議論の資料として完全を期しているわけではありません。特に、初期の重要と思われるチーマーおやじ狩り、少年窃盗グループ犯、麻薬関連について漏れている事件報道、情報がありましたら、件名に「ナイフ資料」と書いてメールでお知らせ下さい。
タブー|ペルー|空母|ヤクザ|脳死|カルト|酒鬼薔薇|神戸事件|動燃|カラ不正|ミステリ|林檎
| 1998年3月12日木曜日作成作 | 1999年1月23日土曜日更新 |
Visitor's Room投稿 No.2、No.4もご覧ください。
asahi.com98/1/30
栃木県黒磯市立黒磯北中学校(塩山元久校長)で男子生徒(13)が腰塚佳代子教諭(26)を刺殺する前、「ぶっ殺してやる」とつぶやいていた、と級友らが証言した。この数分後、生徒は実際に教諭にナイフを向けた。
生徒は2時間目と3時間目の休み時間に保健室に行き、さらにトイレに寄ったため、教諭の英語の授業に約10分遅れて着席した。この時、教諭から「トイレに行くのにそんなに時間がかかるの」と注意された。
級友らの話によると、生徒は無造作に着席すると、ノートを音をたてて大きく開き、シャープペンのしんを出さないまま、文字のようなものを書いた。ノートは破れたという。授業が進むと、付近の生徒と漫画の話題などについて雑談を始め、教諭から「静かにしなさい」と再びしかられた。
授業が終わる直前になって、生徒は教壇の方向をにらみつけて「ぶっ殺してやる」と言ったという。これを聞いた友人は、生徒から「むかつく」という言葉はしばしば聞いたことがあるが、「殺す」という表現は初めてだったため一瞬驚き、半信半疑で「やめろ、殺すな」と言ったという。
***
詳しくは、栃木県 下野(しもつけ)新聞 特集
「切り裂かれた教室」−黒磯・女性教諭刺殺事件−及び「消されたチャイム」−黒磯・教諭刺殺事件から−
を参照。
asahi.com98/2/4
大分県中津市の市立中学校で、男性教師(30)が授業中、3年の男子生徒のあごにカッターナイフを突きつけ、うぶ毛をそっていたことが3日、分かった。この教師から注意された男子生徒が「そんなことをしよると、刺されるよ」と発言し、それを聞いた別の生徒が机に置いたカッターナイフを、教師が使ったという。中学校側は同夜、臨時のPTA総会を開き、校長が状況を説明し、陳謝した。
校長によると、1月30日午前10時過ぎ、数学担任の男性教師が、隣の生徒と話していた男子生徒の胸ぐらをつかみ、「何しよるのか」とこぶしであごを突き上げた。「刺されるよ」という男子生徒の発言で、前の席の生徒が隣の生徒の筆箱から「デザインカッターナイフ」を取り出し、男子生徒の机の上に置いた。男性教師はこれをつかみ、刃先を男子生徒のあごにつきつけ、さらに生徒の右あごから髪の生え際にかけてのうぶ毛をそったという。
クラス担任から報告を受けた校長は「生徒と教師との信頼関係を裏切る重大な行為」と判断し、同日夕に男子生徒の自宅に出向き、陳謝。男性教師は校長の指示で自宅謹慎しているという。
授業は、4人が向き合う形のグループ学習。男子生徒は、プリントを持っていなかった隣の生徒に自分のプリントを出して説明していたところで、学校側の事情聴取に「怖かった」と話しているという。
[毎日新聞'98年2月6日]
ナイフ使い集団リンチ、容疑の都立高校生ら16人逮捕
対立するグループのメンバーを拉致し、ナイフで刺すなどして重傷を負わせたとして、都立高校生ら少年16人が逮捕監禁と傷害などの疑いで警視庁少年二課と府中署に逮捕されていたことが6日分かった。少年たちは仲間が暴行された仕返しに相手を路上で拉致し、全治2カ月の大けがを負わせたという。少年二課は事件の背景には、暴走などの不良行為を重ねる少年グループがナイフで武装している実態があるとみて警戒している。
逮捕されたのは、都内に住む都立高校生や専門学校生ら16歳から19歳までの少年16人。
調べでは、少年たちは昨年3月、東京都府中市で都立高校生(16)ら2人を乗用車で拉致し、金属バットで殴ったり、ナイフで足を刺したりするなどして2人に重傷を負わせた疑い。
少年二課によると、被害にあったのは対立する暴走族のメンバーで、双方はこれまでも抗争を繰り返し、互いに重傷者が出ていた。こうしたグループのメンバーは大半がナイフを携帯しているという。
共同通信98/2/7
小6護身用にナイフ持ち歩く、かばんに2本
福岡市内の書店で万引したとして福岡県警西署に一月に補導された同市内の小学六年男児(12)が、「護身用に」とバタフライナイフなどナイフ二本を持ち歩いていたことが六日、分かった。
男児は一月十八日、同市早良区の書店で雑誌を万引して店員に見つかった。西署が補導して調べたところ、かばんのなかにバタフライナイフ(刃渡り九a)と折り畳み式ナイフ(同八a)を持っていたため押収した。
調べに対し、男児は「護身用に持ち歩いている」と話しており、同署は二月中にも市の児童相談所に通告する。
同県警少年課は「中高生から押収した例は多いが、小学生は初めてではないか。低年齢化が進んでいないか心配だ」と話している。
同署は昨年十一月にも、中学三年の男子(15)と専門学校生の少年(18)から、それぞれ所持していたバタフライナイフを押収している。
asahi.com98/2/10
9日午後2時20分ごろ、鳥取県境港市内の市道で、帰宅途中の境港市内の主婦(58)が、すれ違った少年に、持っていた折り畳み式のフォールディングナイフ(刃渡り7.7センチ)で、左腰を突然切りつけられた。主婦が通行人に助けを求め、通報を受けた境港署員が駆けつけて、現場付近にいた、境港市内の同じ公立中学校に通う2年生の兄弟(14)を、傷害の疑いで緊急逮捕した。主婦は1週間程度のけがをした。
境港署の調べでは、2人は犯行を認めているという。主婦とは面識がなく、動機については「事件を起こせば学校に行かなくてすむと思った」と話しているという。
asahi.com98/2/11
新潟県新発田市内のコンビニエンスストアで4日、同市内の公立中学校に通う2年男子生徒(14)が同じ学校の3年の男子生徒(15)をナイフで切り付け、けがを負わせていたことが11日までに分かった。
新発田署の調べによると、この中2生徒は4日午後3時50分ごろ、下校途中に立ち寄ったコンビニエンスストアで、店内にいた顔見知りの中3生徒2人に「何かおごってくれ」などと声を掛けた。しかし、このうちの1人に「何を言っているんだ」などと言われたことから口論となり、カッとなってかばんの中から折りたたみ式のナイフ(刃渡り約7センチ)を取り出し、中3生徒の腕を切り付けたという。中3生徒は約2週間のけが。
同署はこの中2生徒を傷害容疑で補導したが、調べに対し、「ナイフは格好がよく、何かあったときに護身用になるから、市内の日用品店で買い、常に携帯していた。(けがをさせ)悪いことをした」と反省しているという。(時事)
共同通信98/2/17
京都府警堀川署は十六日、京都市内で乗用車を盗み、パトカーに追跡されて大津市内まで逃走したとして、窃盗の疑いで京都市南区の市立中二年の少年(14)を逮捕、運転していた同中一年の少年(13)は、窃盗と道交法違反の疑いで児童相談所に身柄を送った。
調べでは、二人は十五日、京都市南区の駐車場で自営業者(51)の乗用車のドアをドライバーでこじ開けるなどして盗んだ疑い。
二人は盗んだ車に、中学一年から高校一年の少年(十三―十六歳)の計五人で乗り、京都市内を走行中の十六日午前五時前、同署のパトカーを追い越したところを発見され逃走。約二十`を逃げたが、西大津バイパスの「滋賀里ランプ」の壁に衝突、徒歩で逃げたところを取り押さえられた。
asahi.com98/2/18
17日午後5時35分ごろ、浦和市辻8丁目の市営住宅「辻水深団地」の室内で男性が倒れている、とタクシー会社から119番通報があった。男性は同団地1階に1人で住む無職吉田起巳さん(69)で、胸の骨が折れるなどして死亡していた。現場の近くにいた14歳と15歳の女子中学生2人が吉田さんに暴行したことを認めたことなどから、浦和署は18日未明、傷害致死の疑いで2人を逮捕した。
同署の調べでは、2人は市内の別々の公立中学校に通う3年生で、小学校時代の同級生。調べに対し、「貸していた金を払わないので腹が立ち、素手で殴ったりけったりした」などと話しているという。
中学生は以前から吉田さんと顔見知りで、ひんぱんに金の貸し借りをしていたという。
1人が吉田さんに数千円を貸していて、この日の午後に返済を求めて1人で吉田さん方を訪れた、と供述しているという。現金を引き出すため、吉田さんはこの生徒と一緒にタクシーで銀行に向かい、途中でもう1人の生徒を乗せたが、通帳を持っていないことに気づき、団地に戻ったという。
asahi.com98/2/20
埼玉県越谷市の市立中央中学校(吉沢貞夫校長)で今月3日、2年生の担任の女性教諭が、生徒十数人の上履きの中に画びょうを忍ばせ、気付かずに履いた女子生徒の1人が軽いけがをしていたことが19日、明らかになった。学校側によると、女性教諭は「生徒が靴のかかとを踏んでいるため、やめさせようとした。今までにも何度も指導したが、きかなかった」と説明している。その後「指導に行きすぎがあった」として、けがをした生徒らに謝罪したという。
この教諭は2年生の生活指導担当で、2日の放課後、玄関の靴箱のうち、かかとがつぶれている2年生十数人の上履きの中に画びょうを入れたという。吉沢校長は「行き過ぎと思っている。申し訳ない」と話している。
asahi.com98/2/21
静岡県警三島署は21日、女性から金を脅し取る目的でサバイバルナイフを持っていたとして、同県三島市内に住む中学3年生の男子生徒(15)を銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕した。
調べによると、この生徒は21日午前2時半ごろ、三島市壱町田の県営やまがみ団地内の路上で、正当な理由がないのに刃渡り約11.5センチのサバイバルナイフ1本を持っていた疑い。近所から「不審な男がいる」との通報を受けた同署員が職務質問し、逮捕した。
この団地では14日未明、帰宅途中の市内の女性(24)が少年にナイフを突き付けられて現金1万3000円を奪われる強盗事件があり、同署で警戒していた。
男子生徒は、この事件についても「自分がやった」と認めたうえ、この日もリュックサックの中にナイフ2本と手錠、粘着テープなどを持っていた。「女性を襲って金を取ろうとした」などと話しているという。
[毎日新聞98年2月23日]
i<校内殺傷>高1生が同級生をナイフでメッタ刺し 北九州
23日午後3時半ごろ、北九州市門司区柳町、豊国学園高校(野坂公昭校長、1001人)の玄関ロータリー前の駐車場で、1年の男子(16)が同じクラスの男子(16)に折り畳み式ナイフ(刃渡り約6・5センチ)で背中や腹など7カ所を刺され、救急車で病院に運ばれたが重傷。門司署は同日夕、刺した生徒を殺人未遂容疑で緊急逮捕した。
調べでは、3人と5人のグループが下校しようとした際、2人が「にらみつけただろう」などとつかみ合いになった。1人がズボンの右ポケットからナイフを取り出して腹に1回切りつけた後、背中などを6回刺したという。途中で他の生徒が止めに入った。
調べに対し、刺した生徒は「相手から『お前、何見よんか』と先に言われ、かっとなって刺した。ナイフは護身用」と話しているという。
野坂校長によると、2人は「ツッパリタイプ」で普段は仲が良かった。刺した生徒は教師に「ナイフをいつも持っていたわけではない」と話したという。
同高は東京で中学3年生がサバイバルナイフで警察官を襲う事件があった後の今月10日ごろ、全校生徒を対象に「凶器を学校に持ってきたことがあるか」「凶器を持っているのを見たことがあるか」などのアンケートをしたが、該当はなかった。また、以前から登校時に校門でカバンやポケットの中などの簡単な所持品検査をしていた。
