|
|||
| 私の働いていた動物病院は、野鳥獣保護病院であったので、ペットとして飼われている動物以外の負傷した動物も頻繁に運び込まれていました。 ハトやスズメは勿論の事、アオサギ、ゴイザギ、ムクドリ、ヒヨドリ、ツバメ、タヌキ・・・・などなど。 ヒヨドリやムクドリなどの小型の野鳥は、巣から落ちた雛が持ち込まれる事が多かったです。 本当は負傷をしていなければ、安易に保護してはいけないのですが・・・そのような事が一般に浸透していない為に、「雛がおちている・・・可哀想・・・」と拾ったものの、世話の仕方がわからない・・・・と、動物病院に連れてくるわけです。 連れて来られた雛は、たいがい衰弱している事が多いので、預かってしばらく強制給餌・・・・。 最終的には拾い主に責任持って世話をして頂いておりました。 それ以外で、負傷している鳥類で多かったのは翼の骨折、外傷・・・・。 野鳥なんで、勿論攻撃的ですし、大型のサギ類は保定を間違えると大怪我させられてしまいます。 皮下注射や筋肉注射などの処置もナカナカ大変ですが、餌を食べなくて、強制給餌となると、これまた一苦労・・・・。 よほど慣れている人でなければ一人で出来ません。 餌も生魚が主であったりするので1〜2日おきにスーパーへ買出しです。 特にアオサギはとても大きな鳥で扱い難い。 アオサギをご存知の方は想像できると思いますが、翼を広げると驚くほどです。 あまりの大きさに、世話したがるスタッフもいなかったので、私はそのアオサギの看護担当をしていました。 (ちゅうか、ペット以外の特殊な動物担当は、たいがい私だ・・・苦笑・・・皆触れないんだもん・・・) いつも鋭い眼光でこちらの様子を伺うアオサギでしたが、日々世話をしているとそれなりに慣れてくるもので。<私が(爆) 看護・・・というより、飼育係系・・・苦笑 当のアオサギはマイペースですがね。(人に慣れても困るし・・・・) 世話も他の犬や猫より手がかかり、スペースも大型犬のケージ一個分とっちゃう・・・・。 この時ばかりは不謹慎ながらも「いいよな・・・拾う人は・・・・世話しなくていいから・・・」とか、いけない事を思っちゃいました。 そして、長い入院生活でしたが、なんとか野に放つ事ができました。 今となっては良い思い出。 河原でアオサギを見る度に思い出します。 野生の鳥の治療を手伝ったり、看護をしていて難しいなぁ・・・と思った事・・・。 確かに、日々の治療や看護も厄介なものです。 しかし、傷が完治した後にリリースする事が一番困難ではないかと思います。 長い入院生活で筋力が落ちた鳥は、たいがい飛ぶ事が出来なくなっています。 特に、翼を骨折した場合、リリースするのは困難極まりありません。 野鳥が飛ぶ事ができない・・・・意味する事は、死です。 傷を治療する事、看護する事は他のペットの鳥たちとはあまり変わらないと思いますが、あとのリハビリは野鳥に詳しい人でないと難しいのではないか・・・と思いました。 実際、治療を終えたゴイサギを手に余して施設に引き取ってもらった事もありました。 私たちの仕事は、怪我の治療、看護に重点を置く為に、リハビリまで手が行き届きません。 そして、他の外来患者の診察の合間を縫ってのボランティアである為に、ある程度割り切らなくてはいけない部分もあるのです。 辛い現実です。 今住む地域も野生動物が多いので今後もこのような事があると思います・・・・。 大阪の病院ではありませんでしたが、この辺ではイノシシが運び込まれてくる事があるらしい・・・ ひえ〜〜〜〜!!涙 |
|||
| 2002.8.9 |