不正利益供与事件追加ファイル#2
山一証券不正経理が連続殺人事件に発展か?
【特別付録】山口組
最高幹部 宅見勝射殺事件関係報道
タブー|ペルー|空母|ヤクザ|脳死|カルト|酒鬼薔薇|神戸事件|動燃|カラ不正|ミステリ|林檎
| 1997年10月17日金曜日作成 | スタート・ページへ|メインファイルへ戻る | 1999年5月23日日曜日更新 |
10月10日午後6時前、弁護士の妻、岡村真苗が東京小金井の自宅庭先で胸、腹など5ヶ所を刺され死亡した事件で、10月17日重要参考人とされてきた西田 久(63才;無職)がアリバイを主張し抗議のため警視庁に現れたところを逮捕され、容疑否認のまま家宅捜索が行われた。被害者の夫は、日弁連元副会長を務めた岡村 勲で現在は山一証券を担当をしている弁護士であった。
明らかに、帰宅直後の妻を宅配便か何かを装って呼び出し、玄関先に出てきたところを狙った1分にも満たない間の犯行で、屋内は物色された形跡はないところから、怨恨と見られていた。殺害直前の5時50分頃不審な60がらみの男が目撃されており、夫はその時留守であった。
道路側や近所からは塀や庭木に阻まれて死角になっていることを利用して行われたあっと言う間の凶行だったらしい。あくまでも推測だが、妻は夫の身代わりになったのかもしれない。
2週間程前から容疑者に良く似た60位の不審な男が近所で目撃されており、下見していたのではないかと考えられている。
ところが良く調べて見ると、この逮捕された西田 久という男は、'78年から一億円を越える資金を投資してアラビア石油など株を運用していた山一証券の自由が丘支店の元顧客だったのである。数回に渡り彼は、'91年に山一証券の出した4千万の株運営の損失に穴埋めするよう支店に抗議に現れ、その時山一の顧客相談室長であった樽谷紘一郎に面会していたという。
樽谷というのはこの'97年8月13日に帰宅途中何者かに路上で刺し殺された人物である。
99/5/22
asahi.com 97年に刺殺の山一元室長に労災認定 容疑者不明、異例の決定
山一証券の顧客相談室長だった樽谷紘一郎さん(当時57)が1997年8月、東京都内で刺殺された事件で、中央労働基準監督署(東京都千代田区)は21日までに、家族から出されていた労災の適用申請を認める決定をした。この事件は容疑者が逮捕されておらず、容疑者や動機が不明な事件で労災認定されるのは異例だという。
警察の調べでは、樽谷さんは東京都大田区の自宅近くで、胸や腹など3カ所を刃物のようなもので刺されて失血死した。
持っていた現金十数万円は盗まれておらず、物取りの犯行ではないとみられている。
東京労働基準局によると、労災認定の申請は98年1月、遺族から出された。容疑者が逮捕されていないため、労基署は会社や友人らから事情を聴いた。
樽谷さんは、顧客からの苦情や問い合わせに応じる仕事をしており、特に強い不満を持つ顧客を担当していた。山一証券は事件直後の97年11月に経営破たんしており、殺害前に山一を訪れた客の中には、樽谷さんを脅したり、刃物まで持ち出したりした例があり、樽谷さんの業務そのものに危険が認められた。さらに樽谷さんの顧客への対応に特に問題がなかったことや、個人的な恨みをかうような事情もまったく見つからなかったことから、「殺害と業務との因果関係が認められ、労災の支給対象になりうる」と判断した。
日本労働弁護団常任幹事で労災問題に詳しい古川景一弁護士は「動機、容疑者とも不詳の事件が労災と認められた例は聞いたことがない。労基署の判断は、市民の常識に基づいた判断といえ評価できる」と話している。
