがちなのです。
たとえば胃酸は、亜鉛という重要なミネラルによって活性化される
酵素が働いて、胃の粘膜でつくられます。胃酸が十分にあり、その
酸性の度合いが強いと食物中のミネラルがイオン化し、腸での吸収
を容易にするのです。胃酸の分泌量が少ないとミネラルは吸収され
にくくなりますが、40歳すぎの女性の半数は無胃酸症かそれに近
い状態といわれます。
このようなケースでは、必要な栄養素が吸収されにくい状態ですの
で、来院される患者さんのなかでも本人にしか辛さがわからないよ
うな、冷えのぼせ・めまい・目のかすみ・動悸・肩凝りなど様々な
症状が次から次ぎへと出現することも珍しくはありません。そして
病院では判を押したように「自律神経失調症あるいは更年期障害」
と診断された方がほとんどなのです。原因を究明せずに症状で診断
したといっては言い過ぎでしょうか。
分子栄養学の考え方では、鉄、銅、亜鉛、マンガン、クロム、セレ
二ウムなどの微量ミネラルのうち、3つ以上が毛髪分析で低値以下
に出ていると吸収不全症候群の可能性を示唆するということですが
、当院で初めて受検された方の多くにも同様の傾向が見られます。
症状は様々な不定愁訴が現れて消えては次の症状が現れるという、
モグラたたきのゲームのような状態を呈することもありますが、先
程から説明してきました代謝異常が、その愁訴の原因にあるのなら
このような症例も不思議ではありません。 "We are what we eat."
という言葉がありますように、今まで食べてきたものが消化・吸収
されて私たちのからだをつくっているのですから。
(第一弾 終わり)
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◇ビタミン・ミネラルについて◇
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ビタミンB3(ナイアシン)&B5(パントテン酸)
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ナイアシンは体内でトリプトファンというアミノ酸とビタミンB2
とB6から作られるので、ビタミンという名前を通常使わないが、
ナイアシン1mgを作るのに、トリプトファン6mgとビタミンB
2とB6が必要である。ナイアシンの一日必要量を9mgとすると
、トリプトファン54mgも必要とするのである。必須アミノ酸ト
リプトファンを大量に使うことは、タンパク質のプロテインスコア
が落ちるおそれがあるので、ナイアシンを意識的に摂ることは、充
分意味を持つことになる。
ナイアシンのおもな生理作用:タンパク質や糖質の代謝、神経や脳
機能正常化、ホルモンの合成に関与。消化器異常の修復。
ナイアシン(ニコチン酸とも呼ばれます)は、マグロ、ピーナツ、
レバー、凍豆腐、赤身肉、鶏肉、無精製小麦、プルーンなどに多く
含まれています。またビール酵母やゴマにも含まれていますが、い
ずれも治療効果を得るには少ないと思います。たとえば、100g
あたり肉で数mg、ピーナツで10数mgしか含まれません。
ですから、以上のような食品を摂ることは、悪くはありませんが、
LDLコレステロール値などを下げるという栄養療法の治療効果を
あげるためにナイアシンを多量に摂るつもりなら、やはりナイアシ
ンのサプリメントで摂ることが合理的だと思います。大きな薬局か
、お医者さんにご相談なさるとよいと思います。
トウモロコシにはナイアシンを失活させる物質(アンチビタミン)
が含まれているので、トウモロコシを食べるときには、ナイアシン
やトリプトファンの摂取を心がけましょう。
パントテン酸(ビタミンB5)は、腸内の大腸菌で作られ、またあ
らゆる食品にも含まれていることから、通常の食生活をしている人
には、不足することはないと言われています。
おもな生理作用:副腎を強化しストレスを防ぐ、ステロイドホルモ
ンの合成分解反応、クレブスサイクル回転促進、細胞の正常形成。
手足にちくちくした痛みを覚えるようなら、他のB群とともにパン
トテン酸の摂取量を増やすことをお勧めする。関節炎の痛みが一日
、1000mgのパントテン酸で和らぐ。アレルギーで苦しんでいたら
、ビタミンCと朝夕各1000mgのパントテン酸で苦しみが緩和され
るだろう。
呼吸器疾患を繰り返す方は、ビタミンB6、葉酸、およびパントテ
ン酸を摂ることにより、疾患とたたかう抗体を豊富につくることに
なり、改善が期待できる。
パントテン酸は次のものに多く含まれています。肉、未精製穀類、
小麦胚芽、ふすま、腎臓、レバー、心臓、緑色野菜、ビール酵母、
ナッツ、鶏肉、未精製糖蜜。
熱に弱いので、缶詰、食品の加工過程で減る。カフェイン、アルコ
