「少し休憩しない?」

「わっ!!」

頬に当たった、缶の冷たさに、驚いて顔をあげた。

今ので一気に、眠気はどこかに飛んだみたいだ。

「驚かせちゃったね。神威おなか空いてない?」

電話をすると席を離れていた昴流が、パンやお茶を抱えて戻ってきていた。

「ありがと」

「それは、こっちが言いたいよ」



―――数時間前。


俺は、夏休みの課題の為の本を借りて図書館を出たところだった。

駅までくると見慣れた人物を見つけた。

「昴流!」

「ん?神威!こんなところでどうしたの」

昴流は、少し驚いた顔を見せた。

「俺は、図書館に行ってきたとこ。昴流は?」

「これから京都に帰るんだよ。…そうだ!」

「ん!?」

「夏休みに入ったことだし、一緒に行かないか?」

な、何を突然!

とも思ったが、学校は休みだし、何より昴流と一緒にいられるのは嬉しいんだよな。

で、新幹線に乗って、今に至る。


「突然だったし、僕の勝手で無理させてしまったね」

「家にいると、空汰がうるさいから…課題できないしさ。昴流がいてくれたら質問できる。これは俺の勝手だろ?」

「じゃあ、京都に着いたら、みっちり勉強しようか。休みは沢山あることだしね」

「えっ!!」

あ、言わなきゃよかったかも。

「ははっ…冗談だよ」

「……ι」



まだまだ、休みは始まったばかり……




END





私がまつりさんのサイト8000HITを踏んだのと、うちのサイトの14000HITの記念で書いて下さいました。
神威の相手をする昴流君て、良いお兄さん風でまた少し雰囲気が変わりますよねvv
ちょうど私も夏休みに入ったばかりで、こんな季節感溢れる小説を頂けて嬉しさ倍増です♪
まつりさん、有難うございました!!

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