Btrieve(ビートリーブ)ってなあに? 1998/01/06
渡辺久のパソコン蘊蓄
Btrieveって、どっかで聞いた事あるんだけど...よくわかんないんだよなあ。
という人が私の周りに結構います。
なんかちょっと近寄り難いイメージがあると言う人もいれば、雑誌等の情報が少なくてよくわからん!、と言う人もおります。
ではこの Btrieve (Btrieve Technologies 社の製品)について簡単に説明したいと思います。
これは、「コンピュータソフトウェア」 です。
えー!そうだったの!と言葉にでた人は、これで謎がひとつ解けた事になりますね.....
。やれやれ....。
じゃあいったいこれは、何をする「ソフトウェア」なの?
これは、データベースを管理するレコードマネジメントシステムなのです。
つまり一口で言えば、「データベースを管理するソフト」です。
Btrieveデータベースエンジンとも言います。
又、Btrieveにて作成したデータベースとBtrieveデータベースエンジンをまとめて Btrieve
と呼ぶ人もいます。
データベースを管理するソフトですので、これだけではデータベースアプリケーション
ソフトは作れません...。
Btrieveデータベース------Btrieveデータベースエンジン-------(C、BASIC、VB、Access等のプログラム)
上記のように連携した形で、ひとつのシステムが完成するのです。
この Btrieve は長い間 NetWare の標準データベースシステムとして使用されています。
又、C/Sからピアツーピア、スタンドアロン迄、様々な Btrieve バージョンが用意されており、柔軟な形での使用が可能になっています。
開発は難しいか?
んんん、エンドユーザーでの開発は「気合」が必要です。
はっ!と気合を入れた所でどうなる訳でもありませんが、システム開発する上で、それなりの知識は必要ですのでがんばって勉強する必要は当然あります。
又、Btrieve Developer Kit (開発キット)が販売されておりますが、数年前迄はマニュアルが
英語版しかなく、大変な思いをした方が多かったようです。
現在はマニュアルの日本語版があります。
SQLは使えるの?
Btrieve に Scalable SQL (Btrieve Technologies 社の製品) を追加する事により「高速なSQLデータ処理」が可能になります。
C/Sにも、スタンドアロンにも対応しています。
他のSQLデータ処理システムと比較すれば、違いがはっきり解ります。とにかく速いです。
これも、エンドユーザー側での開発は「気合」が必要です。
なんたって、日本語版がないんだから......。
インストールマニュアルから、オペレーションマニュアル迄、全部英語です。
おまけに Scalable SQL Developer Kit (開発キット)についても、英語版です。
この英語の壁をクリアできるかが、ポイントですね。
私なんか、英語が大の苦手であったにもかかわらず、なんとか Scalable SQL を使用してますので
、やる気の問題ですね、これは....。
Btrieve のデータ処理スピードは速いの?
はっきり言って速い!この一言につきます。
速いというより、「軽い」と言った方が正解かもしれません。
今話題のデータベース管理システム、O*a*** とかと比較しても違いがはっきり解ります。
Btrieve と O*a*** との処理スピードを比較するのは間違いである。(データ形式が違う為)
などと言う人がいますが、ユーザー側にしてみれば、内部のデータの持ち方がなんであろうと
、処理スピードの速いシステムが理想なのである。
Btrieve の安定性は?
最近のパソコン雑誌を賑わせているデータベース管理システムよりはバグは少ないと思います。
私が現在使用している Btrieve V6.15 (サーバーエンジン)については現在の運用状況では問題は発生しておりません。
安定性という面では、他社をリードしていると言えます。
これは、この Btrieve データベースエンジンが パッケージソフト等にかなり利用されている事からも伺えます。
市販会計ソフトで有名なオービックが開発した「勘定奉行」、ジャストシステムが開発したデータベースソフト「五郎」、ユーザーの基幹システムにも君臨する DB MAGIC 。
これらのソフトは Btrieve データベースエンジンを使用しているのです。
特に会計処理等の相当に信頼性の必要なシステム開発には Btrieve が選ばれているようです。
先日、税理士さんが持ってきたT*Cの会計ソフトも Btrieve が使われてました。
又、POSメーカーがマスタメンテナンス用として用意しているパソコン用メンテナンスソフトも
Btrieve を使用していました。
あなたの周りにあるいろんなソフト。
以外と Btrieve が使われているかもしれませんね。
問題点としては?
Btrieve の Net ware版は通信プロトコルとして、IPX/SPX のみのサポートです。
TCP/IP に対応していないのです。
Windows NT版は対応しています。
私の仕事場では Net wareを使用している為、TCP/IP は使用できません。
今後のシステム構築を考える上でひとつの弊害になっていたのは事実です。
しかし、1997年の暮れに朗報が入ってきました。
Btrieve 7 が発売されると.....。
このバージョンは Net ware版の Btrieve でも TCP/IP の通信プロトコルをサポートしているというではありませんか。
それ以外にも強化されたスペックがもろもろあります。
書いているときりがないので、あとは皆さん調べてみてね....。
1998年は Btrieve 7 で決まりだなっと思っております。
自社にて、Btrieve を使用して開発した事を説明すると、驚く方が結構いらっしゃいます。
なんでエンドユーザーのシステム開発で Btrieve なの?
といった不思議な顔をされる場合が多いです。
Btrieve をある程度知っている方は特にです。
そんなに変わってるかなあ...、ユーザー側の Btrieve を使ったシステム開発って.....。
事例が少ないのかもしれませんね....。
まあ、とりあえずはこのシステムで行けそうです。
もっと凄い、他メーカーの「データベース管理システム」が発売されたらどうする?
そりゃあ、本当に良ければ切り替える可能性は十分にありますよ。
ユーザー側としては、ソフト開発メーカーにこだわるよりも、データ管理の信頼性と、処理スピードにこだわるのが筋ですから.....。