野坂校長は「こういう不祥事を招き、申し訳ない。在校生の動揺が心配だ。保護者の理解を得ながら、所持品検査を徹底したい」と話した。
asahi.com98/2/24
23日午後5時45分ごろ、山梨県山梨市南の市道で、帰宅しようとした同市内の高校1年の女子生徒(16)が、道を尋ねられた若い男にナイフのようなもので切りつけられた。女子生徒は近所の家に逃げ込み110番通報したが、左の手のひらにけがをした。県警日下部署は傷害事件とみて調べていたが、女子生徒の証言などから市内に住む中学3年の男子生徒(15)を突き止め、同夜、傷害の疑いで緊急逮捕した。中学生は容疑を認めている、という。
調べによると、この中学生は自転車に乗っていた女子生徒に道を尋ねるふりをして近づき、しばらく後をつけた後、持っていた果物ナイフ(刃渡り8センチ)を出して「静かにしろ」などと脅した。女子生徒が騒いだため、切りつけたという。
asahi.com98/2/26
26日午前11時50分ごろ、神戸市兵庫区駅南通5丁目、神戸キャナルタウン郵便局(山本宏明局長)に包丁を持った男が押し入った、と110番通報があった。兵庫署員が駆けつけ、神戸市内の市立中学3年の男子生徒(15)を強盗未遂容疑で現行犯逮捕した。事件当時、同郵便局には7、8人の客と山本局長ら職員5人がいたが、けが人はなかった。
調べによると、男子生徒は目と鼻の部分に穴があいたプラスチック製のマスクをつけて同郵便局内に入り、リュックサックの中から包丁を取り出し、無言でカウンター越しの女性職員(66)に突き付けた。山本局長が男子生徒の説得にあたっている間に兵庫署員が駆けつけ、同郵便局内で男子生徒を取り押さえた。男子生徒は1週間ほど前に高校への入学が決まっていたという。
現場はJR兵庫駅南の商店街の商業施設の中にある。
同郵便局近くのそば屋の女性従業員によると、兵庫署員らに連行される際、男子生徒はトレーナー姿で、紫色のリュックを背負っていた。両側からわきを抱えられ、抵抗する様子はなかったという。「若いとは思ったがまさか中学生だなんて」と驚いていた。
asahi.com98/3/2
2日午前4時5分ごろ、栃木県大田原市富士見1丁目のファミリーマート大田原富士見店で、少年がアルバイトの男性店員(20)に包丁を突きつけ「金を出せ」と脅した。店員は少年の手を両手でひねり、体を押さえつけ、大田原署に通報。少年は強盗未遂容疑の現行犯で同署員に逮捕された。調べでは、逮捕されたのは同市内の市立中学3年の少年(14)。包丁(刃体10センチ)は店から数キロ離れた自宅から持ち出したという。少年は「CDや雑誌などを買う小遣いがほしかった」と話しているという。少年が通う中学校長によると、少年は1年の時から不登校の傾向があり、登校しても保健室の隣の「ふれあい室」で過ごすことがほとんどだったという。
[毎日新聞'98年3月2日]
<中3男子暴行>ピアス注意され教師殴る−−埼玉・鷲宮町
2日午前9時50分ごろ、埼玉県鷲宮町鷲宮の町立鷲宮中学校(釜井満郎校長、生徒数636人)で、校舎渡り廊下の修理作業をしていた3年の男子生徒(15)が、耳にピアスを付けていたことを注意した学年主任の男性教諭(42)の腹や腰を殴るなどした。男子生徒は、学校の通報で駆け付けた久喜署員に傷害容疑で現行犯逮捕された。教諭は腰などに1週間の打撲傷。
調べによると、この生徒は数カ月前からピアスを付けるようになり、複数の教諭から再三、注意を受けていた。この日は、この教諭から「ピアスを取りなさい」と注意され、「うるさい」と言っていきなり教諭の腹や腰を数回殴ったり、けったりしたという。
男子生徒は「腹が立った。殴ったのは悪かった」と話しているという。
asahi.com98/3/4
群馬県群馬郡内の中学2年の男子生徒(14)が1日夜、自宅近くのビニールハウス内で首をつって自殺していたことが、4日までにわかった。
中学校の話によると、この生徒は先月21日、校内で友人らと計8人で問題行動を起こし、同23日に生徒指導の教諭や学年主任ら数人から指導を受け、反省文の提出などを求められた。さらに、今月2日には家族と一緒に学校で教師らと話し合いをする予定だった。
生徒は野球部の新主将になるなど友人から頼りにされる存在だったという。ただ、卒業生との付き合いや友人宅への外泊などで、先月10日に家族が学校に呼ばれて指導を受けていた。
中学校の校長は「生徒の問題行動に対する指導は、厳しいものではなかった」としている。しかし、同級生の家族らは「生徒は教諭らからの指導について悩んでいたらしい」と話した。
地元の教育委員会は「生徒が自殺した翌朝、学校から報告を受けた。生徒指導は生徒の今後の生き方を考える前向きなものだった、と聞いている。今後、具体的な対策も含めて対応を考えていきたい」としている。
asahi.com98/3/6
群馬県群馬郡内の中学校2年の男子生徒(14)が学校での喫煙を教師から注意された後に自殺した事件で、朝日新聞社は5日、生徒が自殺直前に親友あてに出した「遺書」めいた手紙を入手した。手紙は、一緒に喫煙して教師から指導を受けた友人たちの名前を挙げて、「ゴメン、オレのせいでみんなやべーことになっちまって。(中略)オレが死ぬ理由は、みんなにわるいから」などと仲間同士の話し言葉でつづられており、「死」が持つ重々しさを感じさせない内容となっている。
手紙は、青い便せん3枚に横書きで、自らの命を絶つ直前の思いがつづられている。中学生らしく「!?」「&」などの記号や片仮名を多用。「できればみんなでよんで!!」と、友人全員に呼びかけている。
文面には、「ゴメンまじで」「どれもオレが悪い」「ゆるしてください」など、わびの言葉が何度も出てきて、教師に喫煙仲間の名前を明かした責任を感じていたことをうかがわせる。
[毎日新聞’98年3月9日]
<殺人>19歳の少年が別れ話から中3女子中学生を殺害
7日午後11時58分ごろ、愛知県日進市の自営業者(49)方1階車庫奥の物置に、セーラー服姿の女性が倒れているのを、帰宅してきたこの自営業者が見つけ110番通報した。女性は同市内に住む同市立中3年生(15)で、既に死亡していた。交際している無職の自営業者の二男(19)の部屋に血痕があり、二男の姿が見えなくなっていたため、同県警愛知署が行方を捜してしたところ、8日午前、二男が1人で同署に出頭。女子中学生を「首を絞めて殺した」などと供述したため、殺人容疑で逮捕した。
調べでは、二男は女子中学生と半年ほど前から交際していたが、別れ話のもつれから6日早朝、同住宅2階の自室で寝ていた女子中学生の首をまくらカバーで絞めて殺害。7日午前7時ごろ、遺体を物置に隠して車で逃走した疑い。
女子中学生は、交際が始まってからたびたび自営業者宅を訪ねていたといい、2月28日夕に自宅を出て二男の元へ行き、別れ話をしていたらしい。自営業者宅は親子2人暮らしで、父親は6日朝に出勤。その日は帰らず、7日深夜に帰宅したところ、二男の車が見当たらず、物置の扉が半開きだったため遺体に気づいたという。
女子中学生が在籍している中学校では7日午前に卒業式が行われており、女子中学生も出席する予定だった。二男は、女子中学生が学校に行って2人の交際を知る友人らに相談すると、別れることになると思ったという。調べに対し、「絶対に学校に行かせたくなかった。自分だけのものにしたかった」などと供述しているという。
女子中学生は裸足の状態で目立った外傷はなかったが、鼻から出血していた。二男はシンナーを時々吸っていて供述にあいまいな部分もあるため、同署は9日中に司法解剖を行い詳しい死因を調べる。
[毎日新聞’98年3月9日]
<中1生刺殺>刺した生徒の浦和少年鑑別所送致決める 浦和家裁
9日午前9時40分ごろ、埼玉県東松山市六反町、市立東中学校(野口信夫校長、生徒数813人)から、1年生で同市柏崎、建設業、加藤須賀男さん(53)の二男諒(まこと)君(13)が同学年の男子生徒(13)にナイフで刺されたと119番があった。加藤君は同県川越市内の病院に運ばれたが、心臓付近を一突きされており、同11時46分、死亡した。刺した生徒は14歳未満で刑事責任が問えないため、同県警少年課と松山署は、この生徒を触法少年として補導。児童福祉法に基づき、同県川越児童相談所に身柄を送った。同相談所から身柄を受けた浦和家裁は同日夜、観護措置による浦和少年鑑別所送致を決めた。
同県警などの調べでは、2人は別々のクラスの生徒。1時限目の授業が終わった同9時35分ごろ、刺した生徒は、自分の教室に来た加藤君と口論となり、いきなり折りたたみ式ナイフ(全長18センチ、刃体8センチ)を取り出して刺した。加藤君はベランダ沿いに約20メートル離れた自分の教室に逃げたところで倒れ、保健室に運ばれたが、すでに意識不明の重体だった。同県警は10日、遺体を司法解剖し、詳しい死因を調べる。
学校関係者らによると、2人は以前から仲が悪く、この日も、登校途中に出会った際にトラブルとなった。このため、1時限目が始まる直前、加藤君は同じクラスの仲間5人と一緒に、この生徒の教室に行ったが、授業開始のチャイムが鳴ったため、その場はいったん、収まった。授業後、加藤君ら6人は再び教室に行き、言い争いになったという。
刺した生徒は県警の事情聴取に対し、「昨年暮れごろから、(相手が)机をけったりするので我慢できなくなった。いつか仕返ししてやろうと思っていた」などと供述。凶器のナイフは昨年11月ごろ、市内の店で買い、先週ごろから校内に持ち込んでいたという。
一方、加藤君のクラス仲間の一人は「(刺した生徒に)廊下ですれ違ったりした時に、殴られたり、けられたりした」「2週間くらい前から6人組で仕返ししようということになった」と話しており、県警は事件の背景などについて慎重に調べている。
asahi.com98/3/10
沖縄県警豊見城署は10日午前、後輩の中学2年生男子(13)を包丁で刺し、けがを負わせたとして、傷害の疑いで県内の中学3年生男子(15)を逮捕した。
調べによると、中学3年生男子は9日午後5時すぎ、「話がある」として中学2年生男子を豊見城村根差部の友人の家に呼び出し、殴るけるなどの暴行を加えた上、包丁で腕を刺し、2週間のけがを負わせた疑い。(時事)
10日午前9時10分ごろ、名古屋市南区の市立本城中学校から「生徒同士がけんかをして、1人がけがをした」と南署に届け出があった。同署によると、2年の男子生徒(14)が同級生の男子(14)に包丁で切りつけ、2カ月の重傷を負わせたという。同署は切りつけた生徒を傷害容疑で緊急逮捕した。
調べによると、1時間目の授業が始まった直後の午前8時45分ごろ、同校2年の教室で、男子生徒が同級生の男子生徒に菜切り包丁(刃渡り約16センチ)でいきなり切りつけたという。
男性教諭が切りつけた生徒を取り押さえて包丁を取り上げたところ、おとなしくなったという。
同署によると、切りつけた生徒は、9日の下校途中にけがをした生徒を含む3人に呼び止められて「おれたちの悪口を言っているが、何と言ってるのか」などと言いがかりをつけて殴られたという。
神奈川県警厚木署は9日夜、厚木市の鉄筋工見習いの少年(16)を、殺人未遂の疑いで緊急逮捕した。
調べによると、この少年は9日午後8時5分ごろ、厚木市妻田西3丁目のアパート1階の部屋で、そこに住む鉄筋工見習いの少年(17)の左わき腹を、刃渡り16.8センチの出刃包丁で刺した疑い。刺された少年が外へ出て倒れたのを近所の人が見つけ、110番通報した。少年は病院に運ばれたが、出血多量で意識不明の重体。
2人は中学の先輩・後輩で、逮捕された少年は調べに対し、「17歳の少年に金を脅し取られていた。今年に入ってから頻繁になり、50万円ほど取られた。このままでは際限なく続くと思い、殺そうと思った」などと供述しているという。出刃包丁はアパートへ行く前に、厚木市内の金物店で買ったという。
