引越ししてからSARSが流行したり、真夏のとんでもない暑さに閉口したりして、すっかり遊びに行っていませんでしたが、そろそろ遊び虫がムズムズとしていました。 まだまだ真夏で暑いのですが、身体が慣れてきたのか35℃位では十分活動できるようになって来ましたので、福州から車で2時間ほど行った島へ砂の彫刻展なるものを見物に出かけてきました。
アパートを朝出発して約2時間、島へ渡るフェリーの乗り場へ到着しました。 対岸に見えているのが平タン島です。島の向こうは台湾海峡です。 フェリーは本当に車を運ぶだけ!という感じの簡単なものです。車の乗り降りも画面の坂を下りていって、フェリーの渡し板に波をジャブジャブ掻き分けながら乗るという簡単なものです。
乗り場の周りには、小麦粉の中に牡蠣、キャベツなんかを刻んで入れて揚げたちょっとした軽食を売っていましたのでフェリー待ちの間に買って食べてみました。 あんまりきれいな店でもありませんが油で揚げたてなのでとりあえずおなかを壊すことはなさそうとの気持ちでしたが、結構おいしかったですよ。 いくらって聞いたら1個1元と、そんなにするわけもありませんが、まだ朝で気持ちも良かったので、そのままの値段で5個購入。 TAXIの運転手さんにもプレゼント。 写真撮ろうとしたら「恥ずかしいからいやだ」とオバちゃんは逃げてしまいました。
車が10数台も載るといっぱいの小さな船ですが、20分ほどで対岸の島に着きます。 結構大きな島なので目的地の砂の彫刻展覧会場へは、まだ30分ほどのかかります。福州市内には、かなり大々的に広告をしているのですがいざ現地の島に着くとどこが会場なのか何にも表示が無いところが、中国らしくて良いですね。 何回か道を聞きながらようやく到着しました。
知り合いのTAXIの運転手さんは、「入場料50元もするらしいが、あっという間に見終わるらしいよ。」と言っていましたが、一応国際展覧会と銘打ってあり、そんなことも無いんじゃないのと… はい人の言うことは聞くものですね。左の写真が50元を払い終わって入場口を入ったところの光景です。 高さ3m−5m程の砂の山が5−6個見えます。 人の姿もあまり多くはありません。 そりゃそうかもしれませんよね、福州からバスで来ると片道3時間半−4時間もかかるんですから、そんなに簡単に人は集まりませんよね。
そうは言っても、近くへ行くと結構なものでした。 どうやって固めたのかわかりませんが、きれいにできています。 夜来るとライトアップしててもっときれいだよと、会場のお兄ちゃんが言っていますが、ここへ夜来るということは、一泊旅行になります。福州でも十分田舎だと思っているのに、さらにわざわざ田舎へライトアップだけを見に来るのも…
では彫刻の写真をどうぞ。
全部載せると、遠路はるばる見に行ってみようかと言う人に申し訳ないので、ちょっとだけです。
でもそんな日本人他に何人いるか数えてみたいですね。 福州在住日本人総数約200人強。 いったい何人がここまで行くか???
かなりじっくりひとつずつ眺めて歩くと、約30分で見終わってしまいました。 ちょっと片道3時間もかけてきた割には…ですが、初めて来た島です。 他の所もウロウロしなくてはいけませんので来年に期待しましょう。
国際展覧会という意味は、外国から砂の彫刻家が来たという意味なのか、外国の景色も彫刻になっているよ、という意味なのかは依然不明ですが、彫刻の中には福州の企業がスポンサーになっているものもありました。 同行した同僚が、「来年は、うちの会社もスポンサーになるか」というので、「それよりも従業員に出勤扱いにしてやるから彫刻一つ作って来い、というほうが面白いんじゃないの。」というと、「そんな事言ったら全員来そうで怖い。」 多分そうなるでしょうね。
さてさて隣に海水浴場があるので見に行って見ましょう。 福建省は山が海岸線まで迫っているので砂浜の海岸というのはあんまり多くはありません。
周りの風景と、途中の町が田舎だったので、ぜんぜん期待していませんでしたが、ちょうど昭和40−50年代の日本の海水浴場みたいな感じです。 引き潮の時間帯のせいもありますが、すごく細かい砂の砂浜が目の前に広がっています。 こりゃ来年は家族連れて遊びに来なくっちゃ!です。 なんてったって人が少ないうえに水がきれいです。 問題は片道3時間でしょうね。
海を離れて山のほうへ入っていくことにしました。 台風が多かったりと風が強いのでしょう。島の古い家は全部石を漆喰でかためた構造になっています。写真ではよくわかりませんが屋根の上にも石がびっしりと並べてあって、風に強くできているのがわかります。上の右の写真はキリスト教会です。 こんなところにもと思うくらい、福建省ではどこへ行ってもキリスト教会があります。やはりかなり昔から外との交流があったのでしょうね。 今は使っているのか?と門の前に座ってバスを待っていたおじいさんに聞きましたが、回答が現地方言であったので、まったく何を言っているのかはわかりませんでした。 現地語での会話は、外国に旅行に言った時のようにまったく理解できません。 若い人たちはそれでも標準語を話してくれますが、ご老人は全く別世界の言語ですので、交流は不可能です。
山のほうへ少し登るとダム湖がありました。いちおう観光地になっていますが、こののどかな光景から想像できるように、我々以外には誰もいません。牛と山羊さんが、出迎えてくれました。 風の音と水音のほかにはこういった動物の鳴き声しかしないというも、ものすごくのんびりして良い物ですね。 ちょっと山道を歩いていた時に、下のほうから、「メエー」と山羊の鳴き声。 同行者が「アルプスのようですね。」 さすがに本人数秒後には撤回していました。
北のほうの田舎の家ばかり見てきた私には、ものすごく新鮮でした。 やっぱり中国って広いんだなぁ、ってあんまりにも月並みな発言ですが、心底そう思うときがあります。
この島の風景と、大陸側の町では建物が全く違います。 わずか船で20分の距離が言葉も文化もみんな変えてしまうんですね。 なんていう話をTAXIの中でしていたら、運転手さんが道端の看板を指差して教えてくれました。 「泥棒をしたら本人が出頭すること。」という意味の看板です。 「この島からは悪いことをするとすぐに台湾に逃げるやつが多いからだろうな。」と。
まだまだ私の常識の及ばないことは、いくらでも出てきそうです。
涼しくなったらもっと周辺の町へ探検に出かけることにします。
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