6.みんなへの手紙

KEESへ

君が鬼畜だと言う事は逢う前から知っていた。
キンカン男だという事も知っていた。ただ年齢は20代だと聞いていたんだ。
だから、若くて顔立ちもどちらかと言えば可愛い男を、KEESだと紹介されて素直な俺はきちんと信じたんだ。
まさかこんな子が、
女にうんこ食わせたり、針刺したりするとは思えなかった。
でも、それは風俗嬢も同じ。「えーこんな子が実はこんなで、こんなんなんかー」てのは何回も俺は経験している。
「世の中そういうものなのだなぁ」と俺は逆に納得してしまったんだ。
こんな会話があったね。
俺「えーとてもそんな鬼畜とは思えないよなー KEES」
れーか「じゃあ、誰がKEESっぽい?」
で俺が18人の顔を見まわして、誰をKEESと言うのが一番面白いか考えているとき、君は視線を必死にそらしながらニヤニヤしていたんだね。
そのときの顔で、「菜の花」で俺を縛っていたんだね。その顔はMISAのホテルのスイートで、みんなの前でれーかを縛っているときと同じ顔だったのだろうね。
確かに悪いのは寒いからといって家でだらだらしすぎて、遅れて行った俺だったけど、君の与えた心の傷は、簡単には癒えそうもないよ。 
じゃあ、次のオフでまた会いましょう。


涼へ


なぜ君がKEES役に抜擢されたのか。最高の選択だったと思うよ。君は完璧にその役をこなした。わずかばかりの違和感を俺に感じさせながらも、最後までやりぬきとおした。
KEESの涼役の方がずっと無理があったさ。
それは君が、10年後にはKEESと同じような鬼畜になれる可能性をもっている証だと思うよ。
うれしいか?
KEESが目隠しした俺を縛っているときに、耳元で「ちょっと腕を上げて」とか囁いていたのは、君だったよね。
そのときの声はしっかりしたSを感じさせる声だったよ。
でも、鬼畜の片棒を担いだ君を
俺は忘れる事はないだろうね。


Sへ


君のようなスロースターターは始めて見たよ。オフ開始から、ちょうど12時間ぐらいのところで、急に目立ち始めていたよね。KEESと一緒にれーかを縛っているときから本当に生き生きとしていた。
何が君をそんなに変えたのか、
赤いパンツか?
二日目の午後のカラオケで君が「もののけ姫」を
やけくそ気味に歌っていたのが、今回のオフを象徴していた気がするよ。


MISAへ

すばらしい部屋だったね。ホテルのスイートルーム。窓からの景色も本当にきれいだった。とてもじゃないけど、あんなに下品なバカ騒ぎをしていい部屋ではなかったよね。すべてはKEESのせいだよね。勝手に冷蔵庫からビールをとりだしてがぶがぶ飲んでいる俺を、何も言わずに見ていたけど、実はちょっと怖かったんだ。だから少し控えめにしてみた。

一緒にクイーンサイズのベッドに二人きりになれる王子様が現れるのを祈っているよ。ちゃんとロードスターではなく白馬に乗ってる人をみつけないと、
ひどい目にあうよ。


サラダへ

ひょっとしたら、一番怖いのは君かもしれないね。縛られて動けなくなっている俺に、タバコを咥えさせてくれたり、飲み物を飲ませてくれたり。とても優しくしてくれたね。そのときに依存する喜びを感じてしまった俺がいたんだよ。
ロウソクを垂らされたり、ムチで叩かれたりするより、優しくされるほうがはるかにM性を引き出すには有効なのかもしれないね。君はそれを知っていたのかい?
そして、誰よりもよく寝ていたね。まるで我が家にいるように。れーかがきちんと縛られたのを見せようと俺が起こしたとき一瞬見せた顔は、Sの顔だったよ。


風& へ

とっても素敵な写真をありがとう。あまりにもBIGだったので、
見ないで削除したよ。
ていうか、君のデジカメはそんなことに使うべきものではなかっただろう。
俺にふざけたように目隠しを始めたのは君だったね。なんの屈託も無く俺に目隠しをして、でもその後念入りに包帯まで取り出して巻くものだから、変だと思ったんだ。それは本当のKEESが俺を縛るのを隠すためだったんだね。
無邪気をよそおった悪魔だったんだね。俺はそれを知ったとき、もう本当に誰も信じる事ができなかいと思ったよ。
そして、縛られたままの俺を残して君たちは帰って行った。
君が残した目隠しと包帯がまだあるんだが、それはどうしたらいいんだい?


なお&ラビへ

最初に遠くに見たときから、とても暖かいものを感じたよ。君達には。すごく好感のもてる二人だった。遠いところからの参加だから、なかなか会う機会はなさそうだけど、
おぼえとけよ!


璃乃&REMUへ


漢字が思い浮かばずに、全然知らない人だと思ってしまった俺を許してくれ。チャットでも全然話していないのにとても話しやすかったよ。けっこう話しができて楽しかった。でもそれだけに、とても少年の心は傷ついたんだよ。あのときにどうしてそっと教えてくれないのか。


ひろへ
てめー いつもいつも面白がる方にばっかまわるんじゃねーよ。たまには俺を面白がらせてくれ。
俺としては、まなちゃんに虐められて、泣いてるひろがみたいがどんなもんだ?


麗香へ

いや、確かに縛られたまま靴べらを握り締めて、それを振りまわしている君に面白半分に近づいて行った俺も悪いと思う。でも君の持っていた靴べらは、確実に俺の口にヒットしたんだ。しかも平たいところではなく角のところだった。
「てめーこのアマー ぺっ」
と言って口から出ていた血を吐くのがかっこいい展開だったのかもしれないけど、本当に痛かったんだ。
ほんとに血が出てるし。
これからは跡の残らないオフをしていこうよ。