gif 動物看護士の実際
人間模様編
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●共に働くトリマーさん●
トリマーさんといえば、犬の床屋さん・・・・あまり私達とは関わりがなさそうですが、近頃はトリミング室が併設してある動物病院がある為に、接点が全く無いというわけではなくなってきましたね。

私がはじめに勤めていた動物病院では、トリミングの部門などは無い上にトリマーさんを動物看護士として採用をした事が無かったので、接点といえば一般の飼い主さんの中にまぎれていらっしゃるトリマーさんか、ペットショップの店員さんくらいでした。
特に、ペットショップの店員さんの場合は、自分で具合の悪い犬の治療をし、(なぜか処方されないと使えないような薬を持っていたりする・・・・)結局手におえなくて中途半端な状態で来院される事が多く・・・・当時はあまり良い印象を持っていませんでした。
(全てのショップの店員がそうと言うわけではないですよ・・・)

しかし、2度目に就職した動物病院で初めてトリマーさんと仕事をする機会が出来、トリマーさんに対する見方が変わりました。。
ここでのトリマーさんの役目は、動物看護士兼トリマーという感じでした。
動物に対する考え方は、当然動物看護士とは少し違う部分があるけれど、扱い方は手馴れたものです。
私たち動物看護士も薬浴など治療の一環として犬を洗う機会はありますが、トリマーさんのシャンプーやドライヤーをかける技術にはかないませんね。
カットに関してもこれまたバリカンや毛刈りバサミで丸刈りにする事はあっても、あくまでも治療の一環なのであまり外見にこだわっていないのも事実・・・・。
長期入院で、ちょっと汚れた子でも見る見る綺麗にしてくれるんで、正直なところ、ちょっと楽だったかな・・・。

それからトリマーさんって、私たちが手術器具を慎重に扱うように、バリカンやハサミなどの道具も大切にしますね・・・。
私のバリカンの掃除の仕方と言えば、刃を分解⇒歯ブラシで刃の間をガシガシ水洗い⇒組み立て⇒オイルを塗って調整・・・・なんですが、一度それがトリマーさんの目に止まり、怒られた事がある(苦笑)
「バリカンが切れへんようになる〜」ってね・・・。
動物病院で使われるバリカンは、膿み膿みな場所や血まみれの部分を刈る事が多く、トリマーさんが理想とする掃除の仕方では綺麗にならないんですよね・・・。
膿みや血が残ってたら、次に使う時全然刈れんもの。
ネコの毛なんかは特に、軟らかくてコシがないんで・・・・・。
実際、バリカンの刃が傷むのが早いんで頻繁に磨ぎに出したり買い換えるもんね・・・・。
その辺ちょっと対立したけど、道具を愛するトリマーさんに職人魂を感じた・・・・。
かっちょいいなぁ〜なんてね(笑)
そんなわけで、2件目の動物病院で接する機会がなければ、トリマーさんを少し誤解していたかもしれない・・・・。

私は昔から、特殊なトリミングを必要としない原始的な容姿の日本犬タイプが好きだったのと、自分自身もオシャレをしたり綺麗に着飾る事にあんまり興味のない人種(?)だった為に、犬を綺麗に仕上げるトリマーという職業にも興味がなかったんですよね。
なので、あえて当時はまだまだマイナーだった動物看護士という職業に興味を抱いたのですが・・・。
今思えば、トリマーさんの仕事は、単純に犬を綺麗に仕上げるだけでなく、グルーミングやトリミングを行う事によって犬の健康を保つという事でもあるのだなぁ・・・と実感。
手馴れたトリマーさんであれば、一人で仕上げてしまう辺りも感心です。

自分自身の仕事に自信と誇りを持つ事はとても大切な事だけど、相手が優れている部分は素直に認めたいなぁ・・と思います。
それは、トリマーさんだけでなく同じ立場である動物看護士でも・・・・。
お互いを認め合う事も大切な事だと思うのでした。

またトリマーさんと一緒に仕事をする機会があれば、色々話してみたいなぁ・・・。
2002.10.2