10日午前2時50分ごろ、京都市中京区聚楽廻東町の西陣署千本丸太町交番に、少年が「財布を落とした」と入って来た。応対した巡査(29)が遺失物関係の書類を取るため奥に向かおうとしたところ、いきなり少年が巡査に襲いかかり、腹部などを素手で殴った。2人がもみあいになって床に倒れた際に、同僚の巡査長(37)が少年を取り押さえ、強盗未遂容疑と公務執行妨害容疑で現行犯逮捕した。取り押さえられる際、少年は「短銃を取るんや」などと叫んだという。殴られた巡査は左腹部と右ひじに軽いけがを負った。
調べでは、少年は17歳の府立高校1年生。ズボンのポケットにペンチを隠し持っていた。少年は「ベルトと短銃を結ぶひもを切るために使おうと思った」などと話しているという。また、警察官ともみ合いになった際、「短銃で死ぬんや」と大声で暴れており、同署で詳しい動機を調べている。
少年は高校に在籍していたが、ほとんど通学せず、留年していた。一昨年ごろから昨年暮れまで神経症の治療のため通院していたという。
同交番は2人勤務で、当時、警察官2人が交番内で書類作成などをしていた。
【この少年は'98年4月14日京都家裁(丸田顕裁判官)によって「資質や精神状態を考慮した」とし、医療少年院送致にされた。artenmis記】
埼玉県東松山市の市立東中学校で9日、中学1年の男子生徒が同学年の男子生徒を刺殺する事件が起きるなど、ナイフを使った生徒の事件が後を絶たないことから、町村信孝文相は10日の閣議後の記者会見で「ナイフを学校に持ち込むな、命の重さを知ってほしい」と全国の子どもたちに呼びかける緊急アピールを発表した。同アピールは各学校などに配布する文部広報に掲載するほか、来週にも全国の中高校の各クラスに配布する予定。町村文相は、保護者らに対しても「(子どもが)凶器を持ち歩かないよう、家庭で断固とした指導をしてほしい」と訴えるアピールを発表した。
アピールは「子どもたちへ」と「保護者、学校関係者、そして全ての大人たちへ」の2種類。子どもたちには「亡くなった人のお父さんお母さんや家族の悲しみがどんなに深いものなのか、それを知って欲しい」と、ナイフを持ち歩かないよう呼びかけた。
こうしたアピールは、1996年1月に、学校でのいじめが原因で自殺者が出た際に発表して以来。町村文相は「(事件続発の)原因がわからないことに対するもどかしさを感じる。いまさらとの声もあろうが、せめてこうした形でもう一度文相としての考え方を強く訴えたい」と述べた。(リンク引用者)
asahi.com98/3/11
警察庁少年課は10日、今年1月から2月中旬までに全国で発生した、刃物を使用した少年事件31件について、刃物携帯の動機などを分析した。
調査の対象となったのは、殺人や強盗、傷害などの事件を起こした中学生12件、高校生11件、無職少年など8件で、警察に供述した内容をまとめた。
携帯の動機で、10件が「護身用」として刃物を持ち歩いていた。同課はいじめなどが原因で、「周囲の目を変えたい」という気持ちが背景にあると説明している。また、強盗、恐喝などの事件を起こす目的が21件だった。
事件を起こした動機として、友達から悪口を言われたなど「ちょっとした口論がきっかけだった」と供述したのが10件、「遊ぶ金が欲しくて、心のコントロールがきかなかった」事件が17件あった。いずれも凶器としてナイフを持つことに、罪悪感を感じていないことが特徴という。
[毎日新聞'98年3月11日] <覚せい剤所持>小学校教諭逮捕−−千葉県警
千葉県警薬物対策課と東金署は11日までに、東京都新宿区高田馬場1、江東区立大島中央小学校教諭、土田陽子容疑者(32)を覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで、同県東金市北之幸谷、無職、モジタバ・ホセイニ(34)▽同市南上宿、同、マハムッド・レザ・ラスリ・キャハキ(29)の両容疑者=ともにイラン国籍=を同法違反(営利目的所持)などの疑いでそれぞれ逮捕した。
同課などの調べでは、土田容疑者は2月20日、自宅アパートで覚せい剤約8グラムを所持していた疑い。ホセイニ容疑者らは2月3日、覚せい剤計約571グラム(末端価格約1100万円)などを自宅アパートに隠し持っていた疑い。
土田容疑者は昨年10月ごろ、友人の紹介でホセイニ容疑者らと知り合い、その後、数十回にわたり、都内や千葉市内の路上でホセイニ容疑者らから覚せい剤を購入、使用していたらしい。
ホセイニ容疑者から押収したメモで土田容疑者が覚せい剤を購入していたことが分かった。
調べに対し、土田容疑者は「1996年12月ごろ、外国人の友人に勧められて覚せい剤を使い始めた。気持ちが沈んで仕事が手につかない時に使うと落ち着いた。学校では使っていない」などと供述しているという。
東京都教育庁は「まだ正式な報告が区教委からない。『処分が必要』という要請があり次第検討する」としているが、想定される処分として、いったん休職させて、刑の確定後に失職させるものとみられる。
同<中学生非行>ナイフ使い脅した中2の2人補導−−静岡県伊東市
静岡県伊東市内の中学2年の男子生徒2人(ともに14歳)が、バタフライナイフを使って中学生を脅し、恐喝未遂容疑で伊東署に補導されていたことが11日分かった。
調べによると、2人は昨年11月20日午後7時40分ごろ、同市猪戸の路上で、前を歩いていた別の中学校の2年生の男子2人(ともに14歳)に対し、1人が持っていたバタフライナイフ(刃渡り8・2センチ)を背後から突き付け、「左に曲がれ」といって2人を狭い路地に連れ込み、殴ったりけったりしながら「金を出せ」と脅した疑い。
補導された2人は、この事件の前にも市内の小学生8人から現金100〜200円ずつを脅し取った疑いが持たれている。
【中村 隆】
asahi.com98/3/12シンナー吸引を注意された少年、母親を刺殺
12日午前2時50分ごろ、奈良県生駒郡に住む会社員(53)の長女(16)から、「自宅で母親が兄とけんかをしてけがをした」と119番通報があった。救急隊からの連絡で西和署員が調べたところ、会社員の妻(47)が刃物で腹を刺されており、約4時間後に失血死した。止めに入った会社員も右腕を切られて重傷。同署は現場の自宅1階の居間にいた配管工の次男(18)を殺人未遂の疑いで逮捕した。容疑を殺人に切り替えて調べている。
調べでは、少年は午前2時半ごろ帰宅した際、長男(21)から「シンナーのにおいがする」としかられ、さらに両親からも、シンナーを吸っていることや深夜まで遊んでいることなどを注意された。腹を立てた少年が、台所から包丁(刃渡り約18.5センチ)を持ち出し、制止しようとした父親に切りつけたうえ、母親を刺したという。
同 「おやじ狩り」の中学生ら3人を強盗容疑で逮捕
「おやじ狩り」と称して通行人を鉄棒などで殴ったうえ、現金を奪ったとして、京都府警上鴨署は12日、京都市左京区、北区に住む市立中学3年生の男子生徒2人(いずれも15歳)と無職少年(16)の3人を強盗容疑で逮捕するとともに、現場に一緒にいた同市内の市立中学生6人から事情を聴いている。3人はこの事件をはさむ約20分間に、現場近くで他3件の類似事件を起こしたと供述しており、同署が関連を調べている。
調べでは、3人は11日午後10時半ごろ、同市北区小山上花ノ木町の路上で、帰宅途中だった同区の会社員(39)に対し、長さ約1.3メートルの鉄製の棒で背後からいきなり背中を殴るなどの暴行を加えたうえ、「金を貸してくれ」などと言って現金5000円を奪い取った疑い。会社員は軽傷を負った。
同署によると、少年3人はこの犯行の約5分前に北区の大学助手(33)にも暴行を加えたが金を奪えなかったため、北区の会社員を「さっきのおやじは金を出さなかったから殴ってやった」と脅したらしい。2回目の犯行の約5分後には別の会社員(37)の頭や体などを殴って軽傷を負わせ、さらにその約10分後にも会社員(38)を脅して現金約8000円を奪い取ったと供述しており、同署が裏付け捜査を進めている。
HTBニュース98/3/12帯広の女子中学生 覚醒剤使用で逮捕
帯広市内の中学校に通う女子生徒が、学校で覚醒剤を使用し、逮捕・送検されていたことが、11日わかりました。覚醒剤取締法違反の容疑で逮捕、送検されたのは、帯広市内の中学校に通う3年の女子生徒(15)です。警察の調べによりますと、この女子生徒は、テレホンクラブを通じて知り合いになった男から、タダで覚醒剤と注射器を譲り受け、今年2月下旬、学校で覚醒剤を使用した上、自宅に覚醒剤0.2グラムを所持していたものです。調べに対しこの女子生徒は、「好奇心で使用した」と犯行の動機を供述しています。
asahi.com98/3/13中学生が、サバイバルナイフで同級生に1週間のけが
12日午後7時ごろ、埼玉県新座市のマンションの通路で、マンションに住む中学1年生の男子生徒(12)が、刃の長さ約24センチのサバイバルナイフを使って、中学の同級生で友人の男子生徒(13)の左腕に、約1週間のけがをさせた。埼玉県警新座署は、この男子生徒を傷害の疑いで補導した。
調べによると、ナイフで切りつけた男子生徒は、切りつけられた生徒を含む3人の同級生と近くの公園で遊んでいたが、ひとりだけ先に帰宅した。迎えに来た3人が、玄関のチャイムを鳴らしても反応しなかった。マンションに住む男子生徒が自室のタンスにしまっておいたナイフを持ち出したらしい。
asahi.com98/3/13東京・江東区の警官襲撃の男子生徒を初等少年院送致に
東京都江東区で警官をナイフで襲ったとして、強盗殺人未遂などの容疑で東京家裁に送られた中学3年生の男子生徒(15)に対する少年審判で、同家裁は18日、この少年を初等少年院送致とする保護処分の決定を言い渡した。古田浩裁判官は「強盗殺人の故意があった」と非行事実を認定し、「バタフライナイフで警官を襲う行為の危険性は重大なのに、少年の内省は十分とは言い難い。個別的できめ細かい、専門家による継続的で強力な指導を行う必要がある」などと処分の理由を述べた。
決定は、処分理由の中で、「サバイバルゲームなどをきっかけに空想を拡大させ、短銃獲得という思いを膨らませた少年は、仮想の現実との混乱の中で、短銃を使用することによる自己存在感や自我拡大感を追い求め、さしたる規範的抵抗を感じないまま、今回の事件に至った」と指摘。「幼児的に空想的世界を拡大させ、短絡的に重大事件を実行に移した点が最大の問題点だ」と述べた。
決定によると、生徒は2月2日未明、短銃を奪おうとして、江東区内をパトロールしていた警察官に道を尋ねるふりをして後ろから声をかけ、警察官が振り向いたとたん、胸をめがけてバタフライナイフを突き刺そうとした。さらに、逮捕しようとした警察官から警棒を奪い、頭を殴るなどしてけがをさせた。
この日の審判は2回目。16日の第1回審判で、この生徒は強盗殺人未遂の非行事実については、「殺すつもりはなかった」と殺意を否認。付添人の弁護士も同じ意見を述べて、生徒を試験観察に付すよう求める意見書を提出していた。
[毎日新聞'98年3月19日] <覚せい剤>38歳会社員と客の前大蔵省課長補佐ら4人を逮捕
警視庁薬物対策課と三田署は19日までに、伝言ダイヤルで知り合った男性に覚せい剤を密売していたとして東京都台東区西浅草3、会社員、海野真和容疑者(38)を覚せい剤取締法違反容疑(所持)で逮捕、客の前大蔵省課長補佐ら4人を同容疑(所持、譲受)で逮捕、覚せい剤48・6グラムを押収した。海野容疑者はイラン人から購入した覚せい剤を男性四十数人に密売しており、追及している。
逮捕された客は大蔵省から出向中の中野区中央2、本州四国連絡橋公団東京事務所渉外課長、秦恭司(42)▽同区上高田2、私立高校教諭、小方裕治(37)▽足立区綾瀬4、フィギアスケートコーチ、飯田文裕(42)▽杉並区阿佐谷南2、無職、田島裕二(34)の4容疑者。
