Harald Anton Schumacher (通称 Toni)

生年月日1954年3月6日
出身地Duren
ポジションGK

彼はまさに私をブンデスリーガに引き込んだ張本人。1985年頃、私は某サッカーマンガの影響で、サッカーに目覚めた。その時よく見ていたテレビ番組が、『ダイヤモンドサッカー』。番組のレギュラーとして、現・日本サッカー協会会長の岡野俊一郎氏も出演していた。その時代にブンデスリーガで活躍していたのが、あの奥寺康彦選手だ。そして彼と1FCケルンでチームメイトだったのがシューマッハー。唯一のブンデスリギストとして奥寺がその番組でよく取り上げられていて、それにもれなく付いてきたのがトニーだった。
彼のプレイを見ているうちに、子供心にもこの人に止められないシュートなんてないんじゃないかって思っていた。それくらいボールに対する反応も早かったし、瞬発力やら飛び出しのタイミングやら、とにかく他の選手とは違うのだ。そして何と言っても、あの気性の荒さが私のツボにはまった。とにかくアグレッシブで、試合中に敵選手への暴力沙汰なんてのが何度かあったことを記憶している。敵どころか、代表チームでは、味方
GKに怪我をさせたとかなんていうのもあった。
そしてあの1986年ワールドカップ。決勝で彼のミスでアルゼンチンのブルチャガに先取点を取られたけど(とても悔しくてよく覚えている)、彼はあの大会で最高のGKだった。
W杯が終わった後、彼は一冊の本を出版した。ドイツ代表のドーピング問題等を暴露した、あの有名な『Anpfiff』だ。当時私はこれが読みたいがために、ドイツ語を勉強しようと決心したが(英語もできなかったくせに)、始める前にあっさり断念。
サッカー雑誌『ストライカー』に、彼のインタビューと冬の湖畔で白鳥に餌をやる写真が載っていたが、これを見たときかなり切なくなった。そしてドイツサッカー協会追放…。本当に悲しかった。
でも彼は不屈だった。トルコのFenerbahce とかいうチームに移籍(ここでの活躍については全く知らない)、その後、ドイツサッカー協会とも和解した。
そんなわけで、かなり曰くつきの選手だけど、まさに80年代のドイツを代表するGKなのだ。

この写真、ちょっとヤバイかも・・・

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