ミニツーリング その17
日時 : 2000年8月19日土曜日 6:30〜10:00
所要時間,走行距離,走行中の平均速度 無し,無し,無し
コース: 埼玉県/自宅→丸神ノ滝→秩父高原牧場→自宅

 女房と一緒の3度目のミニツーである。今日は夏休み中なので少し足を伸ばし以前からいつか行って見ようと思っていた両神村の丸神ノ滝を今日の目的地に置いた。女房には少しキツイかな?とも思ったが,本人はひどく乗る気だったので出かけて見ることにした。キツクなったら戻ればよい。出発前は女房のことばかり気にかけていたが,結果的に弱音を言うことになるのは僕だったなんて。
 さて,朝食を軽く取って国道299号線を秩父方面に向かった。土曜の朝は一部のツアラーを除き寝起きが悪い。従って道は空いていて軽快に走ることができた。まだカーブが怖い女房は,途中軽自動車に抜かれ気を悪くしていた。
 秩父市に入って国道140号線を跨ぐと,国道299号線は右に折れる。この辺りから国道299号線はあまり重要な道でないと見えて,道幅は半分ほどまで狭くなり,県道と間違えるようになる。僕らも本当に国道299号線を走っているのだろうか?と不安になりながら一生懸命道標を探した。たまに出てくる道標を頼りに行くと大きな橋が見えてきた。秩父橋だ。これを渡って少しいくと国道299号線は左に大きく曲がる。曲がり口は分かりやすく間違えようがなかった。そのまま道なりに走り,信濃石の交差点を左折して県道37号線を行くことにした。
 いよいよ両神村に入った。村役場を過ぎた辺りに道の駅があった。ここで一休みする。
 まだ朝早いので道の駅はオープンしていない。しかし,物産店には地元の方々が寄り合ってお話していた。何があるんだろうと近寄って見たが,依然分からなかった。ベンチに座り,朝御飯のお握りをほうばりながら地元の人々の会話を知らん顔で聞いていた。お握りがなくなる頃,人々は一斉に物産店の中に移動し始めた。どうやら地元の人々は物産店に野菜などを売りに来たようだ。車から取りたての野菜をどっさり店の中に持って入り,出てくるときは何も持っていない。そして,しばらく運び込みをした後,車で帰っていった。
 地元の人達がいなくなると,今度はお客が車で乗りつけて来た。我々もちょっと寄ってみることにした。女房は野菜などを見て,「安いので買ってこうか?」と言ってるが,「どうやって持ってくの?」と聞き返すと,「残念だね〜」と悔しがっていた。確かに安い。飯能市の農協でもここより高いような気がする。両神村の道の駅には温泉がある。今度来るときにはお風呂にも入ってみよう。
 もう一度県道に出て,小森のバス停まで進む。このバス停で県道367号線に折れた。曲がってすぐは多少の民家もあったが,進むにつれて民家が無くなり,横を流れる小森川も細くなって来た。
 暫く進むと前方からバスがやってきた。そこは丁度道の片車線が無くなり対面通行の場所だった。我々はバスを待って,やり過ごすつもりであった。やってくるバスを眺めながら,そのバックの山肌に目を移すと,かなり削り取られているのに気が付いた。この辺でもセメントを生産しているようだ。バスをやり過ごして,先に進むと向こうの方にセメント採掘現場といった工事現場があった。川はこの辺りで灰色になっていた。
 美しい緑とは対照的なセメント採掘場を通りすぎると,再び川の水が綺麗になった。道は益々細くなる。左手に流れる小森川はときどき走っている道とほとんど同じ高さに流れている。大雨が降った後には,恐らくこの道も水没するのだろう。道の反対側は崖で,上の方から小森川に流れ込む湧き水が滝を作って流れていた。
 更に暫く進んだところに,「ふるさとキャンプ場」が見えた。このキャンプ場の奥に目指す丸神ノ滝がある。その案内も見つけることができた。
 バイクは中に置けないようなので,バス停の空間に置かせてもらうことにした。バスの時刻表を確認すると,後1時間ほどバスは来ない。ここからは徒歩だ。地図に依ればほんの2,3百m奥にあることになっている。歩いてもすぐのはずだ。
 早速,荷物をもって歩き始めた。流れが急な小森川に掛かる橋を渡り,裏側の山道を進む。ふと前方に野生のリスを発見した。ちょろちょろとすばしっこく走りどこかに行ってしまった。僕の後ろを歩いていた女房は,残念ながら見ることができなかった。耳の毛が上の方に立っていて,全体的に灰色っぽかったのでホンドリスかなんかじゃないだろうか?