調べでは、海野容疑者は2月9日、自宅に覚せい剤46・9グラムを隠していた疑い。秦容疑者は昨年12月12日、海野容疑者から覚せい剤約1グラムを2万5000円で譲り受けたほか、今月18日、自宅に覚せい剤0・9グラムを隠していた疑い。小方、飯田両容疑者も昨年12月から今年1月にかけて、海野容疑者から覚せい剤を譲り受けるなどした疑い。
秦容疑者は大蔵省の「ノンキャリア」で、理財局総務課の課長補佐から昨年4月、同事務所に出向していた。
同 <老人殺害>17歳少年が殺害自供 再逮捕へ−−鹿児島
鹿児島県鹿屋市下高隈町、無職、滝聞(たきぎく)正義さん(91)が行方不明になった事件で、滝聞さんの貯金通帳で現金を引き出そうとした詐欺未遂容疑などで逮捕・拘置中の同市内の無職少年(17)が19日、鹿屋署の調べに対し殺害を自供した。同署は同日午後3時40分、少年の自供通り滝聞さんの自宅近くの山林から遺体を発見。20日にも、少年を殺人と死体遺棄容疑などで再逮捕する。
調べでは、少年は13日午後9時半ごろ、滝聞さん方の居間で、滝聞さんの首を手で締めて殺害。遺体を滝聞さんの車に積み、自分で運転して、鹿屋市清掃センターそばの山林に捨てたという。動機についてはあいまいな供述をしている。
滝聞さんは1人暮らし。13日午後6時半ごろ、自宅で近くに住む長男が会った後、行方不明になった。県警は(1)自宅に数カ所の血痕がある(2)滝聞さんの車がなくなっている――などから事件の可能性が高いとみて捜査を始めた。
16日午前10時40分ごろ、鹿児島市山下町、鹿児島東郵便局で、少年が滝聞さんの貯金通帳を使って現金を引き出そうとした。通帳は手配されており、局の通報で少年は現行犯逮捕。県警は滝聞さんの行方を追及していた。
調べに対し、少年は車を盗んだことを認めたが、滝聞さんについては「知らない」と否認。しかし、16日夜、鹿児島市与次郎の家具店駐車場で、滝聞さんの車を発見。車内から、滝聞さんと同型の血痕を検出したことなどから、さらに追及したところ、19日午後2時すぎ、少年は殺害を自供し始めた。
滝聞さん方は鹿屋市郊外の山林や畑に囲まれた農村地帯にある。遺体は自宅から約1キロの山林で見つかった。
近所の人の話では、少年は滝聞さんとは顔見知り。中学時代から野球が得意で、高校進学時も周囲は選手としての活躍を期待していた。しかし1年で中退し、その後は建設業の仕事に時々出掛けていた。最近は、同世代の仲間数人とバイクに乗って遊びに出ることが多く、帰宅しても両親の家には入らず、近くの祖母宅にいることが多かった、という。
幼いころから少年を知るお年寄りは「おとなしい感じで、付き合いのある仲間の中でも目立った感じはなかった。まさか事件に関係したとは。考えたくない」と表情を曇らせていた。
asahi.com98/3/20注意に腹を立て教室でカッターを振り回す、京都・向島
19日午前9時半ごろ、京都市伏見区の向島東中学校で、教室でチョコレートを食べていたことを男性教諭(30)に注意された1年生の男子生徒(13)が制服の内ポケットからカッターナイフ(刃体約5.6センチ)を取り出して振り回し、教諭が左耳たぶと左手の人さし指に約2週間のけがをした。伏見署は生徒を傷害の疑いで補導した。生徒は「カッとなってカッターを振り回した」と話しているという。
調べでは、生徒は1時間目の理科の授業が終了した後の休み時間にチョコレートを食べ始めた。教室に残っていた男性教諭が注意し、チョコレートを取ろうとしてもみ合いになった。生徒が教諭のほおをたたくなどしたため教諭が床に押さえつけようとした際、カッターを振り回したという。
[毎日新聞'98年3月20日] <中学生自殺>亡くなった長男の遺書を父親が公開−−成田
千葉県成田市の建設業者(50)宅の倉庫で20日、同市立遠山中2年の長男(14)が首をつって自殺した事件で、父親が同日午後、長男の遺書を公開した。金を脅し取っていた先輩の実名を挙げ、「(金を払えずに)ぼこぼこにされるなら、死んだほうがまし」と、死へと追い詰められていったぎりぎりの状況を訴えている。成田署は恐喝事件が生徒の自殺につながった可能性が強いとみて、関係者の事情聴取など本格的な捜査を開始した。
遺書は封筒に入れ、ズボンのポケットにあった。父母あてと、所属していた野球部の仲間あての2通。鉛筆書きでメモ用紙に書かれていた。
父母あての遺書は、3月19日の日付。
野球部あては、「みんないままでありがとう。(中略)県大会いってがんばれ」と、仲間を励ます内容。さらにもう1通封筒があり、1万円札が1枚入っていた。母親に返すつもりだったらしい。
父親によると、最近10日間に、母親の財布から計約8万円がなくなっていた。男子生徒に尋ねると「友だちにお金を返した」などと釈明。家族が心配して「金を取られているんじゃないか」と聞いたが、否定したという。
また、2月ごろから自宅に、男子生徒を呼び出す不審な電話がひんぱんにかかるようになった。いつも違う名前で、野球部員の名前をかたっているようだった。生徒も出るのをいやがっているので、取りつがないでいると、夜中までかかり続けたという。最近は、電話の音が鳴りやまないほどだった。
父親は「精神的に追い詰められていたのだろう。一言でも相談してくれれば、何とかしてやれたかもしれない。息子はみんなの悪い部分を背負って、これ以上悪くならないようにと思って命を絶ったのだと思う」と肩を落とした。
20日、父親が公開した遺書は次の通り。
3月19日(木)
○○せんぱいにおどされて8万円はらった。
そして、あと4万円がはらえない。
ぼこぼこにされるなら死んだほうがましだ。
かあちゃんやとうちゃんの金はぜんぶ
○○せんぱいにはらった。
これいじょうはらえない。
しゅうきんの1万円はかあちゃんにかえす。
○○せんぱいにむりやり
紙にかかられた。
ぼくはもう死ぬ。
【原文のまま。○○は原文では実名】
asahi.com98/3/22地下鉄霞ケ関駅の異臭騒ぎ、中学2年生2人を補導
東京都千代田区の営団地下鉄霞ケ関駅で20日夕、塩素系洗剤とみられる液体の入った空き缶が見つかり、男性がのどなどに痛みを訴えた事件で、警視庁捜査1課は21日夜、都内の中学2年生の男子(14)2人が、「自分がやった」などと警視庁に申し出たてめ補導した、と発表した。同課などで2人や両親らから事情を聴き、厳重に注意したうえで帰宅させた。2人は「地下鉄サリン事件の3周年に世間を騒がせてやろうと常々思っていた。これほどの騒ぎになるとは思わず、反省している」などと話しているという。
調べでは、2人は同級生。「以前から地下鉄サリン事件に興味があった」という。漂白剤とトイレ用洗剤を混ぜるとガスが発生することを知っており、19日に手順などを話し合って決めたという。
20日午前、学校のトイレの洗剤をペットボトルに入れて持ち出し、雑貨店で漂白剤を購入した。国会議事堂前駅と霞ケ関駅のどちらでもいいと思っていたが、国会議事堂前駅ではトイレが見つからなかったため、同日午後、霞ケ関駅の男子トイレで2つの液を空き缶に入れて置いたという。
[毎日新聞'98年3月25日] <十代犯罪>成田市の中2生自殺事件 恐喝容疑の先輩を逮捕
千葉県成田市の建築業、鈴木善司さん(50)宅の倉庫で20日、長男で同市立遠山中2年の善幸君(14)が、先輩に恐喝されたなどとの遺書を残し首つり自殺した事件をめぐって、成田署は25日朝、善幸君らを脅していたとして、同校の卒業生で同市内の無職少年(17)を恐喝未遂と傷害、強要の疑いで逮捕した。同署は自殺との関連についても調べている。
調べによると、無職少年は今年3月5日ごろ、鈴木君の友人の同学年の男子生徒(14)に、トランプゲームで負けた借金数万円を支払うよう要求。この生徒に持ち合わせがなかったため、鈴木君を呼び出して肩代わりさせようとした疑い。
しかし、鈴木君は「お金がない」と断ったため、無職少年はこの生徒にナイフを渡し、「これで脅してでも金を借りろ」と命じたが、鈴木君は応じなかったという。
無職少年は、金を受け取れなかったことに腹を立て、この生徒の右手にタバコの火を押し付けたり、手足を殴り、10日間のけがをさせたうえ、「金が払えないなら、これに名前を書け」と、自作の借用書に署名を強要した疑いもある。
鈴木君は、遺書に、実名(姓)を挙げて「○○先輩に脅され、8万円を払った。あと4万円が払えない。ぼこぼこにされるなら死んだほうがましだ」と書き残していた。同署は、この無職少年が遺書に書かれた先輩と同一人物の可能性が高いとみて、鈴木君が自殺に追い込まれる引き金となった恐喝事件との関連についても追及している。
同署は、今回の恐喝未遂事件に関与していた疑いがあるとして、鈴木君と同学年の生徒(14)からも任意で事情を聴いており、鈴木君らを脅したグループの解明を進める方針。
asahi.com98/3/26中学生が「人を殺した」、殺人容疑で逮捕
25日午前10時40分ごろ、千葉県四街道市の無職高橋任さん(41)方で、高橋さんが頭から血を流して死んでいるのが見つかり、千葉県警四街道署は同日午後、「人を殺した」と出頭してきた市内に住む中学2年生の男子生徒(14)を殺人の疑いで逮捕した。調べに対し男子生徒は「いままで優しくしてくれたのに、最近冷たくなつたので殺した」と話しているという。
調べによると、男子生徒は25日未明、高橋さん宅に侵入し、1階の居間で寝ていた高橋さんの頭を鈍器で殴り殺害した疑い。高橋さんがふとんの中で頭から血を流して死んでいるのを朝になって妻が見つけ、119番通報した。連絡を受けた同署で調べていたところ、昼過ぎになって男子生徒が「人を殺した」と一人で同署に出頭して来たという。
98/03/28asahi.com不明の少年、遺体で発見
静岡県沼津市の沼津港で21日未明、少年たちから集団暴行を受けて海に突き落とされ、行方不明になっていた同県御殿場市板妻、トラック運転手長田伸広さん(19)は28日午前5時半ごろ、同港内の海上で遺体で見つかった。沼津署は司法解剖して死因を調べる。
調べでは、長田さんは友人3人と同港近くに来て、少年らから因縁をつけられて暴行を受け、岸壁から海に突き落とされた。3人は自力で海から上がったが、長田さんは行方が分からず、同署などで捜索していた。同署はこの事件で、高校生3人を含む16歳から19歳の少年8人を暴力法違反(集団暴行)と傷害の疑いで逮捕している。
asahi.com98/3/29米南部の中学生銃乱射事件 武装する権利背景に
街中に掲げられた半旗が、春の強風にはためき続けた。公立中学校で13歳と11歳の男子生徒が銃を乱射し、女子生徒4人と教師1人が死亡、11人が負傷した米南部アーカンソー州ジョーンズボロで27日、犠牲となった生徒2人が埋葬された。米国ではこの半年の間に、生徒が学校で発砲し、多くの死傷者が出る事件が続き、今回で3件目となった。全国的には銃規制強化を求める声があがっている。が、子供のころから銃に親しむ南部の「銃文化」が根付くこの街では、「武装する権利」を疑う声はほとんど聞かれない。
27日午前、犠牲者の中で最初に行われたピアージュ・ヘリングさん(12)の葬儀には、約500人が参列した。「平和で安全な街で、どうしてこんな事件が起きたのか。わかる人はこの街にはだれもいません」。駆けつけたヘリングさんの父親の同僚(40)は、沈痛な表情だった。
「みなさんの心痛を少しでもやわらげられるよう、できれば説明したいのです。でも、私たちにも、なぜ息子がこんなことをしたのかわからないのです」。逮捕された11歳の少年の両親はこの日、弁護士を通じて哀悼の意を表した。郵便関係の仕事をしているだけに顔見知りも多く、心境をなんとかして伝えたいとの思いがこめられていた。
ジョーンズボロは人口約5万人。水田や綿花畑に囲まれて州立大学がたつ静かな街だ。75の教会があり、熱心なキリスト教信者が多い。犯罪も少なく、特に事件が起きたウエストサイド中学校は、非行問題が地域で最も少ない学校として知られていた、という。
asahi.com98/4/3四街道の殺人事件、被害者の長男の中学生逮捕
