飛鳥の場合


はじめにお願い・・・


この頃、多重人格の誤った情報が流れてしまっている気がします。
この病気は決して面白可笑しいものではありません。
生き抜くためにとった防衛機能が今となっては凄く苦痛で生き難いものとなってしまっています。

変身願望は誰でもあると思います。
今の自分と異なる自分になりたい・・・・それはわかります。
でも・・・多重人格は変身ではありません。

内なる自分のコントロールも出来ず、戸惑い・恐れ・苦悩しています。
記憶も行動も全てにおいて曖昧で現実と非現実の区別も付きません。記憶も曖昧・・・不気味です。
感情のコントロールも出来ず、理由のわからない怒りや憎悪・殺意・悲しみ・恐怖が襲ってきます。
時には面白くもないのに笑い転げたり・・・・

それをどうぞ理解してください。


治療が進んできました。

先生にいろんな疑問をぶつけてみました。
先生は一つ一つ、飛鳥がわかるように丁寧に答えてくれました。ありがとうございました。

これは、先生に飛鳥が言われたことです。忘れないためにも、ここに書き留めておきます。




人は必ず生活していく上で、一貫性を保つために仮面をつけているそうです。
この仮面をペルソナと言うみたいで、ペルソナを多く持っている人ほど変身願望が強いそうです。
でも・・・・
日常生活を続けて行くにはコロコロとペルソナを付け替えることは困難なことなのだそうです。
昨日と今日のペルソナが違うと一貫性が無くなり、信用を失う事になる・・・
一貫性を保つために他の人の自分に対する印象のペルソナを常に付けていなくてはいけない。
例えば、いつもニコニコ笑顔で穏やかな印象を持たれている人は、はらわたが煮えくり返るような怒
りを持っても外に出すことができないでぐっと我慢しなければいけない、
そうして一貫性を保とうとするんだそうです。

時々、ニュースなどで「あんなに大人しくって穏やかな人が・・・」なんて人が事件を起こしたり、
切れて傷害事件・・・なんて起こす人は
ペルソナの重圧に耐えられなくなり、内なる
もう一人の自分が暴走してしまった表れだそうです。

だから、多重人格が人の関心を引くものだと
現実社会ではなかなかペルソナを付け替えれない分、いろんな自分をネット界に存在させてみる
もしも、自作自演のなりたがりやさんで自称している人がいれば、
それは自分がつけているペルソナを変えてみたいという表れかも知れないそうです。


確かに、本当に多重で苦しんでいる人が見れば憤りや怒りを感じてしまうでしょう。
でも、その人もその人なりに苦しんでいるのには変わりないと思います。
だから、「あなたは違う」と頭ごなしに否定するのではなく、
もっと広い心を持って受け止めて上げましょう。
とても難しいことかも知れないけど、
逆の立場に立ったときのことも考えて冷静に見なければいけませんよ。
ネット界に自分の病気を公開している以上は、
自分もまた自作自演と思われている可能性を忘れてはダメです。
それが出来ないのなら、厳しい言葉かも知れないけど、
インターネットを利用するのは止めなさい。
ネット上の情報に振り回されることは治療上ではマイナスになるばかりですからね。

あなたは、あなたの症状としてこの病気と闘わなくてはいけません。


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