伊藤 智仁(YS#21)
私がここまで野球を好きになったきっかけの人。今も昔もそしてこの先も、智さんは私にとって最高のスターであり野球選手です。つーかこの人のルーキー時代の感動を覚えてる人って今の野球ファンにどのくらいいるんだろう。そう思っただけで時間の流れを感じる。当時私は小学生。だけどその私の目にも智さんの凄さは充分わかった。巨人戦で、原などのスタープレーヤーを簡単に三振にとる智さんの姿に本当に感動したし、プロ野球選手ってこんなに華麗にプレーするもんなんだと思った。今までの野球選手のイメージを覆されたね(笑)。もう全てが画になる。フォームも含めてたたずまいがキレイなの。投げてるボールも凄かった。あのときのスライダー以上の変化球を私は見たことないです。松坂?上原?和田?一緒にしないで(笑)。あんなボールきっと智さんにしか投げられない。あの時の感動があるからこそ私は今野球ファンなんだと思う。
マウンドではすごく気性が荒い人だったけど、マウンド以外ではほんと穏やかでサービス精神のある人だった。どの選手よりファンサービスよかったし。私もかなり追っかけたなぁ。もちろん球場以外には行ってないけど、大学生という自由な身分使って神宮通いまくり(笑)。よくストーカー認定されなかったもんだよ(汗)。智さんがいるとこに必ず私がいたって感じだもん。駐車場で出待ちもしたし、誕生日プレゼントも渡したっけなぁ(痛いなぁ自分)。でもね、そんな私にもすごい優しくて、話し掛けてくれたり、「いつも応援ありがとう」ってリストバンドくれたり、私の誕生日に登板した試合でのウィニングボール投げてくれたりしたんよ。智さんの思い出は語っても語り尽くせない。どんなにすごい投手でもすごい打者でもやっぱりこの人の存在は超えられない。
けれど時間は容赦ないんだよね。智さんの代名詞ともいえる「高速スライダー」は肩にものすごい負担をかける。もともと人より肩の稼動域が広いからあのスライダーが投げられるんだけど、その分肩にかかる負担は相当なもの。93年7月に抹消されてから手術を経て97年に復活。2000年まで先発やったりして、しばらくは平穏な日々が続いたけど、2001年4月に再び故障。それ以来一軍のマウンドには立っていません。昨年10月のコスモスリーグでは、進退をかけて登板。まだブルペンに何度かしか入っていないような状態での強行登板でした。そして、無理がたたって9球目で肩を亜脱臼。ネット裏で見てたけど降板したときのショックといったら…。何で智さんばかりがこんな思いしなきゃいけないのって。あー、なんかこれ書いてるとツラいな。智さんだけは冷静に語ることができない。思い入れが強すぎて。ともかく今年もコスモスリーグで登板予定(今は10月9日)。いい結果が残って、そしていつの日か神宮のマウンドで投げる姿が見れること願ってます。