千葉県四街道市の市立中学3年の男子生徒(一四)が、友人の父親(41)をダンベルで殴り殺したとして殺人の疑いで逮捕された事件で、四街道署は2日夜、同じ中学3年で被害者の長男(14)を共犯の疑いで逮捕した。調べに対し被害者の長男は「男子生徒が父親に乱暴されているのを見て、かわいそうになったので、2人で相談して殺した」などと話しているという。四街道署は同日、凶器とされるダンベルが見つかった近くの池を再び捜索し、金属バットを発見した。凶器の疑いが強いとみられる。
調べでは、3月25日未明、男子生徒は合いかぎで被害者の長男の家に入り、家の中にいた被害者の長男と一緒に、1階の居間で寝ていた父親を殺害した疑い。事前に申し合わせていたと2人は話しているという。
共同通信98/4/4 少女らに3日間暴行
北海道警千歳署などは三日までに、自宅に連れ込んだ女子高生らに三日間にわたって集団暴行し、わいせつな行為を強要するなどしたとして、傷害と強制わいせつ容疑で千歳市の無職少女(17)を逮捕、同容疑などで中学生三人を含む十四―十八歳の男子二人、女子六人を書類送検した。
調べによると、無職少女は一月二十七日、千歳市内のスーパーに中学時代の同級生だった女子高生(16)と無職少女(17)の二人を呼び出し「態度が悪い」などと因縁を付けて少年らと殴るなど暴行した。その後、自宅に連れ込み、同月二十九日まで三日間暴行を加えて約二週間のけがを負わせた上、二人の服を脱がせるなどしてグループの面前でわいせつな
行為を強要した疑い。
また、書類送検された少年らはテレホンクラブで知り合った公務員男性ら七人を相手に二人に売春させ、七人から代金約九万円を受け取った児童福祉法違反の容疑もあり、客の七人も北海道青少年保護育成条例違反の疑いで書類送検された。
asahi.com98/4/7 女医が国家試験受験の長男に向精神薬渡す
千葉県八街市にある医院の女性院長(71)が、興奮作用のある向精神薬「リタリン」を、受験勉強中の長男(36)に渡していた疑いが強まったとして、厚生省関東信越地区麻薬取締官事務所は7日、麻薬及び向精神薬取締法違反(譲渡)の疑いで、同市内の内科小児科医院と院長の自宅を捜索し、院長から事情聴取を始めた。院長は容疑を認めているという。
調べでは、院長は昨年10月ごろ、東京都に住む無職の長男=覚せい剤取締法違反の罪で公判中=に、リタリン500錠を渡した疑い。長男の自宅には、ほかに600錠以上のリタリンがあったという。院長は「長男に歯科医師の国家試験に向けた勉強をさせるために渡していた」と話しているといい、長男は「高校時代からもらっていた」と供述しているという。
リタリンは覚せい剤に似た向精神薬で、うつ病などの精神病の治療薬として使われている。持続して使用すると、幻覚や妄想などを引き起こす。
asahi.com98/4/13 高校生の親の1%が薬物使用を容認
覚せい剤などの薬物使用について、高校生の親の1%が「個人の自由」「1回くらいならよい」などと容認する考えを持っていることが13日、全国高校PTA連合会(木本由孝会長)のアンケートでわかった。
調査は昨年11月に実施し、全国の約4000人から回答を得た。
薬物使用ついて、自分自身の考えをたずねたところ、「絶対に使うべきでない」は96.8%、「他人に迷惑をかけていないので個人の自由」0.6%、「心や体に害がないなら、1回くらい使ってもかまわない」0.4%、その他・無回答2.1%。「個人の自由」と「1回くらいならよい」を合わせて1%の親が使用を容認していた。
しかし、自分の子どもが使ってもいいと考えているのかについては質問を設けなかった。
asahi.com98/4/15 ナイフで脅かし、少年が強盗―川崎
14日午後7時50分ごろ、川崎市川崎区京町1丁目の路上で、横浜市鶴見区の女性会社員(46)がナイフを持った少年に脅かされ、羽交い締めにされてバッグを奪われたと、110番通報があった。バッグには現金2万8000円ほど入っていたが、少年が自転車で逃げる途中に、ほかの自転車とぶつかって落とした。川崎署は強盗事件とみて調べている。
調べでは、少年は15、6歳くらいの高校生風。
asahi.com98/4/20 名古屋市の中学校教諭、ナイフ使って忘れ物注意
名古屋市緑区の市立中学校で、美術担当の男性教諭(四四)が、一年生の授業中に、果物ナイフを生徒の机の上に突きながら忘れ物を注意したり、近くの段ボールに投げつけたりしていたことがわかった。市教育委員会は十九日、「新入生に不安を与え、あまりにも軽率な行動」として、校長と教頭に対し、生徒との信頼関係を早急に回復するよう指示した。市教委指導室によると、十六日の一年生の美術の授業中、授業が始まって間もなく、男子生徒二人が「教科書を忘れた」と申し出たところ、教諭はポケットから折り畳み式の果物ナイフ(刃渡り六センチ)を取り出し、教壇の近くにいた女子生徒の机の刃先を数回当てながら注意したという。また、授業の終了直前、教諭はデッサンの道具を紹介しながら、鉛筆削りの道具として、再びナイフを取り出した。「こんな使い方をしてはいけない」と言いながら、二回にわたって一メートルほど離れた段ボールに投げつけ、突き刺してみせた。
asahi.com98/4/24「むしゃくしゃして」学校などに放火、小3を補導
群馬県警館林署は24日までに、館林市に住む小学校3年生の男児(8つ)を放火の疑いで補導した。
調べによると、男児は15日午後5時20分ごろ、同市内の集会所横の物置にあったごみ袋などにライターで火をつけ、木造平屋建ての集会所の一部計約8平方メートルを焼くぼやになった。また、17日午前7時15分ごろには、男児が通う小学校の管理棟わきにあった段ボール箱に火をつけ、箱4個とプラスチック製容器などを焼いた疑い。同署の調べに対し、児童は「むしゃくしゃして火をつけた」と話したという。
[毎日新聞'98年4月29日] <校内暴力>進む小学生の暴力−−総務庁アンケート結果
この1年間に友達から暴力を受けたことがある小学生は36・5%に上り、校内暴力の低年齢化が進んでいる実態が、総務庁が29日発表した小中学生向けアンケートの結果でわかった。小学生の「暴力」は中学生の22・7%を大きく上回り、校内暴力が低年齢化している深刻な状況を浮き彫りにした。小学生の校内暴力に関する全国規模の調査は初めて。総務庁はこの結果を踏まえ、文部省に小学生の校内暴力についても継続的に調査し、状況を改善するよう勧告する。
アンケートは、いじめや登校拒否、校内暴力に関し、昨年10〜11月に18都道府県の公立小学校58校の4、5、6年生と同中学校(107校)の1〜3年生、さらにその保護者、教師を対象に実施した。回答は92%にあたる計3万3323人からあった。
暴力を受けたとする小中学生の割合は、学年が上になるにしたがって減少。小学4年生で39・8%だったのに対し、中学3年生は19・0%だった。小学生の男女別では、男子が45・5%で、女子の27・0%を18・5ポイントも上回った。
窓ガラスを割るとか、先生に暴力を振るうなどの「校内暴力」はこの数字には含まれておらず、「こうしたものも含めれば、もっと高い数字になる」との指摘もある。
校内暴力への対応では、すべての教師が何らかの対応をしたと回答したが、小学生の保護者の4割が、子供が暴力を受けた時に教師は「十分な対応をしてくれなかった」と回答。意識のズレの大きさに問題への対処の難しさがにじみ出ている。
一方、小中学校を合わせたいじめの実態については、「今いじめられている」が4・1%、「以前いじめられたことがる」が29・0%で、3人に1人がいじめられた経験があるとした。反対に、いじめた経験では「今いじめている」が3・0%、「以前いじめたことがある」が27・4%でほぼ同様の数字となった。
登校拒否では、学校に行きたくなくて「たくさん休んだ」児童生徒が3・4%、「少し休んだ」が15・9%だった。 【高塚 保】
asahi.com98/5/7 インターネットを使った詐欺容疑で中学生を逮捕
インターネット上の個人売買のコーナーに、テレホンカードを販売しているとうその情報を載せ、銀行口座に現金を振り込ませてだまし取ったとして、栃木県警生活保安課と佐野署は5日、東京都文京区の中学3年の男子生徒(15)を詐欺の疑いで逮捕した。男子生徒は、ほかにもインターネット上にホームページを設け、覚せい作用のある向精神薬などを販売していると称して、同様の手口で現金をだまし取っていた疑いが持たれている。インターネットを利用した詐欺事件での未成年者の逮捕は、全国で初めて。
調べによると、男子生徒は昨年9月中旬ごろ、自宅のパソコンを使って、インターネット上の個人売買のコーナーに「各種テレホンカード販売します」などの情報を載せ、電子メールで購入を申し込んできた神奈川県の会社員(30)に、都内の銀行に開設した架空名義の口座に現金5万5000円を振り込ませて、だまし取った疑い。
(ボールド引用者)
北海道新聞'98年5月12日車庫など6件の連続火災 放火容疑で12歳少女を補導 千歳
【千歳】十二日未明から早朝にかけて、千歳市弥生二の住宅街で六件の火災が発生し、木造物置の内部やごみ置き場のごみ、車庫内にとめてあった軽乗用車などが焼けた。千歳署は同日早朝、非現住建造物放火の疑いで、現場付近を歩いていた女子中学生(12)を補導した。少女は容疑を認めているという。
同署と千歳市消防本部によると、同日午前二時四十分ごろ、弥生地区の市営住宅のごみ置き場のごみと、付近にある道営住宅の木造物置、自転車小屋などから出火、すぐに消し止められた。さらに同四時十分ごろ、同地区の民家の車庫内にあった軽乗用車が全焼し、付近の道営住宅の郵便受けに差し込まれていた新聞が燃えた。
asahi.com98/5/23 中3生死亡事件で少年ら4人を逮捕
京都市左京区一乗寺御祭田町の一乗寺公園で22日午前零時半ごろ、中学3年生の男子生徒(14)が意識不明で倒れていた事件で、京都府警少年課と下鴨署は23日未明、同署に出頭した同区内の高校1年生の少年(15)を傷害の疑いで緊急逮捕した。少年の供述などから、ほかにも中、高校生ら3人が犯行に加わっていたことがわかり、同日午後、3人を同容疑で逮捕した。
一方、京都市内の病院に収容されていた男子生徒は同日午後に死亡、同課などは容疑を傷害致死に切りかえて調べている。
調べでは、少年らは21日深夜、同公園のグラウンドで男子生徒に暴行を加え、頭などに大けがを負わせた疑い。
京都市消防局などによると、被害を受けた生徒は額に打撲と擦り傷、左まぶたに擦り傷を負っていたほか、左側頭部が割れて出血していた。外傷の様子から、同署は事件に巻き込まれた可能性があるとみて、交友関係を中心に捜査を進めていた。
asahi.com98/6/7 中高生2人に1人は友人に「ナイフやめるように」と忠告
ナイフをもった友人に対し、中高生は2人に1人はやめるよう忠告するが、「放っておく」と見て見ぬふりをする生徒も中学生で20%、高校生で30%いた――政府が6日まとめた「青少年の非行など問題行動に関する世論調査」でこんな実態が明らかになった。ナイフへの対策としては中高生の44%が「青少年に売らないようにする」と取り締まりを求めている。
ナイフを使った事件が相次いでいることから、総務庁や総理府、文部省、警察庁などが協議し、4月に緊急に調査した。13―19歳の青少年と、親の世代を含む20歳以上との2グループに分け、それぞれ全国の3000人を対象にした。このうち中学生の回答者は661人、高校生は863人。
asahi.com98/6/8om合成化学物質「2C―B」を麻薬指定へ
非常に強い幻覚、妄想作用を引き起こす合成化学物質「2C―B」について、8日の事務次官会議で、麻薬及び向精神薬取締法に基づいて、麻薬に指定する方針が決まった。国内では134番目の指定だが、国際条約上の扱いが決まっていない物質を麻薬指定するのは初めて。9日の閣議で正式決定される。7月12日からは製造、販売、所持、使用などが処罰対象になる。
