ブルージュは、周りを運河に囲まれたベルギーの小さな街です。古くはBURGという砦を中心に発達し、中世にはヨーロッパの最大の交易港として栄えた歴史がありますが、港が浅くなったためとかで衰退して現在に至っています。
(街の中心マルクト広場に面するProvincial Palace)
カリヨンというのは16、17世紀にオランダ(ベルギーを含む)で発達した調律された組鐘で、いま一番多く残っているのがここブルージュだそうで、その音色は昔ながらの街並みと調和して中世を感じさせてくれます。
最も有名なのがマルクト広場のベルフォートの鐘楼
のカリヨンです。これは重量約30トンの大きな組鐘で自動演奏されるようになっています。(カリヨンにはオルガンのように手で演奏するタイプもある。) 鐘楼内部の長い階段を上まで昇るとその仕組み
を見ることができます。まるでオルゴールと同じで円筒形のドラム
の大きなのが回転し、埋め込まれた爪がそれぞれ47個もの大小の様々な鐘に連動して曲を奏でるのです。長い階段を昇った後は、鐘楼からマルクト広場に面するカフェ
、タウンホール
を眺め、休憩します。
小さな街なので観光は全部歩いて回れます。グロウニング美術館、メムリンク美術館などでフランドル派の絵画鑑賞、また花で一杯のベギン会修道院
の散策、街の真中には周囲の運河とつながった運河が横断しています。
絵のように美しい運河沿いの古い煉瓦造りの家並みの並ぶダイバー通りの散歩、
運河のクルージングなど、気分次第で色々と楽しめます。お土産はレース編みが多いみたいです。
ノートルダム教会
(Church of Our Lady)は、パリのノートルダムと同じようなフライングバットレスをもつゴシック建築
で、中のミケランジェロの「聖母子像」
は必見です。バチカンのサンピエトロ寺院の「ピエタ像」とフィレンツェの「ダビデ像」との間に作られた作品で、「ピエタ」のマリア
(@Vatican)によく似ています。ピエタの方では十字架から降ろされたキリストを膝に悲しみの中にうずくまるマリアでしたが、こちらは幼児イエスにやさしく手をかけながらも悲しみの想いが顔にあふれています。