1歳未満の乳児死亡率は2%未満
     国民人口審議会の報告により、現在メキシコでは1歳未満の乳児の死亡率は2%以下、平均寿命は75歳(男性72.4歳、女性77.4%)であることが分かった。

     上記審議会が行った調査によると、1930年代には、5人に1人の1歳未満の乳児が死亡していた。また、寿命は約36歳で、それぞれ男性が35歳、女性が37歳の寿命だった。

     1994年から2003年までの10年間の間に、メキシコ人の寿命は上昇した。具体的には、この10年間の間に2.3歳の上昇、男性と女性の間の寿命格差は5.4歳から4.9歳に減少した。

     20世紀メキシコにおいて最も特筆すべき成果の一つとして、死亡率の顕著な減少があげられる。1930年には人口1000人に対し27.5人が死亡していたのが、1960年には1000人あたり12.6人まで減少した。

     さらに、この30年間で、寿命は21.6歳の上昇を、また乳幼児の死亡率は30年前と比較して約半分の減少を記録した。

     メキシコ人の健康はここ数年の間に顕著な向上を示している。しかしながら、寿命が延びたことにより、老後の新しい生き方など様々な新たな要因をはらんだテーマに直面している。

     同様に、国民人口審議会は、全ての年齢層において死亡率が減少したことも特筆すべき点であると強調した。

     一方、主な死亡原因も根本的な変化を示している。以前は死亡原因として、伝染性や寄生虫などの病気である場合が多かったが、現在では慢性病や変性病が原因で死亡するケースが多くなっている。

     現在メキシコでは主な死亡原因は、心臓、悪性腫瘍、糖尿病、事故、肝臓疾患と深く関係している。それらの病が原因で死亡するケースは全体の死亡原因の約54%を占めている。

     2002年の場合、前年と同様死亡原因として多かった病気の一つとして、心臓の血管に関する病気が挙げられる。この病気で死亡した人は男性の死亡人数100人に対し49人、女性40人を数えた。

     死亡原因のうち、顕著な増加を示しているのは糖尿病で、1994年には死亡原因のうち7.2%だったのが、2002年には11.6%に増加した。糖尿病は伝染病ではないが、死亡原因において高い割合を占めている。

     国民人口審議会は2000年に行われた国立健康調査の結果から、20歳から69歳の人口の10%が糖尿病を病んでいることが明らかになり、この10年の間でかなりの増加を表している。

     また、アルコールの摂取等により引き起こされる肝臓疾患も死亡原因の一つとして増加していることが分かった。

     一方、平均寿命の増加及び死亡率の減少は、社会レベルや居住する地域によって、異なる結果が得られている。

     例えば、2003年の寿命は都市であるメキシコシティーでは76.1歳、ヌエボ・レオン州では75.8%であるのに対し、地方のオアハカ州では73.5歳、チアパス州で73.2歳と比較的低くなっている。

     また乳幼児の死亡率においては、伝染病が原因で死亡したのは都市部のヌエボ・レオン州やメキシコシティーでは4.1%以下であるのに対し、チアパス州では6.3%、オアハカ州では7.9%と高くなっている。





*今日のスペイン語*

    Consejo Nacional de Poblacion (Conapo)  : 国民人口審議会

    sobresaliente  : 優れた

    descenso  : 低下

    transformacion  : 変化

    demografico  : 人口の

    enfatizar  : 強調する、力説する

    defuncion  : 死、死亡

    parasitaria  : (病気が)寄生虫による

    predominar  : 優勢である、優位に立つ

    padecimiento  : 病気、疾患

    cronico  : 慢性の

    degenerativo  : 退化の、変性した

    transmisible  : 伝染性の

    padecer  : 病む、患う

    hepatico  : 肝臓の

    experimentar  : (変化などを)見せる、示す

    homogeneo  : 均質の、同質の、同種の




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