「医学常識はウソだらけ」 クレスト社 ¥1600/平成9年(1997)
これは、三石 巌氏の最新刊で、一般読者はもちろんのこと、 次の目次には、興味深い内容が列挙されています。ぜひ目を通してください。
序 章 「医学」は「科学」にあらず 医者に見棄てられた白内障を分子栄養学で完治 第一章 「医学常識」はウソだらけ (1)この「医学常識」は命取り 「食塩を摂りすぎると高血圧になる」ウソ リンゴの生産地で高血圧が少ない理由 血圧降下剤は血栓をひき起こす コレステロールは、本来 健康の味方 である 遺伝の要素を忘れては、健康は守れない はたして血糖値を下げれば糖尿病は治るのか 「動脈硬化は治らない」という医学常識のウソ 脳血栓の再発は 純粋アスピリン で防ぐ 痛風にはビタミンAが有効 脂肪肝は酒をやめなくても治る 胃潰瘍・十二指腸潰瘍は、まずピロリ菌を疑え (2)薬で病気は治らない インフルエンザには活性酸素対策を アレルギーや免疫の正しい知識がない医者が大半 三石式花粉症撃退法 動物性タンパクの不足が不眠症を招く 腰痛・肩こりにはたっぷりのビタミン (3)難病も「分子栄養学」なら乗りきれる C型肝炎の特効薬・インターフェロンの怖い副作用 O−157に感染する人・しない人 リウマチの痛みはスカベンジャーで消える 貧血には鉄分よりもタンパク質 更年期以降の女性のために 第二章 分子栄養学こそ、本当の医学 (1)分子栄養学・三石理論の卓効 医者も見放したケロイドが高タンパクで治った 人体のフィードバック作用の驚異 分子栄養学は「個体差」の栄養学 なぜ、メガビタミン主義が「健康の元」なのか (2)ガンの真因も「活性酸素」にあり 老化や病気の元凶は活性酸素 細胞がガンになるメカニズム ガンの発病には、本来、20年もかかる はたしてガンは遺伝するのか 末期の肝臓ガンがスカベンジャーで完治 ストレスはガン細胞を二重にサポートする (3)「ガン常識」も間違いだらけ 発ガン物質を恐れすぎる必要はない タバコと肺ガンとの間に因果関係はない 喫煙者がかかりにくいアルツハイマー ベータカロチン信仰の罠 ビタミンA不足が胃ガンなどの「上皮性ガン」を招く 第三章 「健康常識」もウソだらけ (1)あなたの健康常識は危険がいっぱい 常識の逆−肉を食べない人は脳卒中になりやすい 「体にいい」「体にやさしい」は、疑ったほうがいい 「一日30品目を食べましょう」のウソ ビタミンの必要量も、かなりの個体差がある マーガリンとショートニングは、健康の大敵 「卵はコレステロールの元」というウソ タンパク質の補給は昼よりも夜 無農薬野菜には発ガン性の危険あり 有機野菜は寄生虫の温床 玄米食は貧血を促す 砂糖を摂れば頭の回転が良くなる (2)「スポーツで体が若返る」のウソ 早朝のジョギングやゴルフが命を奪う 激しい運動も活性酸素を大量に発生させる ダンベル体操は時間の無駄 筋肉は、どうすれば強くなるのか 第四章 医学で病気は予防できない 人間ドックが信用できない理由 「異常あり」が82%、日本は病人国家か 病気予防の 三種の神器 エイズ発病を抑えるカギも分子生物学にある 「快眠・快食・快便」は、ブタの生き甲斐 以上、多くの方の医学常識が覆されるような、驚くべき内容の数々です。 御一読をお薦めする次第です。 ●三石 巌・健康自主管理システム● 全6巻 阿部出版社 \1260/2005〜 1.健康自主管理のための栄養学 2.健康自主管理と食品の常識 3.自然治癒の健康相談 その実例とアドバイス 4.老化と寿命 「とし」をとらない秘訣とその実践 5.ガンは予防できる 「活性酸素」とガン予防の新段階 6.成人病は予防できる その理論と実際
●脳細胞は甦る 三石 巌 クレスト社 1600円/1995 初版発行 今現在、三石 巌さんの本として、一般の方が容易に入手でき、かつ最良のものでしょう。 副題に「分子栄養学が明かす活性化の原理」とありますように、高蛋白質、高ビタミン・ミネラル の摂取によって、身体はもちろんのこと、脳細胞も活性化するとのこと。現代人の多くが高脂肪・ 低ビタミン・ミネラルの食生活を行っていることによって体調不良や病気になりやすくなっている。 それがやがては早死へとなっていくのだが、そういうことの予防の意味でも三石 巌さんが主張して いる「高蛋白質、高ビタミン・ミネラルの摂取」が大切だと思います。 家族のため、ご自分のために、ぜひ御一読をお薦めします。
