3月15日(土) ハンブルガーSV − シャルケ04

今回は試合の3日前からハンブルクへ遠征してきました。その辺りの詳しい話は、エッセイでどうぞ。

スタジアムのある駅に着いたのは、試合開始10分前。駅からスタジアムまでは結構な距離なので間に合わないかも…と思っていたら、案の定、間に合わなかった。
スタジアム内へ入るためにチケットを片手に並んでいると、試合がはじまったと思われる歓声が聞えてきた。早く〜、と気ばかり急くものの、長い列はまんじりとして進まず。
やっとのことでスタジアムに入ると、ドイツ人達が「タカハラー!」と話し掛けて(?)くる。うーん、一体どう反応すればいいんだろ?
(私にとっては)スタジアム内は複雑で、自分の席を見つけるまでに結局5分以上かかってしまった。
AOLアリーナは、ヴェストファーレンにも劣らないほどの素晴らしいスタジアム。今回は熱狂的HSVファンの真上のスタンドでの観戦。
隣には、私と同じく1人で観戦していると思われるアジア人の女のコ。やっぱり高原を見に来たのかなぁ。

シャルケは、最近あまり調子の良いとは言えないエベ・サントのワン・トップ。最初に得点のチャンスを掴んだのはシャルケ。しかしベーメの素晴らしいミドルシュートはかなりの威力だったものの、ゴール枠外へ。 次はHSVの反撃。センターサークル付近からのカルドーソのフリーキックは、バーバレスを経由して、ゴール前のロメオへ。高原のライバル・ロメオは、きっちり決めてくれた。さすが!
ところで、私の前には熱狂的シャルケファンのオヤジとその家族と思われる人々が座っていたが、このおっさん、何かにつけて立ち上がり、シャルケの応援だけならまだしも、ことあるごとに、ザンクト・パウリと叫んでいた。点が入ったときの悔しがり方も、尋常ではなかった。
先取点の直後、ウイファルシがイェローをもらったが、私の後ろのおじさんが、自分の息子と思われる子供に、ウイファルシがいかに素晴らしい選手かを説いていた。おじさんの一言一言に、「その通り!」と心の中で同意してしまった。
前半、バーバレスは絶好調! 彼がケガから復活してから、HSVはかなり調子が良いのだ。やっぱり彼がいなくちゃね。
それにしても、シャルケファンの応援席から、「Steht auf, wenn ihr Schalkerseite!(シャルケファンなら立ち上がれ!)」という歌が聞こえてくると、一応HSVサイドとはいえ、結構な数の人達が立ち上がる。やっぱりシャルケファンはドイツ全土におり、バイエルンなみに人気があるという証明だった。
結局前半は、1対0とHSVのリードで終了。

ハーフタイムになったので隣の女のコに話し掛けてみると、やっぱり日本人だった。卒業旅行で1人でドイツをまわっているそうで、この試合はどうしても見たかったとか。高原が試合に出るといいんだけど…。

さて後半は、HSVのチャンスからはじまる。再びカルドーソのフリーキックがゴール前へ。シャルケのマテジャンが弾いたボールがロメオの元へ。しかしこのシュートはローストが弾かれてしまった。味方のミスに怒るロースト。更に今度はゴール前で全くフリーのマダビキアにボールが渡ったが、彼のシュートもローストに防がれた。シャルケのDF陣にやや不安が見える。 ハンドかどうかの判定でもめた後、シャルケのコーナーキック。ピーケンハーケンの弾いたボールが運悪くホーグダーレムの元へ。グラウンダーのシュートは、HSVのゴール右隅に決まった。これで1対1の同点。

そしていよいよ出てきました、高原! カルドーソに代わったところが納得いかないが、それでも大歓声で迎えられた。周りのHSVファンの人達のみならず、私の前のシャルケファンのおっさんまで私達の方を見て、「タカハラー!」と叫んでくれる。これで活躍してくれなかったら、彼だけでなく、私達も肩身が狭い。
シャルケのポールセンがウイファルシへのファールで(王子に何てことを!)2枚目のイェローをもらい退場になり、それに引き続き、マテジャンもエルボーでレッドカード、一発退場。11対9になり、HSVにはかなり有利な展開に。

さてさて、高原だが、交代直後こそボールが足につかないようなプレイをしていたが、次第に積極的なプレイを見せはじめる(張り切りすぎて、イェローをもらったけど…)。
ゴール前の混戦でボールを奪ったバーバレスが(結局、彼なのよ〜)、至近距離からセンタリングを上げる。そのボールが見事に高原に合って、ヘッドでゴールへ押しこんだ。すかさずユニフォームを脱いで、喜びいさんで走りまわる高原。ロメオのゴール以上に喜ぶHSVファンを見て、私もかなり嬉しくなった。私の心配が杞憂に終わって、本当に良かったよぉ〜〜〜。試合展開的に見て、かなり重要なゴールだし、やったね、高原! そしてやっぱりすごいぞバーバレス。

そして最後は後半90分。シャルケのキーパー・ローストは、最後の賭けのセットプレイでHSVゴール前にいたが、そのフリーキックのボールをウイファルシが弾き、高原の元へ。高原がすかさず前を走っていたロメオにパスし、DF1人をかわしたロメオは、ゴールへ向かってボールを蹴るだけで良かった。コロコロと転がったボールは、ローストが戻るより先にゴールへ。もうHSVファンは大喜び! この試合、決める人達が決めてくれたという感じだった。

試合は結局そのまま終了。3対1での見事なHSVの勝利だった。シャルケにはちょっと気の毒な試合展開&審判の判定だったが(あきらかにハンドだったのに、PKをもらえなかったりと)、ケガ人も戻ってきて、ベストメンバーで波に乗っているHSVは、シーズン前半とは別のチームのようだった。

そしてやはり日本人がプレイしていることもあって、ドイツ人が日本人にとても厚意的でした。これは嬉しいことだけど、恥ずかしくてスタジアムに行けないっていうことにならないように、高原には本当に頑張って欲しいものです。こんなに多くの日本人をスタジアムで見かけたのは初めてだし、これをきっかけにブンデスリーガが再び日本で盛り上がるといいなぁと個人的に思っています。

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