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中世ヨーロッパ入門 (「知」のビジュアル百科)
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 91057 位
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「絵・写真」です
とにかく、視覚から中世ヨーロッパに触れることができます。ただし、それ以上のものは望めません。
中世人の衣服や、農耕道具、司教冠など、たしかに一度見ておく必要のあるものもたくさんあります。しかし、断片的な情報のみでは決して有益な知識とはならないでしょう。
ある程度中世ヨーロッパの知識を持った方が確認のために目を通すというのが、一番適切な本書の利用法かと思います。
窓で知る中世の格差社会
中世の階級社会を代表する農民、商人、職人、領主、僧侶らの暮らしぶりが、一目で分かる内容に好感を持ちました。現代では当たり前の窓ガラスが、当時非常に高価なものだったとは知っていましたが、代用品として、窓枠の格子を布で覆ったり、平らに薄く延ばして磨いた角を並べて使用していた様子を再現した写真からは、黄味がかったプラスチックか、薄いべっ甲のようにも見えて、ステンドグラスとは、また違った趣があり、中世の知恵と技術に感心しました。特に動物の角は、スプーンにも加工されていたりと、意外な使われ方が面白く感じました。写本の金箔を貼る過程や、豪華な聖遺物箱など、美術的にも興味深く、苦しい庶民の生活の中にも、祭りや音楽があり、職人(石工)の技術力に支えられた聖堂建築など、ペストや戦禍といった暗黒の中世のイメージを払拭する豊かな時代を知ることが出来て大変良かったと思います。
あすなろ書房
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