「2C―B」(化学名・4―ブロモ―2・5―ジメトキシフェネチルアミン)は1970年代に米国で合成された化学物質。米国、オランダなどではすでに禁止薬物に指定されているが、日本では規制がなく、「合法ドラッグ」として、ここ数年国内で流通していた。直径4ミリ前後の白色の錠剤で、インターネット上で「パフォーマックス」などの名称で12錠3万円で販売されている。
しかし、8―10ミリグラムで、非常に強い幻覚を引き起こす作用がある。依存性があるうえ、日本で流通している「2C―B」は、他国で密造されたもので、混入した不純物や副産物による危険性も危ぐされるとして、麻薬指定をすることにした。
asahi.com98/6/10 中学校の授業中に生徒を連れだし監禁、少年らを逮捕
授業をしていた中学校の教室に押し入り、生徒を連れさって金を脅し取ろうとしたとして、神奈川県警少年課と戸塚署は9日、藤沢市亀井野、無職佐久間和彦容疑者(26)と、横浜市や東京都内に住む14歳から16歳の少年3人を、監禁致傷と恐喝未遂の疑いで逮捕した、と発表した。
調べでは、4人は5月28日午後1時半ごろ、横浜市内の市立中学校3年生の教室に乱入し、授業を受けていた男子生徒(14)を強引に連れ出した。校外に止めてあった佐久間容疑者の車に押し込み、「金を出せ」と脅しながら生徒の顔を殴り、1週間ほどのけがをさせた疑い。
連れ出された生徒は、先月中旬ごろ、戸塚区のコンビニエンスストアの側の路上に、少年の1人が置いていた携帯電話を誤ってけ飛ばした。少年らに「修理代3万円を払え」と脅されていたらしい。
98/6/18asahi.com シドニーで小学生がマリフアナ売買し補導
10歳の男子小学生2人が小学校内でマリフアナの売買をしているのを目撃され、通報で駆けつけた警察官に補導される事件がシドニー市内であった。ニューサウスウェールズ州の教育省が17日明らかにしたもので、2人は4日間の停学処分を受けた。
同省によると、事件は先週、シドニー北部にある小学校で起きた。たばこなどにして吸うマリフアナの粉を持った少年が、20豪ドルを手にした少年と取引をしようとしていた。
少年はマリフアナはどこかで見つけた、と話しているという。
マリフアナは若者の間でまん延していることが大きな社会問題になっているが、小学生の取引は珍しいという。同省は校内指導の徹底を図る計画だ。
98/6/19asahi.com東京で中3女生徒が自殺、日記に「いじめ」の記述
18日午後9時20分ごろ、東京都八王子市の市立中3年の女子生徒(14)が自宅で首をつっているのを家族が見つけ、119番通報した。女子生徒は病院に運ばれたが、まもなく死亡した。警視庁八王子署は自殺とみて調べている。
調べでは、女子生徒は自室のドアノブにはちまきをかけて首をつった。室内にあった交換日記には、2人の人物の実名を挙げて「いじめられている」とあったほか、「学校に行ってもつまらない」「みんなと仲良くしたいのに」などと書いてあった。また、「(先月自殺したX JAPANの)hideのことは悲しい」という記述もあったが、「後追い自殺ではない」と書いてあったという。
北海道新聞98/6/19 祖父を殺害、16歳姉と15歳弟逮捕、生活態度注意され恨む 千歳
【千歳、苫小牧】夜遅く友達が遊びに来たのを注意されたことに腹を立て、同居している祖父を殺し遺体を山中に埋めたとして、千歳署は十九日朝、殺人と死体遺棄の疑いで、千歳市内の無職少女(16)と無職少年(15)の姉弟二容疑者を緊急逮捕した。
調べによると、両容疑者は十七日午前二時ごろ、千歳市内の自宅で、建設作業員の祖父(69)の頭をスパナで数回殴ったうえ、ネクタイで首を絞めて殺害。さらに十八日午後三時から四時ごろにかけて、遺体を祖父の乗用車のトランクに入れ、苫小牧市丸山付近の山中に運び、スコップで穴を掘って埋めた疑い。
同署で検視した結果、祖父の死因は首を絞められたことによる窒息死とみられ、十九日中に司法解剖して詳しく調べる。
両容疑者の母親で、千歳市内で別居中の運送作業員の女性(41)が十八日午後八時ごろ、「二日ほど前から父と子供の姿が見えない。家の中に血の跡があった」と同署に届け出た。同署が調べていたところ、十九日午前一時ごろ、両容疑者が同署に出頭し、犯行を認めたため、遺棄現場で祖父の遺体を確認したうえ逮捕した。
祖父は元郵便局員で、自宅は千歳市中心部の住宅街にある一戸建て。両容疑者は千歳市内の中学校を卒業後、職には就いていなかった。調べに対し、両容疑者は「友達が夜遅く家に遊びに来たのを祖父に注意され、かっとなって殺した。以前から生活態度について厳しく注意され、腹を立てていた」などと供述しているという。
北海道新聞 98/10/5 中学生兄弟がナイフなど持ち中古車販売店に押し入る 札幌
五日午前十時四十分ごろ、札幌市白石区北郷三ノ七の中古車販売店「トレール札幌店」=宮崎秀明社長(47)=に、木刀やサバイバルナイフを持った少年二人が押し入り、宮崎社長と武内博明店長(33)に「中古車を見せろ。車のカギをよこせ」と脅した。少年二人は社長らに激しく抵抗されたため、ナイフで切り付けるなどした後、そのまま店外に逃走した。犯行を目撃した通行人からの110番通報で駆け付けた札幌白石署員が約十分後、現場付近で木刀などを持った少年二人を発見、捕まえた。
同署は強盗傷害の現行犯で、同区内の男子中学三年生(14)を逮捕し、実弟の同一年生(12)を補導した。
武内店長は顔面を切るなど三週間のけがをし、宮崎社長は胸や手首などを切る軽傷を負った。
調べによると、中学生の兄弟はサバイバルナイフ四本と木刀一本を持って、店内に突然、入ってきたという。兄弟は脅して車を要求したが、宮崎社長らが拒否したため、もみ合いになったとみられる。兄弟はこの日、学校を欠席しており、同署は動機などを調べている。
98/10/19 asahi.com 同級生をナイフで刺し死なす、北海道中標津町の高1逮捕
北海道警中標津署は18日夜、けんかの最中に同級生をナイフで刺して死なせたとして、北海道根室支庁中標津町にある高校の1年生男子生徒(16)を傷害致死の疑いで緊急逮捕した。
調べによると、この男子生徒は同日午後6時ごろ、同町内の空き地で、同町に住む同級生の男子生徒(15)の左わき腹を刃渡り約12センチの登山ナイフで刺し、約4時間後に失血死させた疑い。
2人は中学時代から友人だったが、1学期の終わりにささいなことから口げんかをして不仲になった。18日は、刺された生徒が「決着をつける」と自分の遊び友達6人を誘って、刺した生徒を呼び出し、6人を前に2人で殴り合いのけんかになったという。
刺した生徒は調べに対し、「ナイフを出せば、相手も殴るのをやめると思ったが、そのまま向かってきたのでとっさに刺してしまった。死んでしまうとは思わなかった。申し訳ない」と話しているという。
98/11/23 asahi.com 小学校PTA会長ら3人を覚せい剤取締法違反容疑で逮捕
覚せい剤の売買にかかわったとして、神奈川県警伊勢原署は22日、伊勢原市伊勢原4丁目、会社役員坂本春彦容疑者(40)ら3人を覚せい剤取締法違反(譲渡など)の疑いで逮捕し横浜地検小田原支部に送検した、と発表した。坂本容疑者は市立伊勢原小のPTA会長を務めている。坂本容疑者のほかに逮捕されたのは同市伊勢原1丁目、電機工事業桜沢教宏容疑者(36)と、住所不定、無職岩井正広容疑者(55)。
調べでは、坂本容疑者は10月中旬、幼なじみの桜沢容疑者に「いらいらする。覚せい剤が手に入らないか」と頼まれ、知り合いの岩井容疑者から、覚せい剤約0.5グラムを8万円で買い、桜沢容疑者に同額で売り渡した疑い。
98/11/24 asahi.com 新潟県上越市の「いじめ自殺」、遺族が損害賠償提訴へ
「生きているのがこわい」といじめを告発する遺書を残して、1995年11月に自殺した新潟県上越市立春日中1年の伊藤準(ひさし)君(当時13)の父正浩さん(41)ら遺族が「自殺の原因はいじめにあり、学校は適切な対策を打たなかった」として、市を相手取り、総額約5800万円の損害賠償を求め、3回目の命日の前日の26日、新潟地裁に提訴する。
準君は95年11月27日、同級生5人からいじめを受けていたことを遺書に記し、自宅で自殺した。県警は翌年1月、無視したり服を脱がせたりしたとして、遺書で名指しされた5人のうち2人と別の1人を補導。市教委は翌月、いじめは「自殺の要因の一つ」との見解を示したものの、法的責任については「判断がつきかねる」として認めていなかった。
正浩さんら遺族は、学校側がいじめの実態を十分把握しておらず、防止策も不十分だったとして、昨年末から市側と損害賠償を含む「和解契約」の交渉をしてきたが、受け入れられなかった。「学校と遺族それぞれ応分の責任をとり合おうと話し合ってきただけに、非常に残念だが提訴に踏みきった」としている。
共同通信98/12/8 〈中3男子、女生徒刺す〉
七日午前十時二十五分ごろ、大阪市城東区の市立城東中学校(藤本衛校長、生徒数約五百八十人)の体育館入り口付近で、二年の女子生徒(14)が同中三年の男子生徒(15)に果物ナイフ(刃渡り十三a)で胸など数カ所を刺され、重傷を負った。城東署は殺人未遂の疑いで男子生徒を逮捕。調べに対し男子生徒は「受験勉強でいらいらしていて、楽しそうに
している人間を見ると腹が立ってきて刺した。相手はだれでもよかった」「ナイフは一カ月ほど前にスーパーで買った」などと供述しており、同署が詳しい動機を調べている。
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調べによると、事件は二時限目と三時限目の間の休み時間。体育の授業のため、ほかの女子生徒数人と体育館の入り口付近にいた女子生徒の肩を背後から押し、振り返った女子生徒にナイフを振りかざした。倒れた女子生徒に馬乗りになって胸などを刺した。気付いた体育の担当教諭が止めに入り、教頭が一一九番した。
同校では三日に三年生だけの実力テストがあり、十一日から三年生を対象にした担任、生徒、保護者の三者の進路懇談会が開かれる予定だった。
大阪市教委によると、男子生徒は二年生のころから不登校(登校拒否)を繰り返していた。
先月行われた進路相談でも、母親が教師に「息子が時々気分が不安定になることがある」と訴えていたという。
藤本校長によると、人権週間にちなみ、この日は一時限目の全校集会で命の大切さについて話したばかりだったという。
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〈また学校で父母らショック〉
「なぜこんなことに…」。七日、大阪市立城東中学校で起きた中学三年男子生徒(15)による二年生女子生徒(14)の刺傷事件。冬休みを目の前にした学校内での突然の出来事に、父母らはショックを隠せなかった。
同校正門の向かいにある事務所の従業員の男性(24)は、同日午前十時半ごろ、救急車のサイレンで事件に気付いた。外に出ると、被害者の女子生徒が正門近くで腹を押さえてあおむけに倒れ、七、八人の教師が周りを囲んでいたという。
同校は午前中に授業を打ち切り、全員を帰宅させた。
逮捕された生徒の同級生の男子生徒は「二年生の時に学校にナイフを持ってきていたのを見たことがある。まじめで普通の生徒だったが、友達は少なかったと思う」といい、被害者の女子生徒に好意を持っていたようだとも話した。クラスごとに担任教諭から緊急に話があったが、事件の説明はなく「マスコミには何も話さないように」などと注意があっ
たという。被害に遭った生徒と同じ二年生の娘がいるという近所の主婦は「最近、生徒の非行などの悪いうわさはなかった。この学校はどちらかといえば進学校で、生徒同士も仲がいいと聞いていただけにショックだ」と不安な様子だった。
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(後略)
