マッ平らで、坂道の無い北京です。遠くを眺めよう、全体を眺めてみようと思ったら高いところに上って見るしかありませんが、増加する自家用車の大気汚染で、なかなか眺めの良い日はありません。 と思っていたら、このお正月休み(私は休みですが中国は元旦のみ休み)に風の強い快晴の日があったので、寒いのを我慢して、北京で一番高い中央電視台のタワーに登ってきました。
東京の人が東京タワーに上ることが少ないように、北京の人がこのタワーに上ることはほとんど無いようです。 実は、年末に一度トライしたのですが、外地からの観光客でなんと行列が出来ていましたので、わざわざ並んでまで上るようなところではない!と再トライになりました。 とは言っても、実は私、北京滞在通算約7年を越えていますが、ココに上るのは、初めてでした。
このタワーは、北京の西側、西三環状線の傍にあります。高さはてっぺんまで250mほどでしょうか。展望台まで大人50元、というのは決して安い値段ではありませんが、上ってみて(当然エレベータですが)驚きました。 なんと220mほどの高さの展望台は、ガラス張りではなく、テラスのようになっていて、外!なのです。 当日は最高気温が氷点下4℃という寒い日。風も風速10m程はあったでしょうか。とにかく寒い!!特に風が吹いてくる北側は寒くてカメラを取り落としてしまいそうです。
一階降りたところは、安心できるガラス張りの展望台。 無料で双眼鏡なども何箇所かに設置されていて、一緒に連れて行った子供よりも自分が一番楽しんでしまいました。
左側は故宮方面を見たところ、真中あたりの茶色の高層ビルが何も無いあたりが故宮です。双眼鏡で覗いてみると天安門なども見えます。 左側はイワ園方面を見たところ。真中にイワ園の湖や建築物が見えます。 こんなに遠くまで見えるのは結構珍しいと従業員も言っていました。それでも北京市街地方向は、なんだかスモッグがかかっているようにぼんやりしています。
左の写真は、軍事博物館と世紀壇、玉淵タン公園を眺めたところ。公園の池は当然がっちり凍っていますので、スケート場になっています。こうやって見ると、市街地方面は、低層の建物がものすごく減ってしまっているのがよくわかります。10年前には軍事博物館や電報電話局、民航大廈なんてかなり遠くから見えたものですが、今じゃ本当にすぐ傍まで行かないと全然わからなくなっています。
右の上のほうで白い煙を出している煙突は、地域暖房用の熱源供給センターの煙突です。かつては石炭の生焚きというなんとも乱暴な方法を採用していましたが、大気汚染の減少のためにと数年前に、天然ガス採用に変更されました。ガスは遠く西安の方からガスパイプラインを通って運ばれてきています。
右の写真は、石仏寺の周辺です。今は凍ってしまっている運河は、玉淵タン公園から出ている観光船が通ってイワ園まで行くルートです。タワーの上から見ると、この運河がイワ園へ行くために作られたのだなと明らかにわかります。
市街地方面と違って、こっちの方角を眺めると昔ながらの北京が残っているというか、開発されていない、というのがハッキリです。
何時も北京市の東側を中心に生活していると、政府関係施設や軍関係の施設の多い西の方への関心が薄れてきます。東側は朝陽区ビジネスエリア(CBD)などと言って、重点的に高層建築やオフィスビルが誘致されているので、あああああ、といっているうちに古きよき北京が、なくなってしまいました。 こうやって上から眺めてみると、まだまだ西のほうには、北京の歴史が残っていそうです。 今年は足を伸ばして西側を探検してみようかと思っています。