●医者いらず、老いしらず 高タンパク健食法の驚異 PHP研究所 1250円 1995/第1刷発行 ◎ケロイドも消滅! 1980年ごろ新宿でバスに放火した男があった。火だるまになって死んだ人もいたが、半死半生で 助かった人がいる。意識を失ったまま病院に運ばれ、命をとりとめた杉原美津子という女性である。 彼女の顔には火傷のあとはないが、手首から腕の方へとケロイドののびていることがわかった。 ケロイドがほぼ全身にできている。だが、ケロイドのすきまにまともな皮膚が残っているが、 夏になると汗をかき、とてもかゆくなる。かくと出血する。夏は全身血だらけになる。 主治医は、これは一生治らないと言ったそうである。ところが私はそれをわずか2カ月の内に 治したのである。彼女に対して、こう言った。 「皮膚や汗腺の設計図が壊れているわけではないから治るはずです。しかし時間がどれだけ かかるかわかりません。」 私は体の設計図通りに事が運ぶために必要な物質、つまり栄養物質(タンパク質、ビタミン・ミネラル などのDNAの命令通りに新しい細胞がきちんとできる材料)を彼女にあたえた。 ◎鶏卵とコレステロール 1908年頃、ロシアにアニチコフという医学者がいた。彼は、食生活と血中コレステロール値との 関係を動物実験でつきとめようとした。実験動物にウサギを選んだ。アニチコフは、実験動物に 鶏卵や牛乳を与えてみた。血液を採って調べると、案の定コレステロール値が高くなっていた。 医者の先生方が、卵のようなコレステロールを含む食品を食べると血中コレステロール値が上がる だから卵を食べてはいけない、といっている間違ったコレステロール神話のみなもとはここにあった。 ウサギは元々草食性動物だから、コレステロールを含む餌をとらないのだ。コレステロール神話に いちばん迷惑した鶏卵業者は有志を募って毎日10個の鶏卵を食べてみたが、コレステロール値に 有意の上昇はなかったのだ。コレステロールの役目は、細胞膜の形成のみならず、ステロイド ホルモン(副腎皮質ホルモン、性ホルモン、ビタミンDなど)の材料になる。コレステロールの 需要は多く、食事から得られる量の3〜4倍が体内で作られているといわれている。 ◎必須アミノ酸の一日の必要量 単位:g
●三石 巌 全業績 現代書林 全28巻 1.科学との出会いをもとめて 2.ガンは予防できる 3.分子栄養学序説 4.日常生活の健康情報 5.分子栄養学の理論と実際 6.分子栄養学の健康相談 7.ビタミンEのすべて 8.ビタミンCのすべて 9.タンパク質の分子栄養学 10.脳と栄養を考える 11.健康ものしり事典 12.健康食総点検 13.文明の解体 14.カーブ理論と大予言 15.DNAとメガビタミン 16.対話 ガンについて考える 17.老化への挑戦 18.鉛が人間を呑みこむとき 19.心とはなにか 情報価値構造論 20.大学の原点 21.ニュートン伝 22.相対性理論とアインシュタイン 23.科学の起源・技術の起源 24.童話集−−科学する目、科学するこころ 25.学問と私 26.偶然と必然 27.講演集1 健康の自己管理について 28.講演集2 私の哲学 という、興味深い内容の全集です。 残念ながら、今では入手が難しい本ですが、どこかの出版社が文庫本などで 再版してくださると大変ありがたいと思います。現代人の必読の大全集なのです・・・ 出版関係者の目に、これが留まることを切望しております。(笑) 三石 巌さんの略歴 みついしいわお:1901年東京に生まれ、25年東京大学理学部物理学科卒、 27年同大学院修了。慶応大・津田塾大教授を歴任。小中高・大学の教科書18冊を はじめ、著書は200冊をこえ、自然科学全般に該博な知識を駆使できる数少ない 専門家として高く評価されている。還暦を機会に医学の研究にのりだして30年、 分子生物学を視野におさめて、遺伝子レベルから中高年の健康自主管理が可能である ことを確信して、これを自ら実践し、理論化をふかめていた。 1997年(平成9年)1月、95歳で逝去。
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