FOBAwin 基礎の計画設計
基礎の設計ではサイト毎に地盤性状が異なるので、それぞれのサイトに応じた地盤特性データ、使用する杭の仕様などを記述した設計条件ファイルを用意しておき、その設定に基づき、基礎の各種計算、数量計算を行います。
杭基礎の配置検討には平面図エディタを利用して、反復試行計算を効率化できます。
計算結果は***.Logというファイル名のログファイルに記録されているので、後で必要な部分を適宜切り貼りなどして利用します。実行中にはメニューから出力内容を閲覧できます。
算出数量を基礎毎にエクセルシートに転記できます。
設計条件
起動すると、まず設計条件パネルが開く。
- 新規の場合にはデフォルトで表示されている設計条件を適宜変更してからファイル名を付けて保存する。
- 既存ファイルを利用する場合は、読込ボタンで設計条件ファイルを読み込む。
- 変更・修正した場合には保存ボタンで上書き保存しておく。ケース分けしてそれぞれの条件を保存しておきたい場合には別名保存する。
- ファイルは***.fbaという名前のテキストファイルで、エディタで編集できる。
(設定ファイル例)
PJ TITLE SUB TITLE 0.1 ;敷砂利厚さ(m) 0.1 ;捨てコン厚さ(m) 2.4 ;RC単位重量(t/m3) 1.8 ;土砂単位体積重量(t/m3) 30 ;直接基礎用N値 0 ;基礎底面下にある地盤の粘着力(t/m2) 999 ;地下水位 現在未使用 0 ;杭施工法 0;支持力指定,1;打込杭,2:埋込杭,3:埋込杭,4;場所打杭 30 ;杭の長期許容支持力(t) 支持力直接指定の場合のみ有効 60 ;杭の短期許容支持力(t) 同上 20 ;杭長さ(m) 0.3 ;杭直径(m) 杭は円形断面のみ 400 ;杭のヤング係数(t/cm2)E [t/cm2] 3.46077846719451E-04 ;杭の断面2次モーメント(m4) I 0 ;杭の種別 (0;PHC-A種 1;B種 2;C種, 3;RC, 4;S) 1 ;溶接継手数 0 ;杭頭の拘束条件 (0;回転 1;固定) 40 ;杭基礎用先端N値(先端より上方4d、下方1dの平均値) 10 ;杭基礎用砂質土部分の平均N値 0 ;杭基礎用粘性土部分の平均1軸圧縮強度(t/m2) 0.5評価 0 ;砂質土部分にある杭の長さ (m) 0 ;粘性土部分にある杭の長さ (m) 1 ;水平地盤反力係数(kg/cm3)一定 kh 0 ;水平地盤反力係数(kg/cm3)深さに比例 nh 1.2 ;最小端あき係数(杭径に対する割合)
杭材剛性の設定方法
PHC杭
RC杭
鋼杭
E、I共に内部で自動計算 Iは指定杭径から中実円形計算
Eは直接入力、または
ラベルクリック後Fc指定で自動計算
Eは固定値
Iは指定杭径とt12で鋼管計算
orラベルクリック、t指定で鋼管計算
直接基礎
形状入力フォームにて基礎形状を指定する。
地盤許容支持力度の計算結果が、メインフォームおよびログファイルに出力される。
基礎形状入力フォーム
計算結果フォーム
杭基礎V
設計条件から地盤支持力と杭材の許容耐力を計算し、杭の長期・短期許容支持力を決定する。メインフォームおよびログファイルに出力される。
杭基礎H
水平力入力ダイヤログが出るので、杭頭に作用する水平力を指定する。
水平力を受ける杭の応力と変形の計算結果がメインフォームおよびログファイルに出力される。
杭応力度
荷重入力フォームで長期・短期設計荷重(軸力・曲げモーメントおよびせんだん力)を指定する。
杭体応力度の検定結果が、メインフォームおよびログファイルに出力される。
杭設計荷重入力フォーム
計算結果フォーム
基礎設計
入力フォームで、基礎形状・上部荷重を指定する。荷重作用レベルがGL面と異なる場合には高さを指定することにより、ΔM=せんだん力*高さでモーメント補正が適用される。
水平荷重では、土圧などの負担分を控除しておく。基礎設計根拠と基礎の土工事・コンクリート工事の施工数量を出力する。
直接基礎
表示される直接基礎の地盤支持力、接地圧の状態を判断し調整しながら形状を決定していく。
基礎の土工事・コンクリート工事の施工数量を出力する。
基礎形状・荷重入力フォーム
計算結果フォーム
杭基礎
表示される杭基礎の杭許容支持力、杭材の許容耐力、杭の配置、杭反力、水平力を受ける杭の応力と変形などの結果を見ながら杭基礎形状・杭配置を決定していく。
杭配置は図をクリックして平面配置フォームを開いてマウス指示で編集する。
- 赤点線円は杭からの直径の2.5倍の範囲を示し、この中に杭を置けない。
- 赤点線枠は指定端開きを示し、これより外に杭を打てない。
- 左クリックでセット、右で削除。
- 杭位置座標は上部に示されるので、直接左クリックで杭をマークする。
- 座標決定精度は座標の分解能設定によりステップが変更できる。
- グリッドオンにしておくと緑色のグリッドポイントが指定ピッチで表示されるので、グリッドピッチを適宜調整しながらスナップ位置に杭を配置する。
- 長方形基礎では、グリッド指定は直交座表形式、円形・八角形では極座標形式となる。
出力には、PHC杭の場合には杭体応力度の検定まで含まれる。(出力例)
基礎形状・荷重入力フォーム
計算結果フォーム
数量積算結果
ログファイルに数量計算結果が出力されているが、エクセルシートを開いておくと、エクセル記帳ボタンクリックによりシート上にBQを転記できる。
初めの記帳時には、BQ行に先行して、タイトル行と単位行が出力される。
2回目以降は、順次セル位置を下行に移動して結果が記入されていく。基礎個数の指定には対応していないので別途処理必要。
ソフトウェア仕様
名称 基礎の計画設計 FOBAwin Version 1.2 動作条件 Windows95/98/2000
Microsoft Visual Basic Ver.6.0ランタイムライブラリSP5要著作権者 <Yoshiki SAKAI> フリーソフト ダウンロード ここから 最新情報
PC9801DOS時代にて運用してQB版ソフトをWIN版に移管しようとして作業中途になっていたものを、とりあえず仕上げました。
変数の有効域の相違などによるバグがあり得ますので、お気づきの方はご連絡ください。以下は既知の未完です。
- 工事中のボタン=沈下計算
- 立ち上り部の指定は、鉛直荷重には考慮するが偏心は入力不可。数量積算を主目的
- PHC以外の杭体応力度検定
(付)掘削数量算出方法の選択
日本国内-積算基準
海外工事標準仕様
H<2
L=0.4 H<1
L=0.5 H>=2
L=0.6 1<=H<=2
L=H/2 H<5
R=0.3 2<H
L=1.0 H>=5
R=0.6