98/12/6 asahi.com 非行少年の8割がいじめや犯罪の被害経験者
警視庁に逮捕されたり、補導されたりした少年の多くが、いじめや暴力などの被害を受けた経験を持っていることが、警視庁少年一課の調べで分かった。被害者として心に抱え込んだいらいらを解消する目的で、他人を傷つける側に回っている、と少年一課はみる。「非行の連鎖」を断つには、事件の被害者である少年の心の傷を早めにいやすことが大事だとして、警視庁は臨床心理士や民間ボランティアにも少年の相談相手になってもらうなどの試みを始めている。
少年一課は今年7月と8月、傷害や恐喝、窃盗などの容疑で逮捕、補導した12歳から19歳までの少年のうち524人を対象にアンケートした。
約81%の425人が、被害を受けた経験があると答えた。「持ち物を盗まれた」や「周囲に無視されたり、使い走りをさせられたりした」ほか、恐喝やリンチの被害者もいた。
98/12/16 asahi.com ひたちなか市中1男子生徒が「たえられない」と自殺
茨城県ひたちなか市の市立勝田第2中学1年の男子生徒(13)が15日午後2時20分ごろ、自宅の物置で首をつっているのを母親が見つけ、県警ひたちなか西署に届け出た。署員が駆けつけたところ、生徒はすでに死亡していた。調べでは、自宅居間に「もうたえられない」という書き置きが残され、前日には泣きながら帰宅して同学年の生徒に殴られていたと家族に話していることなどから、いじめによる自殺の可能性もあるとみて調べている。
同署によると、居間のテーブルの上に広げられた新しいノートに「もうたえられない。さようなら」と記された書き置きがあった。生徒は今月10日から学校を休んでいて、10日は家族が「かぜで病院に行く」と学校に連絡した。その後は、家族は生徒が学校に行っていると思っており、学校側も欠席について連絡を取らなかったという。
14日朝、生徒は「学校に行く」と言って家を出たが、午前10時半ごろ泣きながら戻ってきて、理由を聞いた母親に「同級生に殴られたことがある」と言って3人の名前を挙げたという。
中学校によると、自殺後に家族に聞いたところ、生徒は10月30日の朝に校内で廊下を歩いているところを同学年の3人の男子生徒に呼び止められ、殴られたりけられたりしたと母親に話したという。
同署は15日、3人の生徒や担任などから事情を聴いたが、生徒たちが亡くなった生徒に何回か暴力をふるったことがあると話したといい、さらに詳しく調べている。
学校や同級生らによると、亡くなった生徒は成績が良く、明るい性格で、入学当初から学級委員もしていた。
98/12/19 asahi.com 公立の小中高校の暴力行為が2万9000件
公立の小中高校に通う子どもたちが1997年度に起こした「暴力行為」が校内で2万4000件、校外で5000件にのぼり、82年度の調査開始以来、過去最多となったことが18日、文部省の「問題行動調査」でわかった。あいまいだった範囲をかなりはっきりさせたうえ、校外と小学校での暴力も調査対象に加えたため、件数は前年度の2.7倍になった。いじめは、2年連続で大きく減ったが、4万3000件と、依然として多い。
文部省は、「子どもの暴力行為は多様化しており、基準を明確にすべきだ」とした専門家会議の提言をもとに、調査方法を見直した。これまでの(1)対教師暴力(2)生徒間暴力(3)器物損壊に加えて、見知らぬ生徒同士の校外でのけんかや通行人への暴行などの(4)対人暴力の項目を新設。「学校生活に起因して起こった暴力行為」(従来の校内暴力の定義)に限らず、幅広く実態をつかむことにし、名称も「校内暴力」から「暴力行為」に変えた。
件数の内訳の通り。学校総数に対する「校内での暴力行為」の発生校数の比率は、小学校2.3%、中学校29.9%、高校36.5%。中・高校では10校のうち3校で暴力行為があったことになる。
形態別では、生徒間暴力(けんかでけが人が出た場合など)が最も多く、54%を占めた。続いて器物損壊26%、対教師暴力13%、対人暴力7%の順。いずれも前年度より増えているが、中学生の器物損壊が2.8倍になっているのが目立つ。暴力をふるった計約3万7000人のうち、中学生が73%を占めた。「荒れる中学」を裏付けている。
今回、初めて調査対象になった小学校の校内の件数は、器物損壊の比率が37%と中学校の34%より高く、対教師暴力193件は前年度の高校(234件)並み。文部省は「年齢が上がるにつれ、もっと大きな暴力を起こす可能性のある『芽』とみる。注意すべき数字だ」としている。
器物損壊による損害額は小学校約700万円、中学校約1億9400万円、高校1800万円。中学、高校とも過去最高で、中学は前年度の2.9倍、高校は3.7倍にのぼった。
いじめは、小学校1万6294件▽中学校2万3234件▽高校3103件▽盲・ろう・養護学校159件。総数は約9000件、17%減った。文部省は「いじめは絶対にいけないとの意識が徐々に浸透している」としている。
1年間に自殺した小中高校生は133人。いじめが主な理由の自殺は1件で、昨年4月の長野県の高校2年生の自殺と見られる。
98/12/23asahi.com 大阪・寝屋川の独居女性刺殺容疑で近所の少年を逮捕
22日午前5時55分ごろ、大阪府寝屋川市大利町の自営業の男性(49)から、「玄関先で女性が倒れている」と110番通報があった。女性は府道を挟んで南向かいの同市大利元町、アパート経営森山ミヨシさん(80)で、胸などから血を流してすでに死亡していた。府警捜査一課と寝屋川署は強盗殺人事件とみて捜査を始め、同夜、同市内に住む中学3年生の男子(14)を強盗殺人の疑いで緊急逮捕した。
男子生徒は犯行を認めたうえで、「小遣いが欲しかった。親からもらう分では足りなかった」などと話しているという。
調べでは、男子生徒は22日午前5時半ごろ、森山さん方から金を奪おうと、玄関のガラス戸に投石。驚いて玄関先に出てきた森山さんの顔や首など10カ所を自宅から持ち出した文化包丁で刺し、森山さんをまもなく失血死させた疑い。森山さんが大声をあげて戸外に飛び出したため、金を奪わずに逃走したという。
男子生徒は犯行後、自宅に戻り、血の付いたシャツを部屋に置いたまま、中学に登校。授業を受けていたという。
現場は京阪・寝屋川市駅から西に約500メートルの住宅密集地。
98/12/24 asahi.com大阪・寝屋川の独居女性強殺、逮捕の中3、計画的犯行か
大阪府寝屋川市大利元町、アパート経営森山ミヨシさん(80)が刺殺された事件で、強盗殺人容疑で逮捕された同市立中学校3年生の男子生徒(14)が、府警捜査一課の寝屋川署捜査本部の調べに対し、「森山さんが1人暮らしで、自宅に金を持っていることを知っていた」と話していることが23日、わかった。捜査本部は、男子生徒が自宅から凶器の包丁を持ち出し、石を投げて森山さんの在宅を確認するなどしていることから、周到な計画を立てていたとみている。
動機については、男子生徒は「ゲームセンターで使う小遣いがほしかった。殺しても金を奪おうと思った」と話しているという。
調べによると、男子生徒はまず、森山さん方の玄関ガラス戸に投石。この後森山さん方周辺を何度か回って室内に電気がついたことを確認し、玄関前に近づいて戸を開けた森山さんに包丁でいきなり切りつけたという。さらに、玄関近くにあった小銭入れをすぐに探しあてていた。しかし、「助けて」と叫んで戸外に逃げようとした森山さんとぶつかって小銭入れを落とし、金を奪わずに逃げたという。捜査本部は、男子生徒が、自宅の軒先で販売していた卵を買うために森山さん方を何度か訪ねるうちに、森山さんが最近1人暮らしになったことなどを知ったとみている。
98/12/25 asahi.com「かぎをこじあけてでも押し入ろうと思った」と中3供述
大阪府寝屋川市のアパート経営森山ミヨシさん(80)が刺殺された事件で、強盗殺人容疑で逮捕された寝屋川市の中学3年の男子生徒(14)が、府警捜査1課の寝屋川署捜査本部の調べに対し、「かぎをこじあけてでも、押し入るつもりだった」と供述していることが24日、分かった。生徒は「事件直前までに小遣いをほとんど使い切っていた」と話しているといい、捜査本部は遊ぶ金に困って一人暮らしの森山さんを狙ったとみている。調べによると、男子生徒は自宅でテレビゲームをしながら徹夜し、22日午前4時ごろ自宅を出た。近くを1時間半ほど歩き回り、新聞配達などの人通りが途絶えたのを確認。この後、玄関引き戸のかぎ付近を狙って石を投げ、ガラスを割ったという。
生徒は投石について、「ガラスの割れる音がすれば、森山さんが家にいるかどうか、近所の人がまだ眠っているかどうかが分かると思った」と話しているという。捜査本部は、ガラスを割ってかぎをこじあけてでも押し入るつもりだったが、森山さんが自分から外に出てきたため、その場で刺したとみている。
生徒は家から毎月10日ごろに3000―4000円の小遣いをもらっていた。しかし、10日間ほどで使い切ってしまうことが多かったらしく、これまでの調べでも「家からもらう分だけでは足りなかった。ゲームセンターで使う金が欲しかった」と話している。
98/12/28 北海道新聞 15歳少年がコンビニで従業員らをハンマーで襲う―砂川
【砂川】二十八日午前二時四十分ごろ、砂川市西一南五、コンビニエンスストア「セブンイレブン砂川西一条店」(藤田幸久さん経営)で、客を装った男が「金を出せ、死んでもいいのか」と大声を出しながら、柄の長さが約三十五cmの金属製ハンマーで、いずれも同市内の同店アルバイト従業員安達友洋さん(20)と馬面貞臣さん(22)の二人と店内にいた女性客二人の合わせて四人を殴った。このうち客で美唄市内の女子中学生(14)は頭の骨を折る大けがを負い、安達さんと馬面さん、この女子中学生の友人の三人は腕や頭に打撲傷を負った。男は店内で取り押さえられ、砂川署は強盗傷害の現行犯で逮捕した。
同署によると、捕まったのは砂川市内の無職少年(15)で、店内で販売している弁当を差し出し、安達さんに温めるよう要求、安達さんが後ろ向きになったのを見て、カウンターの中に入り、突然殴りかかった。その後、次々に女子中学生ら三人を襲った。安達さんは同店から東へ約百mの同署に助けを求める一方、事件を知った同店前を通行中のトラック運転手と馬面さんが間もなく店内にいた少年を取り押さえた。
調べに対して、少年は「仕事がなく、ゲームソフト代が欲しかった」と供述しており、ハンマーを用意していたことから、同署は計画性があったとみて調べている。弁当の代金は払っていなかったという。
98/12/30 asahi.com 中3の少年がけんかの末父親死なせる
大阪府警柏原署は29日夜、取っ組み合いのけんかをした父親を殴って死なせたとして、柏原市内の中学3年生の少年(15)を傷害致死容疑で逮捕した。
調べによると、少年は28日午後10時50分ごろ、自宅で会社員の父親(51)と母親(49)から、学校への遅刻や喫煙など日ごろの生活態度を注意されてけんかになり、父親の胸部を強く殴ったらしい。途中で父親がめまいを訴え、けんかは終わったが、その後、手がけいれんして意識が薄れてきたため、救急車で病院に運ばれ、29日午前6時半に死亡した。
同署によると、少年は救急車にも同乗し、病院でも付き添っていた。調べに対して「こんなことになるとは思わなかった」と話しているという。
99/1/6 北海道新聞 岩見沢の中学校放火で中学生5人と18歳女性逮捕
【岩見沢】岩見沢市志文町九二七の市立清園中(青山紘校長)と同市五ノ東一四の市立東光中(石垣紀明校長)が五日未明、連続放火された事件で、岩見沢署は六日午前零時すぎ、清園中の放火容疑で同市内と美唄市内の男子中学三年生二人、同二年生三人と岩見沢市内の無職女性(18)を逮捕した。六容疑者は東光中の放火も認める供述をしている、という。
調べによると六容疑者は、五日午前三時四十五分ごろ、清園中の非常口のガラスを割り、廊下に置いていたごみ箱に火を付けて、廊下の壁など約一・五平方mを焼いた疑い。出火と同時に警報装置が作動し、駆けつけたガードマンがすぐに消し止めた。