***
それでも埒があかないと見るや、「話がつかないなら岡村事務所に行くぞ」と脅かしていたらしい。この行為を脅迫と見なし、岡村弁護士が被害届けを提出したのが元で、西田は'91年5月恐喝未遂で懲役2年の刑に服している。
樽谷室長が殺されたとき、事情聴取されていたのがこの西田であった。
警察はこの時捜査線上に浮かんできた容疑者である西田に的を絞ってマークしており、ちょうど10月10日のそのときも、レンタカーに乗った西田を追尾中であった。ところが運悪く犯行現場の近くで見失ってしまい、そのおよそ2時間後に西村弁護士の妻が刺殺されていたことが判明したのである。
西田容疑者はあくまでアリバイを主張し、容疑を否認している。
しかし強固なアリバイを固めるはずだった同伴の女性が、口裏合わせを頼まれたことを警察に白状してしまったため、逮捕されたのだという。
帰宅時を狙うとか、レンタカーを使うとか、これら二つの殺害事件には犯行の手口から見ても共通点が多い上、もし個人的な事情がこれ以上出てこないようであればそれらが交差するところに、山一証券不正利益供与事件が介在していることは動かしがたいところだ。
小池隆一には億単位で法を犯してまでした補填を、どうして俺にはやらないんだ、と抗議したのかどうかは知らない。自分が法を破った手前法に訴えることもできず、蛇の道は蛇、とは言えなくなるまでに追いつめられていた山一は、こちらなら何とか言いつくろって追い返せると踏んだのだろう。
ところがそうは納まらなかったのが誤算の元だ。命が掛ってしまったのだ。始めから顧客をすべて平等に扱い、損失補填など一切せずに結果責任を顧客に取らせてさえいればお門違いの脅しには、毅然とした態度で応じ、法で訴えることもあるいは出来ただろうに。
弁護士はそのために雇われているのであって、ある総会屋には補填するが、それ以外は無視するという法に違反矛盾した差別を拡大するために存在するのではないからだ。
一連の小池隆一への山一不正が報道されるたび、この気の荒いと言われる自称「暴力団の者」西田容疑者の頭に血が逆流し火に油を注ぐ結果を招いたのではないか。
11月7日、西田容疑者は弁護士の妻、岡村真苗殺害を認める供述を始め、殺人罪で起訴された。犯行に使われたとされる容疑者宅のナイフは、犯行後に東京湾港区台場付近でタオルにくるんで、衣服やヘルメットとともに海中に捨てたとしている。
動機については「山一証券に株取引で損をさせられた。山一の代理である岡村弁護士に、自分と同じ苦しみを味わわせたかった」と話しているという。
もちろんこうした報復行為は、如何に相手が不正な行いをしたからといって、復讐を禁じたところに成り立つ法治主義社会で決して認められるものではない。だからこそ彼は逮捕されたのである。株主総会でこそ彼はその怒りを舌鋒に代えて堂々と小池隆一への会社不正を追求するべきであった。株主総会はそのためにこそ存在するのである。
しかしながら、
そもそもこういう経済犯罪が起こっても、「不祥事」と言い換えてニコニコ笑っていられる日本の「株主」が大多数を占めること自体、株主総会や総務部株式担当に暴力と怒号をもって押し掛ける総会屋、ヤクザあるいはこの西田容疑者にもまして異常かつ危険な兆候ではないのか。
彼ら一般投資家こそ会社が何をやっても株主総会で何ひとつ抗議発言すらできず、出した金をすべて絶対的に信頼した会社にお預けしてじっと増えるのを待っている「取引一任勘定」第一の当事者だからである。
こうした絶対的信頼は元を正せば、母胎=太母に「全能感に満たされすべてを任せて眠る」胎児の支配的依存大洋感情(ロマン・ロランがフロイトの「幻想の未来」に与えた答え)から来ている。母子関係における、「取引一任勘定」!
