スメタナ:わが祖国



スメタナ:わが祖国
スメタナ:わが祖国

商品カテゴリー:ミュージック,CD,DVD,クラシック,音楽
収録曲:わが祖国*連作交響詩,
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小回りがきく演奏

 やや速めのテンポで淀みなく流していくが、ポイントではスピードを緩めて、強弱を自在に操っていく。遅いテンポの、こってりした演奏ばかり聴かされてきた耳には新鮮だ。「モルダウ」に関しては、あっさり流しすぎという人もいるかもしれない。だが、この曲本来の性格自体がかなり濃い口だと思うので、むしろこれが本道という気がする。
「本場物」とは思えないほどの名演♪

オケはチェコpo、指揮はチェコ人のおじいちゃん(録音当時74歳/なお、正確にはチェコ人の中のモラヴィア人)。
それだけで「本場物」と敬遠しててしまうクラシックファンも多いだろう。
大変勿体無いですよ!!

全く「本場物」の匂いはしない。
そこらへんのヒューマニストが強調する「土俗的で民族的な『我が祖国』」ではない。
少なくとも表面上は洗練されて、非常にスタイリッシュな演奏である。
「土の匂いのする演奏」ではなく、「香り高い演奏」なのである♪

ノイマン時代のチェコpoを相手に、よくぞここまで!と拍手を送りたい。
無論、戦前戦後を通してプラハで指揮者として活躍して来た彼のことだ、冷戦当時東側陣営の「祖国」に対する思いはいろいろとあるだろう(※スメターチェクはショスタコーヴィチと同年生まれ、というと分かり易いか)。
そういう熱い思いは、各人さんが、深い部分で感じ取ってくれれば良い。

スタイリッシュな演奏という特徴が、端的に分かるのが『ヴルタヴァ』(『モルダウ』)の「田舎の婚礼」の箇所。
本場物の演奏、あるいは、それを範とする演奏は、とにもかくにも「田舎」であり「酔ったオジサンの踊り」みたいな強調をするのが常だ。
しかし、スメターチェクはそれをしない。もし何も知らずに聴いたら、「都会の洗練された踊り」と思う人もいるだろう。

まるで「聴き手はこの箇所が「田舎の婚礼」を描いていることを知っているのだから、強調して説明するまでもない」と言っているようだ。
さらには「聴き手は馬鹿ではない」と言っているかのようだ。
ということは、スメターチェクを聴く際は「馬鹿な聴き手であってはならない」のだ。

この演奏を聴く時は、何気なしに聴かないことです!!
スメタナの時代や生き様、「2つの水源/それぞれのかそけき一滴一滴が集まる/最後には奔流の大河となる」ことの意味、等々、を心に入れて聴くべし♪
「チェコのカラヤン」本領発揮!

CDが登場した当時の、デジタル録音初期の名盤!「わが祖国」の録音といえば、クーベリックの違うオケとの数種類の録音、特に最後のチェコフィルとのライヴ盤は感動的です!他にもアンチェルの迫力ある演奏、ターリヒ、ノイマンなどチェコ出身の指揮者に名盤が多いが、私はチェコフィルで、チェコ出身の指揮者のものでは、スメターチェクの演奏が深く感銘を受けました!とにかく全編にわたり整然としていてバランスが良い!激しく感情を爆発させる箇所でも、決してオーバーにならず抑制が利いており、「ボヘミアの森と草原より」のような美しい佇まいを聴かせる曲ではスメターチェクの本領発揮で、絶妙な指揮が聴けます!「モルダウ」の過剰にならない端正な表現は実にお見事!チェコ出身以外の指揮者にも名盤はあると思いますが(マタチッチ、ドラティ等)私は本場物のスメターチェクをお薦めします。彼は録音もかなりあるらしいのですが、日本ではあまり発売されずにチェコ出身指揮者では目立たない存在になっていますが、この演奏を聴くかぎり相当な実力の持ち主と感じました!残念ながら亡くなってしまいましたが、彼の代表的な名盤として価格も安価ですし多くの方に聴いて欲しい名盤です!
ほんま最高としか言いようのない演奏

チェコ音楽命のわてとしましたら、ほんま最高としか言いようのない演奏ですわな。出だしから出し惜しみなく、チェコの旋律そしてヴァイオリンの緻密な合奏、そして共感に満ちた主題の奔出。全篇に亘り力強く、気宇壮大。新旧盤含めて、Ma Vlastの決定盤でしょう
果たして、これより深い感動をもつ演奏があるのかどうか、訊きたいです

あらー、スメターチェク70代半ば、「チェコのカラヤン」と呼ばれたらしいが、ほれは失礼に当たるくらいもの凄い「わが祖国」。レッド・ツェッペリンのジョンポールジョーンズがビートルズの2大天才を名前に包含するなら、この巨匠は、チェコの大作曲家を名前に包含するかのようなお名前やし。

これまで、クーベリック(引退後のチェコフィル、ボストン、亡命前のウィーンフィル)、ノイマン(チェコフィルの上野ライブ)と聴きましたが、有意にこの巨匠たちの上をゆく演奏ですわな。フルトヴェングラーの魔弾の射手序曲の演奏など、ほんまちょろいもんやと思う位、もの凄い盤です。ややゆったりとしたテンポで、スケール感がごつい。ノイマンのライブでの後半の燃え尽き度との好みの比較になりますけども、本盤では、ぐいぐい引っ張ってゆくようなヴィシェフラト、硬い絆と確かな信念に基づく人間性の讃歌のごときタボール、ブラニーク。果たして、これより深い感動をもつ演奏があるのかどうか、訊きたいです



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