小説

いまんとこハガレンばっかです・・・
中尉最強。
2005/03/13      ホワイトデー 〜手作りの心得〜
「小麦粉、砂糖、バター、卵、パウダー、バニラエッセンス・・・よし。」
 
チュドーン!!
 
「なっ爆撃か!?」
「給湯室からです!」
ハボック、フュリー、ブレダ、ファルマンは給湯室へと突入する。
 
「・・・!ゲホッ!煙・・・いや、小麦粉!?」
気づいたのはハボック。
「!中に誰かいますよ!」
奥を見ると確かに影が見える。
「おい!ここで何があった!?」
ブレダか奥へと向かう。
「って大佐!?
ブレダはあっけにとられる。ロイは小麦粉まみれで顔が真っ白になっている。
「・・・換気扇つけましょうよ・・・」
           カチッ
数分後、煙・・・小麦粉の粉は無くなり、焼けた後が数ヶ所ほどあった。
「大佐・・・小麦粉は間違えれば爆弾にかえれるんですよ・・・?」
とフュリー。
「まず密室の空間。
次に、その部屋いっぱいに小麦粉を散布(空気中にばらまく)します。
ガスコンロを点火させると、空気が外部にもれない為、 小麦粉どうしが連続で発火します。 すると大量の爆風が生み出され、部屋ごとドッカン、という事に。」    
ファルマンお得意の解説。ロイは青ざめる。
「しっかし、大佐・・・なんでこんな所で小麦粉使うんスか?」
「ああ、もうすぐホワイトデーだろ?今年は手作りクッキーを作ろうと思ってだな・・・」
五人はまだまだある小麦粉や他の材料を見る。
「うわー、この量だと100人以上・・・流石ですね。」
「どこかの誰かさんとは大違いってか。」
「・・・ブレダ・・・それ誰の事いってんだ・・・?」
ギロッとブレダを見るハボック。
「とにかく、私は作らなければ・・・!」
くるりと材料とにらめっこする様に真剣になる。
「なんで錬金術で作らないんですか?」
フュリーが聞く。
「たまにはいいだろ、た ま に は。」
それにしては、作り方がムチャクチャすぎた。
小麦粉はふるいを使わないわ、バニラエッセンスはドバドバ入れるわ、味見として皆食わされる羽目に・・・
だぁー!!大佐!そんな作り方しないで下さいよ!
キレたのはハボック、タバコを捨て、腕をまくり、料理をする準備を10秒ですます。
「ファルマン、クッキーの作り方を教えてくれ、作ったことないからさ。」
「わかりました」というと、説明をする体制に入る。
「バターをボウルに入れ、泡立て器でよく混ぜ、やわらかなクリーム状になるまで練る。」
ハボックの流れるような作業。
「ふるった砂糖を加えてする合わせ、白っぽくなったら卵黄とバニラエッセンスを加えます。」
ファルマンの的確な指示。
「アーモンドパウダーを入れてヘラでよく混ぜ、ふるった小麦粉を加えて切るように混ぜます。」
ただぼーぜんと見ている3人。
「生地が軽くまとまったらラップにくるみ、冷蔵庫に入れて約30分休ませます。」
「大佐!これ冷蔵庫にいれて下さい!」
ひゅっと生地を投げる、ロイはそれを受け取ると、冷蔵庫へ向かう。
 
「・・・ハボック少尉ってこんな事出来たんですねー。」
フュリーは驚きのあまり目をパチパチさせている。
「ああ、ハボックは昔っから料理が上手くてな、それ目当で彼女出来た時あったし。」
ブレダはフュリーと話し合っている。
「30分、大佐、出してください。」
「のし台にふきんを広げ、生地に手粉をふりながら、めん棒で2〜3mmの厚さにのばします。」
即座にファルマンが解説をする。
「よいしょ・・・っと」
ちょうどいいくらいに生地を伸ばす。思わず拍手を送りたくなる。
「のばした生地を抜き型で抜き、天板にオーブンペーパーを敷いて並べます。 」
「おい!お前らも手伝え!」
のほほんと座っているフュリーとブレダは、慌てて型抜きをする。
「あらかじめ160〜170℃に熱したオーブンに入れて、約15分焼きます。」
「それはもうしてあるから・・・後は待つだけッスね」
             チーン
「・・・うまい!!」
「大佐が作ったのとは大違いですね!」
「うーん、流石ハボック。」
「・・・・・(不服らしい)」
「これくらい普通ッスよ?」
市販のクッキーよりも美味いと皆絶賛したが、ロイはふと思ってしまった。
「こんなに美味いのを作れるのに、なんで彼女に振られるのだ?」
          ピシャーン
「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「あー・・・触れちゃいけない所に・・・。」
「ハボックはさ、彼女に『私より美味しい料理を作れちゃうから・・・』とか料理教室の先生やってる元彼女に言われて、振られた事があったんですよ・・・だから主婦したい人が無理だって・・・」
「なるほどな・・・」
これだけ美味いとなると、彼女も出来なくなると。
「私は上手くなくてよかった・・・。」
ロイはほっと胸を撫で下ろす。
「結局アンタは自分の事しか考えてないじゃないッスか!!!」
 
ホワイトデー当日は、ロイは(ハボックが)作ったクッキーを渡していた。
ハボックは、バレンタインで、リザから貰った分(3倍返し)でハンカチを送っていたそうだ。
 
「手作りは、手作りだからな。」
・・・と、ロイは言い訳をしていたが。
 
 
おわり
 
あとがき
・・・オチてなーい!!
結局ハボが彼女に振られる理由がそんな感じかなと思っただけなんです・・・すいません・・・
ブレダとハボックは幼馴染だと信じてとりあえず・・・。
わんこ物語の一休みで・・・。(ぉぃ

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Last updated: 2005/5/3

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