10月5日(土) ハノーファー96 − ボルシア・ドルトムント


ベルリンを出発するとき空はまだ晴れていたが、ハノーファーに向かう列車の中ですでに雲行きは怪しくなっていた。しかしハノーファーに着いたとき、雨はまだ小降り。全く天気予報なんて気にしていなかった私は、その日すっかり軽装でスタジアムに向かってしまった。それが全ての間違いだった・・・。

AWDアリーナに着いたときはもうどしゃ降りで、試合が始まる前からすでに全身ずぶ濡れ状態。天気予報を気にしなかった自分が恨めしい・・・。その上、私の応援するBVBのメッツェルダーはアキレス腱を痛めて試合には出場しないらしい。なんてこったい。
そんな状況下でもしっかり練習風景を見学し、コラーの反射神経は悪そうだなぁなどと考えつつも、ますます激しくなる雨に辟易していた。

さて、今日の試合、キャプテンを務めるのは病み上がりのリッケン。彼には個人的に頑張って欲しいところ。今日の彼は、水も滴る良い男。(ホントに滴ってるし)
最初のチャンスはそのリッケンから。左サイドからあげたセンタリングはエヴァ二ールソンにドンピシャだったが、シュートは相手DFにブロックされてしまった。いいじゃん、いいじゃん、今日のリッケン。ロジツキーとのコンビも復活かと思わせる息のあった2人のパスなども存分に堪能。リッケンとロジは随時ポジションを交代している様子。しかし、以前某雑誌で、「リッケンの通らないパス」と書かれていたのを読んだが、今日も例に洩れず、ゴール前にあげるパスはカットされることが多かった・・・。それに比べてロジはやっぱり正確なパスを出すなぁと改めて感心。
さて、問題のシーンは前半終了間際だった。ハノーファーのペナルティエリアでコラーが上げたセンタリングは、ハノーファーのディオフの肩に。しかしこれを審判はハンドと判定。これは明らかに間違い。必死に抗議するハノーファーの選手だが、判定は覆らずPK。蹴ったのはフリングス。すごいブーイングの中、彼はきっちりゴールを決めると、一直線にザマー監督の方へ走っていき、抱きついた。この2人の間にはかなりの信頼感とかそういうものがあるのかなぁ。

後半、雨は全くやみそうな気配がない。後半開始直後はハノーファーの積極的な攻撃が続く。そしてまたまた疑惑の判定。今度はハノーファーのチェルンドロが上げたセンタリングが、デデの手に明らかに当たった。しかし審判はそれを故意とはみなさずに、そのままプレイは続行された。これはどっちともつかない難しい判定だと思う。審判の判定は正しかったと言えるのではないだろうか。
まだまだハノーファーファンのブーイングが続くその直後、BVBは、キール、リッケン、エヴァートンとパスをつないで、ゴール前のコラーへ。コラーはただボールをゴールへ蹴るだけで良かった。これで0対2。しかし喜ぶBVBイレブンの横で、ハノーファーの選手達の審判への抗議は続いていた。
2点のビハインドで、ハノーファーはとてもオフェンシブ。ペナルティエリア内で、BVBのDFマドゥー二のファウルがあり、PKのチャンスを得た。ちなみにこのマドゥーニ、まだまだ守備に不安な点が多い。遂にハノーファーに決定的なチャンスが訪れたが、な、なんと、キッカーのシュターナーはPKを外してしまった。後ろで喜ぶロジとコラー。 得点できずにイライラしているのかハノーファーの選手達、ゴール前の混戦からディオフがケールに掴みかかるシーンがあり、レッドカードで一発退場。ケールは蹴られた挙句、両手で首を締められ、かなりお怒りの様子。その直後、今度はシュテフリがリッケンに代わって入ったハインリヒの足に強烈なタックル。これは明らかにハインリヒを止めるために故意にやったプレイ。イエローカードで済んだのは、彼にとって幸運だった。
後半終了間際の87分に、ロジツキーの代わりに入ったアモローゾが、いかにも彼らしいゴールを決めて、終わってみれば0対3でBVBの勝利。

それにしても、試合が終わる数分前から、あまりにすごい雨と寒さのせいで、「早く終わってくれ〜」という心境に陥っていたため、試合を観ることに集中できなくなっていた。だったら最後まで見ずに帰ればいいのにって感じだけど。
試合が終わった瞬間に立ちあがり、一目散に家路へ向かう観衆。しかし私達はここから5時間以上かかるんだよ〜。寒さに震えながら中央駅で電車を待っていると、同じようなBVBファン達がいて、ちょっと一体感を感じてしまった。
今日の教訓:試合を観に行くときは、天気予報を見よう!

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