 もう少しかな?,もう少しかな?と言いつづけながら急な山道を登る。登っても登っても滝が現れてこない。道標が空しく立っているだけである。
 ついに女房がもう進めないと言い出した。ここで待ってると言うので,しょうがないから僕一人で進んだ。ここまで来て滝を見ずに帰れない。
 女房の待っている所からあとちょっと進んだところに滝があった。大声で女房に「登ってこいよ」と声をかけた。目の前には50mの高さから舞い降りる砕けた水が轟音を轟かせながら岩にぶつかっていた。ここんとこ小さな可愛い滝しか見ていなかったので,50mクラスの滝に大喜びだった。自然の迫力に改めて敬意を払った。滝壷を眺めながら感動している内に,女房も最後の力を振り絞って登ってきたようだ。滝の傍は涼しく,汗だくだくで登ってきた疲れが徐々に消えて行くのを感じた。
 十分堪能した後,元来た山道を降り始めた。下から登ってくる人達とすれ違うと「こんにちは」と挨拶を交わす。これも結構楽しい。バイクのところまで戻って,更に奥地まで行って見ることにした。そこには昇竜ノ滝があるはずだ。
 しばらく道沿いにキャンプ場が並んでいた。覆い被さる木々のため少し道が暗くなってきた。そこでまた滝を発見。でもこの滝は目指す昇竜ノ滝ではなかった。(高滝でした。澤枕 暴様に教えていただきました)
 まだ更に進める。何だか暗くなっていて,もう夕方になったか,雨が降りそうな感じで嫌になる。道も益々細くなっていた。
 つづら折りを進んだ先には,なんとバリケードが張られていた。道はまだ上まで続いていたが進めない。途方に暮れながら見まわすと,何やら張り紙が..そしてそこには地主さんがトウセンボした理由が書かれていた。内容は良く分からなかったが,先に進めないことがはっきりした。
 Uターンして坂を下った。とっても残念だった。この先10年以上,ここ白井差から登って昇竜ノ滝や更に上流の清滝を見ることができない。白井差小屋も今は閉鎖しているそうである。
 ずーっと戻って再び,道の駅で休憩することにした。トイレに行って,お尻の痛みが取れるまでぶらぶらとした。この後どうして帰ろう。来た道を戻るのは好きじゃないのと,秩父高原牧場のソフトクリームが食べたくなったのとで,国道299号線を素直に戻らず,途中秩父橋を渡ってから県道82号線に向けてわき道をいく計画にした。県道82号線を定峰峠方面に少し行くと県道11号線に交わる。そこで県道11号線を北上し,途中高原牧場入り口のバス停を右折して秩父高原牧場に登った。モーモーハウスの少し手前にある物産店の駐車場にバイクを止め,ソフトクリームを買う。
 やっぱりソフトクリームは牧場で食べるのが美味しい。口の中でフワッと解ける感じは牧場のソフトクリームならではである。
 食べ終わったら,帰路につく。県道11号線を小川町方面に進む。小川町から県道30号線で飯能市へ。
 帰りついたら僕はぐったりしてしまった。女房同伴の気疲れか,女房はまだ遊べるって感じのようだが,僕は完全にグロッキー。お昼ねタイムにした。
 走行距離は170kmあまり。久しぶりの中距離ツーリングだった。女房はまだ力が余っていたのか,もっと遠くに行きたいから小型免許の限定解除を教習する覚悟をしたらしい。そのことは嬉しいが,とにかく今日は疲れた。

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