何も知らない正直者のお爺さんが預けたお金が、いつの間にか2倍、3倍になって返ってきました(それはお爺さんが正直だったからです)というのは、御伽噺の中空太母「福袋信仰」ではあっても、判断を誤れば一夜にして破産状態にもなるリスクと結果責任を背負った近代自由市場社会株主の「投資」行為では有り得ない。
縁起の良い日に幾許かの賽銭を投げ入れれば、必ず大きな福になって増えて返ってくるという神社オカミエビス福引き信仰には投資活動をする株主に必要な最新の知識情報と分析検証する批判的知性は必要ないからである。
そこには「メデタイ」か「メデタクナイ」か、「ツイテイル」か「ツイテナイ」かの古代呪術「富くじ」感覚しかない。
不祥とは「めでたくないこと」であり、不祥事とは「不吉な好ましくない事、事件」の意味である。
'97年7月4日に倒産した中堅ゼネコン東海興業の顧問を名乗る元暴力団組長 坂本雅史が、'98年1月7日に、その妻と心中服毒自殺したと見られていた事件で、1月20日会社更生法違反(詐欺更生)事件で逮捕された元同社副社長、原田武幸、元常務、加藤実ら関係者により、この元組長から「メーンバンクの北海道拓殖銀行に乗り込む」などと脅され、会社更生法の適用を申請する直前、東海興業が会社の保全資産から5000万円を元組長に不正に支払っていたことが分かった。
関連会社などに対して行った計1530億円に上る債務保証が不良債権化し、東海興業は5110億円の負債を抱えて事実上倒産した。坂本はこの東海興業とは16年来の付き合いといい、元常務、加藤実は、娘の結婚式に旧知の仲として出席していたほどである。彼の親族が経営する土建会社に東海が優先的に下請け業務を回してやっていたともいうから、「海の家」に劣るとも優らない、絵に描いたような土建ヤクザ金融腐敗の構図だ。
原田武幸は、十勝浦幌の拓銀を振り出しに拓銀常務のポストに登り、そこから東海興業の再建のために派遣された人物で、古くから東海のスキャンダルもみ消しなどに当たって弱みを熟知していたこの元組長に頭が上がらなかった。その、元組長が、倒産した東海から手切れ金ともいうべき5000万を受け取った後、謎の服毒自殺を遂げたというのだから、極めて不自然な死であることは間違いない。この事情を、倒産した拓銀は何処まで関係、感知していたのか?'98年2月3日、この北海道拓殖銀行札幌本店に、東京地検特捜部による家宅捜索が行われた。
以下に、共同通信98/1/21から引用する。
拓銀への波及恐れ支払う
逮捕の東海興業元副社長ら
捜査二課や関係者によると、元組長は長年、東海興業の株主総会対策などのトラブル処理に関与。社内のスキャンダルなどについても熟知していた。東海興業側は元常務、加藤実容疑者(59)=同容疑で逮捕=が窓口となり、月に二百万円の顧問料を元組長に支払っていたとされる。
昨年七月四日の会社更生法の適用申請を前に、元組長は「いろいろとお前たちのためにやってきた」などと過去に関与した株主総会対策や幹部の女性問題などのスキャンダル情報を暗にちらつかせ「世話になった人にけじめをつけなければいけない」などと金を要求。
原田容疑者らはいったん断ったが「それなら拓銀に乗り込む」などと脅されたため、支払いを承諾。五千万円のうち、四千四百万円は加藤容疑者が二回に分けて杉並区内の飲食店などで、六百万円は原田、加藤両容疑者が社内で、それぞれ元組長に渡したという。
asahi.com98/1/21
昨年7月に事実上倒産した中堅ゼネコン「東海興業」(本社・東京)をめぐる詐欺更生事件で、死亡した総会屋に流れたとされる5000万円以外に、さらに約5000万円が社外に流出していることが21日わかった。東海興業が請け負ったビール工場の建設資金の一部で、この5000万円も同社が会社更生法の適用を申請した前後に流出したという。警視庁捜査2課は21日、詐欺更生容疑で逮捕した元副社長・原田武幸容疑者(63)ら4人の容疑を裏付けるため、東京都中央区の東海興業本社など10カ所の家宅捜索を始めた。
この事件では、死亡した総会屋に東海興業の更生資産から5000万円を不正に渡したとして、原田元副社長ら4人が逮捕されている。