逮捕された六容疑者は遊び仲間。調べに対し、「四日夜、岩見沢市内の一人の家に集まって騒いでいるうちに、おもしろくないから、学校に火でも付けてやろうということになった」などと供述しているという。グループには清園中の生徒が三人おり、無職女性は東光中の卒業生。
清園中と約四キロ離れた東光中の火災は一時間余りたった同日午前五時ごろで、運動部の部室から出火し、木造平屋の部室約五十平方mを全焼した。同中は昨年十二月二十日未明、実習室の一部を焼いており、これについてもグループの一部が放火を認める供述をしている、という。
99/1/12asahi.com
青少年の凶悪で粗暴な非行・犯罪増える
青少年の非行が増え、凶悪・粗暴化が進んでいることが12日、総務庁が発表した1998年度版「青少年白書」でわかった。白書は問題行動を起こした少年の特徴について「欲望や衝動をコントロールできず短絡的」「被害者や周囲の受ける悲しみについての認識に欠ける」などと指摘。「大人が将来に期待を持てないような社会の閉そく感・不安感は、青少年の意識にも影を落としている」とも言い、大人社会への不安感が青少年にも悪影響を与えていることを強調している。
白書によると、97年に刑法犯で逮捕・補導された少年は15万2825人で、前年より2万人近く増えた。特に殺人、強盗、放火などの凶悪犯は、成人も含めた逮捕・送検などの総数のうち少年が34.1%を占め、29年ぶりに3分の1を超えた。暴行、傷害、恐喝などの粗暴犯では、少年の割合は44.5%で過去最高だった。
覚せい剤の乱用も深刻だ。97年に覚せい剤取締法違反で摘発された少年は1596人で、過去最高だった前年より、160人増えた。特に中・高校生の増加が目立った。
最近の特徴としては「過去に非行歴がない少年による重大な非行、いわゆる『いきなり型』が目立つ」「『おやじ狩り』『援助交際』などが一種の流行となり、それに引きずられて模倣した非行が目立つ」と指摘。こうした現状への対策として「学校中心の教育や企業中心の社会を改め、家庭や地域社会の役割を再評価し、その育成機能の回復と向上が必要」としている。
99/1/18
asahi.com
福岡県の高校生自殺で、脅した少年を恐喝未遂容疑で逮捕
クリスマスパーティーに女性を紹介しなかったことを理由に、同級生の男子高校生(16)を仲間と脅し、現金などを要求したとして、福岡県警少年課と飯塚署は17日、同県嘉穂郡に住む私立高校2年の少年(17)を恐喝未遂の疑いで逮捕した。脅された少年は翌日の昨年12月26日、自宅で首をつって自殺しており、同署は脅迫が自殺の引き金になった可能性が強いとみて調べている。
調べでは、逮捕された少年は昨年12月25日午後11時半ごろ、飯塚市内の飲食店でほかの同級生5人とクリスマスパーティーを計画。前日の24日、被害者の少年にパーティーに女性を連れてくるよう要求した。
ところが、だれも紹介しなかったため、ほかの仲間と店から携帯電話で交互に電話をかけ「女が見つからないならおれたちの飲み代を払え」「いま1人10万円になったので60万円払え」「払わんかったら、お前の家に押し掛ける」などと脅した疑い。逮捕された少年はグループのリーダー格だった。
被害者の少年は26日午後7時ごろ、自宅の姉の部屋で首をつって自殺しているのを父親が発見した。遺書はなかったが、脅迫された翌日に自殺したため、同署はほかの5人の少年などからさらに詳しく事情を聴くことにしている。
学校側は自殺した理由の手がかりを得ようと、冬休みの間に同学年の生徒全員から事情を聴いた。今月16日には全校生徒に無記名のアンケートを実施した。しかし、特にいじめがあったという話は出ていない、という。
同校の調査には、逮捕された少年らは「冗談で飲み代を要求しただけで、そんなにお金を取るつもりはなかった」などと答えていたという。
99/1/22 asahi.com 東京・お台場、刃物で男児人質2時間、少年逮捕
21日午後4時半ごろ、東京都港区台場1丁目の路上で、「男が子供に刃物を突きつけている」と通行人から110番通報があった。警視庁が捜査員を出して男を説得し、約2時間後の午後6時46分に男を取り押さえた。男児は無事に救出された。けがはなかったが、念のため都内の病院に運ばれた。男は愛知県小牧市に住む16歳の無職少年で、警視庁は銃刀法違反と人質強要処罰法違反(人質による強要)容疑の現行犯で逮捕して動機を調べている。
警視庁捜査一課と東京水上署によると、男児は現場近くに住む港区立港陽小学校3年の福田夏君(9つ)。
調べでは、少年は路上で遊んでいた福田君の首に、いきなり包丁(刃渡り18センチ)を突きつけて人質にとった後、近くのマンションまで歩いて行き、1階の壁にもたれて福田君を抱いたまま座り込んだ。
男は説得を受けている最中、「いまの法律を変えなくてはならない」「汚職ももっと重い罰にしなければならないということを世間に訴えなければならない」などと叫んでいた。警視庁は説得の途中、毛布や飲み物、パンを渡した。
午後6時46分、「寒いので、ホテルで話をしよう」との捜査員の呼びかけに応じ、立ち上がったところを取り押さえられた。東京水上署に身柄を移し、調べている。
福田君はこの間、黙ったままで時折涙をみせたが、取り乱すことはなかった。調べに対し、少年は「最初から人質をとって世間に訴えようと思っていた」と供述しているという。
供述によると、少年は21日午前9時ごろ自宅を出た。家族には「千葉県にいる祖母に会いに行く」と告げていた。だが祖母方には行かず、台場にあるテーマパークで遊んだ後に福田君を襲ったという。凶器の包丁は自宅から持ってきたという。
共同通信98/1/9
八日午前八時五十分ごろ、大阪府堺市宮下町の路上で、若い男が登校途中の同市津久野町三ノ四ノ二七、私立大阪女子高一年脚ノ(きゃくの)あいさん(15)と、幼稚園の送迎バスを待っていた宮下町一二ノ四一、会社員大国勝彦さん(35)の妻佳美さん(35)、長女の私立子宝幼稚園児加奈ちゃん(5ツ)の三人を次々と刃物で刺した。加奈ちゃんは胸腔(きょうくう)内出血で間もなく死亡、佳美さんと脚ノさんは重傷。
大阪府警堺南署は通り魔事件として捜査。約三十分後、殺人未遂の疑いで現場近くの路上にいた堺市内の無職少年(19)を逮捕、殺人容疑で追及している。
少年はシンナー吸引で問題行動を起こすことが多く、調べに対し「七日深夜も吸っていた。部屋で考えていたら過去に年下のやつにいじめられたのを思い出し腹が立った。だれでもいいから殺してやろうと思った」と供述。同署は少年の自宅を捜索し、勝手口付近でシンナーが入ったペットボトル二本を発見、押収した。
同署の調べや目撃者の話では、少年は犯行時、上半身裸ではだし。脚ノさんを道路わきのガレージに引きずり込み包丁で切り付けた。「助けて」と叫んで逃げる脚ノさんを追い掛け、約百b先で送迎バスを待っていた園児と母親の列に襲いかかった。
逃げようとして転んだ加奈ちゃんを背後から刺し、さらに、かばおうとした佳美さんを刺したという。
脚ノさんは小学校の後輩で、少年は「包丁を持って外に出たら顔見知りの脚ノさんがいたので刺した」と供述している。佳美さんは背中に包丁が刺さったまま病院に運ばれ手術を受けた。現場には加奈ちゃんの妹の由佳ちゃん(3ツ)も一緒にいたが無事。
加奈ちゃんはこの日が幼稚園の始業式。脚ノさんも始業式に向かう途中だった。少年は数年前からシンナー遊びを始め、昨年十一月、家の中で暴れて保護されシンナー中毒によるけいれんと診断された。約一週間前には、犬にシンナーをかけたり、車をパンクさせたりして通報される騒ぎもあったという。
現場はJR阪和線津久野駅の北約二百bの住宅街。
(後略)
[毎日新聞'98年1月9日]
<通り魔殺傷事件>19歳少年を精神鑑定へ−−大阪府警
大阪府堺市の路上で8日朝、私立子宝幼稚園の大国加奈ちゃん(5)と母親ら3人が背中などを刺され、加奈ちゃんが死亡した通り魔殺傷事件で、大阪府警堺南署は9日、逮捕した同市内の少年(19)の精神鑑定を行う方針を固めた。少年が事件前夜、シンナーを吸ったと認めたことや、事件当時、上半身裸の姿だったことから、シンナー中毒の疑いがあると判断、責任能力の有無を調べることにした。一方、同市内でシンナーを密売している人物がいるとの情報を入手、少年が隠し持っていたシンナーもペットボトルに入っており、少年相手の大がかりの密売ルートがある可能性があるとみて、購入ルートの解明に乗り出した。
調べによると、少年は7日夜、「シンナーを吸った」と供述。近くの住民らにシンナーを吸っている姿をたびたび目撃されていた。また、事件当時、少年は上半身裸ではだし。文化包丁を持ち出して家を飛び出していた。逮捕直後は相当興奮しており、事件動機を「だれでもよかった」などと説明したという。こうしたことから、同署は少年がシンナー中毒だった可能性もあるため、事件当時の精神状態を知る必要があると判断。精神鑑定が不可欠とみて、大阪地検に実施に向けた協議を申し入れる方針。
一方、少年の自宅周辺では最近、飼い犬が火をつけられたり、民家の壁が焦げているなどの不審な出来事が起きていることも判明。発生前後に少年とよく似た人物が近くで目撃されたとの情報もあり、同署は関連を調べる。
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97/12/4埼玉新聞
今年7月から県東南部で発生したミニバイクを使った少年グループによる連続ひったくり事件を捜査していた草加署と武南署の合同捜査班は12月3日までに、窃盗の疑いで草加市の内装工の少年(16)を逮捕、ほかに川口市の中学3年生を含む少年4人を書類送検した。
少年ら5人は草加、武南署管内で計107件のひったくり(現金被害合計約430万円)と、犯行に使用したミニバイク13台の窃取を認めているという。
調べによると、少年の直接の容疑は10月24日午後1時ごろ、川口市安行原の路上を、徒歩で買い物途中の主婦(49)に後方からミニバイクで近づき、現金約14万円入りのバッグをひったくった疑い。
同日、武南署管内でバイクを使った2件のひったくりが発生したため、川口、草加市境で警戒していた捜査員が自転車に2人乗りの少年らに職務質問したところ、現金数十万円を所持していた少年が犯行を認めたため逮捕した。
グループは川口市内の小中学校の先輩後輩で、少年は「パチンコやゲームをするため、同級生や後輩を誘ってやった」と話しているという。
asahi.com98/5/29 大阪・住之江区の暴走族メンバー33人逮捕
ミニバイクを乗り回す少年らを狙って集団リンチを加え、現金やバイクなどを奪ったとして、大阪府警少年課と高石署は、高校生を含む16―19歳の少年33人を強盗致傷の疑いで逮捕し、3人を同容疑で大阪地検に書類送検したと28日、発表した。少年らは大阪市住之江区の暴走族グループ「修羅」のメンバー。自分たちより弱小のバイク少年らを襲うことを「ボンチ狩り」と称し、小回りの利くミニバイクで大阪府南部を中心に路上強盗を繰り返していたという。ミニバイクを連ねて暴走行為をするグループが増える傾向にあり、府警は新手の「(暴走)族狩り」につながる可能性があるとして、警戒を強めている。逮捕されたのは、住之江区の鉄筋工(19)ら33人で、うち9人が事件当時高校に通っていた。29人はすでに少年院に送致されている。
調べによると、少年らは昨年8月19日午後11時15分ごろ、高石市高師浜2丁目の路上で、ミニバイク2台に分乗して通りかかった泉大津市の板金塗装工(19)ら4人を、持っていた工事用鉄パイプや金属バットで襲い、頭などにけがをさせたうえ、現金約2万円の入った財布や、バイクを奪った疑い。少年たちは乗ってきたミニバイクをわざと衝突させて被害者のバイクを転倒させ、逃げようとすると執ように追い回し、暴行を加えていたという。