「やる気」発生のメカニズム
「やる気」発生のメカニズムが、
大脳生理学的に丁寧に説明されています。
終章には日常生活でどのように
「やる気」を起こし、
維持するかについても言及されています。
専門分野の話で、難解になりがちですが、
より理解しやすくするために、
途中、途中で話がまとめてあったり、
リスト化されている点も好感が持てます。
自己啓発系のように、
手っ取り早くスーパーマンになれる方法は載っていませんが、
大脳生理学的によりきちんと理解したい方や、
脳に興味のある方には良い本だと思います。
この辺りが、自己啓発系出版社の脳機能本と
ブルーバックス系の違いかと思います。
怒涛の感動
本書を読み終わるまでに、なんども背筋がささくれだつような、鳥肌が全身に立つような感動を覚えた。ここのところ取り組んでいるネットワーク、恋愛、仕事へのやる気、豊かな社会の生む矛盾、座禅、あるくこと、躁鬱、行動などなど、自分の問題が一気に焦点を結んだように感じる。特に作者は座禅、仏教に実は造詣の深い方だと感じた。
好き嫌いのある子供はいい?!
好き嫌いを司る脳の近くには、記憶の脳と言葉の脳があるらしい。 したがって、好きものこそ上手なれ、には科学的根拠がある。 しかし、嫌いなものはどうするのか? これは、蛇嫌いのある心理学者のエピソードがおもしろい。彼は、過去に蛇にかまれたという体験があるわけでもないのに蛇が嫌いだった。そこで、「なぜ」嫌いなのかを追求していくうちに、次第に嫌いという気持は薄らいでいったという。このように「好奇心」こそ「好き」なものの多い人生を生きるために必要なのだと考えさせられる。 また、シンナーと脳内麻薬を化学式で比較したり、「やる気」のフィードバックをコタツの配線とからめて説明したりと、難しいテーマの研究に触れているにも関らず、興味を引かせるのは、この本が二人によって書かれているためだろう。 単に抽象論や体験論に終らない、科学的な「やる気」の究明に非常に納得しました。「やる気」には「目的意識」が不可欠という結論が同じで、真実に近いことがわかり、早速その実践に生かすことを考えてみたいと思います。
講談社
脳と心をあやつる物質―微量物質のはたらきをさぐる (ブルーバックス) 脳内不安物質―不安・恐怖症を起こす脳内物質をさぐる (ブルーバックス) やる気はどこから来るのか―意欲の心理学理論 (心理学ジュニアライブラリ) 脳の健康―頭によいこと、わるいこと (ブルーバックス) セロトニンと神経細胞・脳・薬物
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