総会屋に流れた5000万円については東海興業の経営を実質的に管理していたとされる北海道拓殖銀行=本店・札幌市、昨年11月に経営破たん=側も知っていた可能性があり、捜査2課が同行関係者から参考人として事情を聴いている。
調べでは、東海興業は岩手県の住宅建設会社の系列企業である地ビール会社(東京都中央区)との間で、栃木県内にビール製造工場を建設する工事の請負契約を結んだ。工事代金は約36億円で、地ビール会社から東海興業に工事の着手金として3億数千万円が支払われたとされる。
ところが、捜査2課が東海興業の資産の動きを調べたところ、このうち約5000万円が昨年7月4日の更生法申請の前後に社外に流出した形になっていた。帳簿上の支出目的は「使途秘匿」となっていたという。
捜査2課はこの5000万円の支出先や目的などについても、原田元副社長らに説明を求めるとみられる。
読売新聞98/1/21によれば
東海興業、別企業にも5000万円
前略
調べによると、東海興業は昨年七月、中央区銀座に本社のある酒類製造販売会社から、栃木県那須町の工場建設工事を約三十五億八千万円で受注した。この際、両社の間では、会社側が実際の建設費に約一億円上乗せして支払い、後に五千万円を会社側に払い戻す約束を結んでいたという。この五千万円は、東海興業内でねん出され、「使途不明金」として処理されたうえ、同社が会社更生法の適用申請を決めた後の昨年七月、当初の契約通り、会社側に支払われた。上乗せした一億円との差額の五千万円について、東海興業の関係者は「使途不明金には高額の税金がかかるため、税金に充てる分として差し引いた」としている。
98/01/12asahi.com
山口組最高幹部射殺事件後の抗争と関連か
京都市の路上で10日、大阪市の不動産会社会長(63)が射殺された事件で、この会長が、昨年8月の山口組最高幹部射殺事件後に同組から絶縁された暴力団中野会の幹部と長年にわたり付き合いがあったことが11日、京都府警暴力団対策2課の特別捜査班(五条署)の調べでわかった。特捜班は山口組最高幹部射殺事件後の抗争と関連があるとみて調べている。
特捜班の調べでは、不動産会社会長は山口組系の暴力団組員だった約20年前に中野会幹部と知り合った。約3年前に暴力団から脱退したが、中野会幹部とはその後も付き合いがあったという。犯行に使われた短銃は38口径で、改造銃か密造銃とみられる。不動産会社会長は仕事のため頻繁に京都を訪れており、特捜班は犯人が日ごろの行動をよく知っていたとみている。
(ボールド引用者)
98/2/5asahi.com
神戸市中央区のホテルで昨年8月、指定暴力団山口組最高幹部の宅見勝・宅見組組長(当時61)が射殺された事件で、ホテル内に設置されていた防犯ビデオに写っていた不審な人物の1人が暴力団中野会系組長(40)だったことが4日、兵庫県警暴対二課の調べでわかった。ビデオに写った人物が特定できたのは初めてで、暴対二課は宅見組長の殺害を確認する「見届け役」とみて、同組長を手がかりに実行犯の特定を進める方針。暴対二課は同日、同組長を別の事件の詐欺容疑で指名手配した。
宅見組長射殺事件は8月28日午後、神戸市中央区の新神戸オリエンタルホテルで起きた。ホテル4階ロビーの喫茶室に男4人が乱入し、短銃約10発を発砲して宅見組長を射殺、隣席にいた兵庫県芦屋市の歯科医師平井博さん(当時69)が巻き添えで死亡した。実行犯4人は4階から1階まで駆け下り、ホテル南側に用意したトヨタの白色クラウンで逃走した。
防犯ビデオはホテル建物の3階から1階にかけて設置され、襲撃グループが逃げる姿をとらえていた。県警が録画テープを大学など研究機関に依頼して画像解析を進めたところ、野球帽にサングラス姿で逃げる実行犯に前後して、同組長が写っていたという。
県警は1月に「中野会壊滅集中取締隊」を発足させ、4日、同組長ら5人の中野会関係者を詐欺などの容疑で指名手配、同会系組員安容浩容疑者(46)を公正証書原本不実記載容疑などで逮捕した。
県警は宅見組長襲撃グループが逃走に使ったとされる乗用車を調達し、事件に関与したとされる大阪市北区に住む中野会組員(53)について昨年9月、詐欺容疑で逮捕状を取っている。
98/6/12asahi.com
宅見組長射殺事件、別件で逮捕の2人が襲撃の機会狙う?