ールなどによっても減る。
またビタミンは、それぞれのビタミンやミネラルと相関関係があり
ますので、いろいろなビタミンも不足しないように、多めにお摂り
になることをお薦めします。どんな本があるかは:
http://www.freepage.total.co.jp/ZINC/suisenbk.htm
を参照してください。
一昔前の本には、パントテン酸をビタミンB3、ナイアシンをビタ
ミンB5と書かれているが、いつの頃から、現代の表記、パントテ
ン酸をビタミンB5、ナイアシンをビタミンB3とするようになっ
たのでしょうか?
-------------------------------------------------- Books ---
■栄養と健康に関する本の寸評 ( No.0005 )
「アトピーはかいて治そう」講談社/福冨雅康/\1400/1998
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副題:薬もお金も時間もかけない
何と衝撃的な刺激的な題名でしょうか!(笑)著者は、「かくこと
」と「かきむしる」ことの違いを何度も強調しています。
アトピーはかゆみを伴いますので、どうしてもかいてしまいます
。そして多くの方が皮膚をかきむしってしまい、少し良くなってい
た皮膚を悪化させ、薬の世話になります。薬によって、また少し良
くなりますが、またかゆくなったときにかいて、かきむしってしま
う、という悪循環になります。
かゆいときには、遠慮なくかきなさい。でもかきむしっては、い
けません。やさしくかいてください。皮膚を傷つけないようにかく
のなら、やがて皮膚はきれいな状態になり、アトピーは治ります。
と著者は、何回も繰り返して主張しています。
そしてかゆみが強くて、どうしてもかきむしりたいときには、少
しだけ薬の世話になりましょう。とも述べています。
◎やさしくかこう
◎かきむしらないように、がまんしよう
◎がまんできるように、薬を使おう
アレルゲンの除去や高額な治療法をせずに、この方法で著者の医
院では数多くの方がアトピーを完治させているそうです。早い方は
2週間ほどで、きれいな皮膚を取り戻すそうです。
興味のある方は、御一読を、アトピーの方は、以上の方法の実行
を、お薦めいたします。
==編集後記==================================================
第5号の発行も大幅に遅れましたが、不定期発行としてますので
ご了承ください。(いいわけですが・・・(笑))
今回は、京都の荒川善治先生に、分子矯正医学について寄稿して
いただきました。少し難しかったかも知れませんが、とても大切な
ことが述べられています。参考にしていただければ幸いです。
荒川先生、どうもありがとうございました。
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★取材、発行&編集:ZINC(本多 仁) 30文字で改行
☆連絡先:mailto:zinc@letter.or.jp
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★記事は、すべて引用した書籍がありますが、引用した書籍をその
都度記すと煩雑になりますので省略します。引用した書籍は下記
のホームページの中にあります。
★私が読んだ健康に関するお薦めしたい書籍(100数十冊)
http://www.freepage.total.co.jp/ZINC/suisenbk.htm
☆最先端現代栄養学
http://www.pastelnet.or.jp/users/bignews/Kenkou.htm
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インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して発行しています
( http://www.mag2.com/ )
フライヤー( http://www.flier.pos.to/ )でも発行しています。
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転載の場合は、Eメールにてご連絡いただければ、幸いです。】
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http://news.jp.msn.com/worldreport.asp?id=mail&vf=1
筆者の田中 宇氏の紹介は
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