naki-warai    By 大貫ユエ



 一日目は……そうか、今日行っちゃったんだ。と、思った。
 三日目は……部活に出ても、何か物足りなくなったような感じがした。

 一週間過ぎたら、顔が見たくて、声が聴きたくて。
 十日過ぎたら、どうしようもなくなって来た。

 寂しくて寂しくて、どうしようも無くなって来た。

 でも、連絡はしなかった。したくても出来ない。
 連絡先を知らなかったし、メールアドレスも知らないし。

 あの時は、想いが通じたことで頭が一杯で、そこまで気づかなかったのが、今すごく悔しい感じ。

 ねえ、逢いたいよ。
 顔が見たいよ。
 声が聴きたいよ。

 そう思ってるの、俺だけなの?
 いつまで待てば良いの?
 いつになったら帰ってくるの?

 アンタのこと考えると苦しい。
 胸が苦しい。
 呼吸すんのも苦しい。

 そんなの俺だけ?

 クタクタになるまでテニスして、夜は考え事する前に寝られるような生活してるけど。
 それでもそれだけじゃダメで。
 一人になると、必ず思い出しちゃって困るよ。
 特に、学校。
 そして部活の時の休憩の時とか。

 涙が出そうになるけど、グッと堪える。
 まだダメ。

 まだその時じゃない。

 想像して、ちょっと笑った。

 泣いてる俺を前に、少し困ったようなアンタを。

 だから、今は泣かない。



Fin  




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