神戸市内のホテルで昨年8月、暴力団山口組最高幹部の宅見勝・宅見組組長(当時61)らが射殺された事件で、逃走用に使われたとみられる乗用車をだまし取ったとして兵庫県警に詐欺容疑で逮捕された中野会系組長と別の詐欺容疑で逮捕された同会系組員に酷似した2人組が事件の前日、宅見組長が滞在していた大阪市内のホテル周辺で目撃されていたことが12日、県警暴対二課の生田署捜査本部の調べでわかった。県警は、同会側が襲撃の前日にも宅見組長の身辺を調べていた可能性があるとみている。
調べでは、事件前日の昨年8月27日、宅見組長ら山口組関係者の会合が大阪市内のホテルで開かれた。その会合中、逮捕された中野会系組長石原光治容疑者(54)と同会系組員呉民治容疑者(57)に酷似した男2人の乗った広島ナンバーの乗用車が、ホテル周辺で山口組系組員らに目撃されていたという。
宅見組長は翌28日、会合の内容を渡辺芳則・山口組組長に伝えるため神戸市灘区の山口組総本部を訪ね、その後に同市中央区のホテル喫茶室にいたところを射殺された。逮捕された中野会系組員は射殺事件直前にこのホテルでも目撃されており、県警は、同会側が宅見組長の行動を監視していた疑いが強いとみて調べている。
98/2/18 asahi.com
東京・赤坂の金融業者射殺事件、組幹部を逮捕
東京・赤坂の路上で昨年4月、金融不動産仲介業李信成さん(当時53)=港区三田2丁目=が短銃で射殺された事件で、警視庁捜査4課と赤坂署は17日、山口組系暴力団幹部永尾芳一容疑者(39)を殺人と銃刀法違反(発射)などの容疑で逮捕した。永尾容疑者は容疑を否認しているという。
調べでは、永尾容疑者は昨年4月8日夕、港区赤坂5丁目の路上で、李さんを短銃で3発撃って殺害した疑い。李さんと一緒にいた会社員の男性(51)も、流れ弾で足にけがをした。
捜査4課によると、李さんと永尾容疑者の間では金の貸し借りをめぐってトラブルになっていたとみられる。
98/7/7共同通信 現場指揮役が韓国で変死 山口組最高幹部射殺事件
昨年八月、神戸市のホテルで指定暴力団山口組最高幹部の宅見勝・宅見組組長が射殺された事件に関連して、兵庫県警が競売入札妨害などの疑いで指名手配していた暴力団中野会幹部(45)が六日、韓国ソウル市内の潜伏先で変死体で見つかっていたことが七日、分かった。
兵庫県警は、宅見組長が射殺された際、この幹部が現場で指揮役を務めた疑いが強いとみて所在確認を急いでいた。
兵庫県警に入った連絡などによると、この幹部は自室でで六日午後六時五十五分ごろ、口から血を流して倒れているのを知り合いの女性が見つけた。外傷はなく、前日はホテルで元気にしていたという。
韓国の捜査当局は、遺体に不審な点があるとして、解剖して死因を詳しく調べる方針。
この幹部は、一九九五年八月、破産寸前の大阪の電気工事会社社長をだまして会社の土地建物に賃借権を設定、競売を妨害したとして兵庫県警が今年二月指名手配した。
警察庁は、この幹部が事件後、訪韓したことをつかみ、韓国に捜査協力を要請していたが、日韓間に身柄引き渡し条約がないため、身柄を確保できないままになっていた。
宅見組長射殺事件では、同組長の隣のテーブルにいた芦屋市の歯科医師(69)が巻き添えになり死亡した。
現場の防犯ビデオの分析などから、兵庫県警はこの幹部のほか、中野会系列の組長や幹部ら数人が事件に関与した可能性が高いと判断。別の詐欺事件で中野会系石原総業組長(54)ら二人を逮捕するなど捜査を進めている。
98/8/5asahi.com
射殺された山口組宅見組長の遺産は約9億円
昨年8月、神戸市内のホテル内で射殺された指定暴力団山口組最高幹部、宅見勝・宅見組組長=大阪市中央区千日前一丁目=の相続遺産の公示が5日、大阪市の南税務署であり、課税対象遺産の総額が約9億円に上ることがわかった。遺産の大半は所有していた不動産の評価額で、「経済ヤクザ」の代表とされた宅見組長の遺産の申告額は意外に少なかったとみられる。
公示内容によると、生前の債務や葬儀費用などを差し引いた課税対象遺産の総額は、約9億600万円だった。宅見組長の3人の子が相続し、うち1人が約8割に当たる約7億5000万円を相続した。納付した相続税の総額は約3億円と推定される。
関係者によると、所有する不動産の評価額が約7億5000万円に上ったのをはじめ、株式などの有価証券が約5000万円、現金預金は約7000万円などだった、という。
98/8/17asahi.com宅見組長襲撃事件で実行犯を特定、兵庫県警
神戸市中央区のホテルで昨年8月、暴力団山口組最高幹部の宅見勝・宅見組組長(当時61)が射殺された事件で、4人とみられる実行犯のうちの1人は、宅見組長と対立していた中野会の元組員(48)だったことが、兵庫県警暴対二課の生田署捜査本部の調べでわかった。ホテル内に設置された防犯ビデオの画像の解析などから判明したもので、実行犯の特定は初めて。さらに、別の中野会系組員(48)も実行犯の疑いが強まった、としている。捜査本部は実行犯の特定が事件の全容を解明するかぎを握るとみて、元組員らを詐欺容疑などで指名手配して行方を追っている。
捜査本部によると、宅見組長らがいたホテル4階の喫茶室に4人組の男が乱入し、うち2人が短銃約10発を発射。宅見組長が射殺され、兵庫県芦屋市の歯科医師(当時69)が巻き添えで死亡した。上りエスカレーターを3階から1階へ逆向きに駆け下りる4人組の姿を防犯ビデオがとらえており、録画テープを大学など研究機関に依頼して画像解析を進めた。
その結果、4人のうち1人が元組員と酷似しており、捜査本部は事件後に元組員と親しい知人にビデオの画像を見せたところ、「元組員に間違いない」と証言。さらに、捜査本部の事情聴取に対し、知人は「元組員は『山口組側にやられるかもしれない』とおびえ、外出時も必ず短刀を隠し持っていた」などと話したという。
元組員の潜伏先が富山県内のマンションと分かり、捜査員を派遣したが、元組員は洗濯物を干したまま姿を消した直後だった。捜査本部は今年4月、年齢や住所を偽ってクレジット契約を交わしたとする詐欺容疑で元組員を指名手配した。
これまでの調べによると、防犯ビデオの解析では、さらに実行犯の1人に中野会系組員に似た人物が写っていたことが判明。この組員の銀行口座には、射殺事件の前後に総額約800万円の現金が入金されており、捜査本部は、現金は射殺事件の「報酬」だった疑いが強いとみている。捜査本部は組員を暴力行為容疑で今年2月、指名手配した。
必ず、件名の冒頭に「西田」とお書きになり、誌上公開を前提にした仮名を指定して下さい。
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